2019年9月25日 (水) 国際福祉機器展を取材しました!【ふじみ野キャンパス:学生記者】
9月25日国際福祉機器展の見学に行ってきました。
介護業界の展示会では国内最大級の規模を誇る国際的な福祉機器の展示会です。 1974年(昭和49年)に初めて開催されました。アジア最大級の福祉機器展で 毎年、秋頃、開催されています。入場は公式ウェブサイトで事前登録が必要ですが当日会場でも可能で、料金は無料です。
会場はビックサイトで部門ごとに班に分かれて見学しました。その中で体験したものや発見したものを紹介します。
□リフト・移乗機器
最初にマッスルスーツを体験しました。これは福祉現場での入浴介助などから畑仕事、重たい物の運搬作業、辛い姿勢での作業など幅広い分野に利用されています。リュック形式になっており装着は簡単です。肩の紐と大腿のパットを調節するだけです。筋肉の代わりをしたゴムが入っており、体験した最新のものは25.5kgの力を助けてくれます。実際に20kgのオモリを持つ体験してみると、コツをつかむとすごく腰に楽で、軽々持ち上げられました。
この製品は、簡単に使用できるのでこれから利用が広まっていく製品だと思いました。介護現場でも普及されていくと思いました。
▲マッスルスーツ体験の様子
次は、座ったままの姿勢で上下移動ができる電動昇降座椅子を体験しました。これは、自宅でコタツやローテーブルなどの床に座った時にそこからの立ち上がりや座り込みなどの動作を電動で行うものです。その人の生活に合った福祉機器は、とても需要があるものだと思いました。また、立ち上がりもスムーズに行えるので、腰などに疾患のある人にも適していると思いました。
▲電動昇降座椅子体験の様子
□住宅改修
健常者でも障がいのある方でも同じように暮らしやすい工夫が施されていました。
この床は車椅子など何かがあって傷が付きにくいように作られています。窓は開けるための取手を摘むだけで鍵が開いて、窓を閉めたら鍵が閉まるようになっていますそのため鍵の閉め忘れなどを防ぎ、つまむ動作がないためいろんな人に適用出来ると思いました。
▲床・窓・壁について説明を受ける様子
浴槽は手すりが動くためその人の障がいや、身長に合わせることが出来て浴槽に入りやすい工夫がされています。また左にあるピンクの台と浴槽はスライドして位置を変えることが出来るため、手のつく位置など人によって合わせることができます。その為不自由ある人だけでなく高齢者にも適用出来てとてもいいと思いました。
▲浴槽と浴槽にはいる体験の様子
右の写真のようなタイプでは座位姿勢をとらないといけない方でも座位のまま椅子が動くため、負担がかからず簡単に浴槽に入ることが出来ます。スピードもゆっくりで早くない為体験した際恐怖心を感じることはなかったです。また、足元にバンドがあって固定してくれるとため安定感もありとてもいいと思いました。
見学に行った後、授業で班ごとにパンフレットなどを切り取り自分たちのパンフレットを作りました。これを各班発表し、自分の担当以外の分野を学ぶことができました。
国際福祉機器展に行って、まだ見たことない、自分でも考えたことの無いものがたくさんあり、勉強で行っていましたがとてもワクワクしました。また、実際に会場で体験することで身をもって補助になるとか辛くないなど、いい経験が出来ました。実際に車椅子や杖をついている人なども多くいらっしゃっていて、経験をした方は感動して笑顔になっている姿もみて、余計にこのようなイベントの重要性や今後私たちも役に立つように、もっと勉強をしていかないといけないのだと改めて実感しました。とても良い経験ができて行けて良かったと思いました。
学生記者 理学療法学科 3年 櫻木 優
理学療法学科 3年 緑川 茉祐