2017年7月15日(土)開催「オープンキャンパス」レポート(2)【本郷キャンパス:学生記者】
大学2017.08.10
○人間学部:学び発見ガイド
S館7階で開講された「学び発見ガイド」は、今年度と来年度から制度が変わるコミュニケーション社会学科と人間福祉学科の説明会です。どこがどのように変更されたのかを私も高校生の皆さんと学びました。そこで学んだことを簡単に紹介させていただきます。
【コミュニケーション社会学科】
コミュニケーション社会学科は2017年度から2キャンパス制にリニューアルされました。1.2年生は埼玉県のふじみ野キャンパスで、3.4年生は東京の本郷キャンパスで学びます。
この学科では社会と協力、コラボレーションしながら学んでいく「まちラボ」を掲げ、社会で活躍できるコミュニティ人材に成長できる環境になっています。
【人間福祉学科】
人間福祉学科は2018年度から2つのコースが開設されます。「ソーシャルワークコース」と「福祉マネジメントコース」です。こちらの学部も、コースによって学ぶキャンパスが異なります。
①では、対人援助の専門家育成に力を注いでいます。社会福祉施設や病院、社会福祉協議会などで活躍するための学びを行います。
一方、②では今社会で求められている介護、健康、スポーツ領域などの学びと、経営学の両方を学び、一般企業で活躍することを目指します。
〈写真(上・下とも):学び発見ガイドで説明してくださる先生の様子〉
また、人間学部は2015年度から、ロンドン芸術大学との連携プログラムがスタートするなど、より学生が充実した学びができる環境が整っています。
外国語学部の学生である私にとって、この「学び発見ガイド」は新しい発見や知識の連続でした。また、話を聞いている高校生の皆さんの真剣な表情から、どれほど真剣に将来を考えているのかをうかがうことができました。参加者にとって有意義な時間だったと思います。
○保健医療技術学部:看護体験コーナー
S館9階にて開かれた「看護体験ツアー」は大盛況でした。体験を希望する高校生や保護者の皆さんを、笑顔で迎え入れる看護学科学生の皆さんがとても印象に残っています。このS館9階と10階は、普段は看護学科の学生のみが使用しています。初めて足を踏み入れた私はとても緊張し、胸がドキドキしていました。はじめて本学に訪れる高校生の皆さんも、私と同じ気持ちだったのではないでしょうか。そんな気持ちを抱える私たちにとって、素敵な笑顔で迎え入れてくれる看護学科の皆さんは、気持ちを落ち着けてくれる存在でした。最初は緊張していたものの、帰る際には「楽しかった」と言っている高校生の皆さんを見て、これから進路を決定していくうえで、この体験は貴重なものになったのではないかと感じました。
○保健医療技術学部:臨床実習体験ツアー
臨床実習体験ツアーとは、臨床検査学科の学生が使用する東館のキャンパスを、実習体験しながら案内してもらう「東館のキャンパスツアー」のようなものです。このプログラムは、1時間ごとに4回行われます。私もそのうちの1回に参加してきました!
〈写真:東館入り口〉
まずは、1階の学生ラウンジにて、4年間の学びの説明が行われました。5分ほど説明を受けた後は、いよいよ待ちに待った実習体験です!15分ごと4つの項目を体験できます。
【エコー体験】
エコー体験では、実際に臨床検査技師がやっていることを実践し、高校生の代表者1名に体験してもらうというものでした。エコーには超音波の出方が3種類あるそうです。なぜこの臓器を見るときにはこの超音波を使用するのかを、フルーツゼリーを使いながらわかりやすく説明している姿に感銘を受けました。また学生が書いたレポートも展示してあり、それを読んでいる高校生の皆さんはとても真剣な表情でした。
〈写真(上・下とも):説明する学生と、真剣に話を聞く高校生と保護者の様子〉
【血液型検査】
このブースでは、手袋をつけて全員が実習を行いました。紙の上で液体と血液をまぜ、その血液が何型かを推測するというものです。ただ実習するだけではなく、なぜこの模様だとこの血液型になるのかを丁寧に説明していました。また採血の練習で使用する道具を実際に触ることもでき、高校生の皆さんは大学生になって実習する自分がより具体的に想像できたのではないかと思います。
〈写真(上):説明してくれた学生 (下):実習で使用した試験紙〉
【顕微鏡】
この教室には顕微鏡が8台ほど用意してありました。その中をのぞいて説明を受けている高校生の皆さんの真剣な横顔が印象的でした。また本学にある顕微鏡は、1台ずつ使用する人物が決まっているため、必ず1人1台使用することができます。そのため余裕をもって集中して研究することができる環境がある点も大変魅力的だと感じました。
〈写真(上・下):使用した顕微鏡とそれを覗く高校生〉
【微生物】
細菌は、網やコーヒーフィルターを通るのか?といったようなクイズからこのブースの説明は始まりました。担当学生は、臨床検査学科でなぜ微生物について学ぶ必要があるのかを丁寧に説明していました。真面目な話をしつつも、冗談を交えて話すことで、高校生だけではなく保護者の皆さんも楽しんでいた様子でした。
〈写真(上):説明中の様子 (下):微生物が入った容器〉
実際に私も参加してみて、笑い声にあふれたキャンパスツアーだったと感じました。それと同時に、高校生のみならず親御さんにも配慮されている姿に感動しました。丁寧な対応をしてくれる学生がいるからこそ、高校生は将来の自分がより具体的に想像でき、自分の進路を決定できるのではないかと感じた臨床実習体験ツアーでした。
オープンキャンパスの取材を通して、高校生の皆さんの生き生きとした表情やスタッフの丁寧な対応を間近で感じることができました。その姿をみると、暑い中の開催でしたが来場者の方々に満足いただける良いオープンキャンパスになっていたのではないかと思います!取材に協力してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
次回のオープンキャンパスは8月19日(土曜日)に開催されます。
今回取材したオープンキャンパス同様、様々なプログラムが用意されていますので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください!
取材・記事執筆◆経営学部2年 学生記者 中村壮雅
外国語学部4年 学生記者 池田真子