ソングリーディングチーム「LEOPARDS」を取材しました!(ふじみ野キャンパス学生記者)
“コロナ渦で奮闘する、ふじみ野の応援隊長”に密着取材しました。
皆さんお久しぶりです。
今回はソングリーディングチーム「LEOPARDS」がALL JAPAN CHEER DANCE CHAMPIONSHIP 2020に出場するということで、その姿に密着しました。
□LEOPARDSとは?□
(2019.3.26. USA Nationals出場時)
「LEOPARDS」とは文京学院大学ふじみ野キャンパスを拠点に活動するチアリーディング部です。
少人数でアットホームな雰囲気が漂う彼女たちですが、2019年には「ALL JAPAN CHEER DANCE CHAMPIONSHIP」の決勝大会や、上位チームには世界大会出場の権利が与えられる「USA Nationals」にも出場しています。気持ちの共有と豊かな表情をモットーに掲げ、チアリーディング未経験部員が多いながらも、それを感じさせない迫力のパフォーマンスが魅力的なチームです。
□ALL JAPAN CHEER DANCE CHAMPIONSHIP□
今回LEOPARDSが出場するのは、一般社団法人日本チアダンス協会が開催する「ALL JAPAN CHEER DANCE CHAMPIONSHIP」、通称“JCDA“と呼ばれる大会です。中学生から一般の方まで参加できる大規模な大会であり、予選大会で審査を通過したチームが武蔵野の森総合スポーツプラザのステージに立つことができます。LEOPARDSは2019年の決勝大会に進出し、Pom部門大学生Small編成において3位入賞を果たしています。
□奮闘□
「今年はもう一段上の表彰台へ……」。
昨年の経験を携え、新チームを作りたいLEOPARDSの前に、新型コロナウイルス感染拡大という未曾有の事態が立ちはだかります。普段の練習ができなくなってしまったLEOPARDSですが、リモートでの練習に踏み切ります。しかし,慣れないオンライン講義や課題、難しいモチベーションの維持……新型コロナウイルスがもたらした日常は彼女たちには“逆風“でした。
ソーシャルディスタンスが私達の生活基盤になった頃、11月2日に大会が開催されることが決まりました。コロナ渦の影響で、生の演技審査からビデオ審査へと変更になり、LEOPARDSにとっては得意の表情が伝わりにくい選考となってしまいました。
しかし、それでもLEOPARDSは怯むことはありませんでした。
大学職員のサポートもあり大会の1週間前から、ようやく対面での練習を再開させることができたのです。コロナ渦の影響で外部コーチからの指導を受けることはできませんでしたが、4年生の槫林さんを中心に限られた時間で何度も演技を撮影し、何度もディスカッションを重ねました。
大会を目前に槫林さんはこう語ってくれました。
「メンバーも集まれず、場所もない、大会までの時間も少ない。そのなかで今の自分達がどれだけできるのかを試したい。次の一歩にしたい」
できる中で、最大限を目指したい。そんな気持ちが伝わってきました。
□当日□
迎えた大会当日。
彼女たちは黒と橙のユニフォームに身を包み、まるで別人の様でした。見慣れた体育館が大きなステージに感じるほどの空気感。撮影スタッフ、かけつけてくれた友人たちからも緊張が伝わってきます。ルーティーンの円陣を組み、ついに音楽のスタートで空気は変わりました。パフォーマンスをしている彼女達の目には一点の曇りもなく、その表情からは既に新型コロナウイルスの影は消えているようでした。2分間のステージはあっという間に拍手の歓声に変わりました 。
□最後に□
2週間後の結果発表日。
LEOPARDSは予選大会を通過することはできませんでした。
2020年に黒と橙のユニフォームを見ることは最後になりました。
しかし、彼女たちのこれまでの奮闘はまさに「チアリーディング」でした。次はどんな一歩になるのでしょうか。
これからもふじみ野キャンパスの応援隊長に目が離せません。
取材:人間学部心理学科 徳永隼士