2018年10月17日(水)若年層対象自殺対策事業「メンタルヘルス普及啓発用チラシの配布」を取材ました!【ふじみ野キャンパス:学生記者】
10月17日水曜日、文京学院大学ふじみ野キャンパスにてメンタルヘルス普及啓発用チラシの配布が行われました。この活動は、埼玉県立精神保健福祉センターが実施している事業の一環で、学生に対してメンタルヘルスについて関心を向ける機会を設け、理解を深めることを目的としたものです。今回は、大学内での実施ということで、文京学院大学の教員であり、精神科の作業療法を専門としている柴田貴美子先生と柴田先生のゼミ生が主体となって、大学内の学生にチラシの配布を行いました。またゼミ生のほかに、ボランティアの学生も参加していました。
今回配布されたチラシは、*埼玉県立精神保健福祉センターと子ども精神障がいや心の不調、発達障がいをかかえた親とその子どもの支援を行っている、*“NPO法人ぷるすあるは”が共同制作したもので、メンタルヘルスについて、日常生活の行動を視点とし心の健康保持にどのように役立っているのか伝えるものです。
チラシ配布はお昼の時間帯に行われ、学生の利用が多いアトリウム、食堂、オプスを中心で配られました。特に食堂は広いうえに学生が集中するため、食堂のトレーにチラシを置く学生と直接配りに行く学生に分かれていました。
・埼玉県立精神保健福祉センター
https://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/b0606/
・NPO法人ぷるすあるは
▲チラシ配布の様子(食堂)
ゼミ生やボランティアの学生が積極的に行動していたため、多くの学生にチラシが配られていました。なかには、チラシに興味を持ったり、立ち止って話を聴いたりする学生の姿も多く見られました。
▲配布の様子 (アトリウム・ミューズ)
気がつけば周りにいる学生のほぼ全てが、メンタルヘルス普及啓発用チラシを持っており、お昼御飯を食べながら目を通していました。十分チラシを配り終えたということで、今回の活動は無事終了しました。柴田先生とゼミ生、そしてボランティアの学生のみなさん、お疲れさまでした。
【学生記者より】
今回の活動はお昼の時間帯という短い時間でありましたが、食堂、アトリウムなどにいるほとんどの学生がチラシを持っており、配布学生の行動力と瞬発さに驚かされました。多くの学生にチラシが渡ったのは、学生が学生に配るという、立場が近い者同士の交流であったため、親しみやすさや、話しやすさが生まれ、チラシの説明について、関心が持ちやすかったのだと思いました。特に学生の場合、普段から学生同士での交流が多いため、今回学生が主体となって活動した効果はとても大きいものであったと思いました。
チラシの内容も心の健康保持に関して、普段行うことの多い行動をもとにつくられていたため、分かりやすく、興味を持ちやすい内容であったと思いました。私も見慣れない言葉など聴いた際に、自身のしていることや、聴いたことのある言葉が関わっていると、関心を持つことが多いため、今回配られたチラシは、とても面白いと思いました。
こうした活動は、チラシを渡して受け取るのみの内容ですが、普段関わることのない学生との関わりが生まれることは、活動をする側と、それを見ている側の双方にとって、貴重な経験となりうるのではないかと思いました。
◆取材・記事執筆 作業療法学科3年 小口 裕士