インフォグラフィックスを活用した社会貢献
インフォグラフィックを活用した社会貢献活動
本学は、経営学部の教育テーマの一つ「ビジュアルシンキング」の手法のひとつである「インフォグラフィック」を用いて、社会的課題の解消に取り組むプロジェクトを展開しています。
2016年3月発表
本マニュアルは、地震の経験や知識がない外国人でも地震発生時に適切な対応ができるように「初動」に内容を絞り、また内容が瞬時に理解できるように、「インフォグラフィック」を用いて作成しました。
英語版と中国語版を制作し、多くの外国人が手にできるように自治体・団体、公共施設などで配布設置しています。また、WEBでは配布を実施しない日本語版も用意しました。実際の配布マニュアルは横型ですがWEBで見えやすいように縦型を掲載しています。
- 東京消防庁主催 「第13回 地域の防火防災功労賞」「優良賞」受賞
- 公益財団法人 日本デザイン振興会主催 「2017年度グッドデザイン賞」受賞
- PR Daily主催 「2016年度ソーシャルインパクトデザイン部門 特別賞」受賞
<英語版>
<中国語版>
2016年10月発表
「自立と共生」を建学精神に掲げる本学は、障害のある人が共に、豊かに生きることができる社会を目指し、障害のある人への合理的配慮を推進する企業向け職場用実践リーフレット「WiTH 共に、豊かに生きていく」を制作しました。
障害者雇用を専門とする本学人間学部の教員が総合監修にあたり、また、厚生労働省協力のもと制作しました。
障害のある人と共に豊かに生きることのできる日本社会に向けて、多くの企業で活用いただきたいと思います。
<裏面>
9つの障害類型が一目でわかるよう表現デザインし、かつ、9つの障害類型にみられる共通事例を帯・吹き出しで表しています。
障害のある人も、そうでない人も、共に生きる社会の姿をイメージし、表面円上に使用した9色で構成された「WiTH」のロゴマークをデザインしています。
<表面>
「知的障害のある人」「高次脳機能障害のある人」「精神障害のある人」「内部障害のある人」「難病に起因する障害のある人」「視覚障害のある人」「肢体不自由のある人」「聴覚・言語障害のある人」「発達障害のある人」の9つの障害特性がまとめられています。
2017年11月発表
本学は、産前産後におけるママへのメンタルサポートの重要性を考慮し、「誰にでもおこりうる『産後うつ』を予防するために」をテーマに、「ママから笑顔がきえるとき」と題したリーフレットと動画を作成いたしました。
本リーフレットは一目でわかるインフォグラフィックという手法を使い、妊娠中のママとその家族を対象とし、「産後うつ」に関する基礎知識、産前産後の生活変化、母性神話(思い込み)、パパやパートナーが協力すべきことや、妊娠中に調べておくと良いこと、産後のママの気持ちの変化と対処方法、パパの産後うつなどをわかりやすく説明しています。
2019年9月発表
本学保健医療技術学部作業療法学科では、2025年には日本国内で、65歳以上の患者数が700万人に上るといわれている「認知症」に着目し、これからの認知症との向き合い方として認知症になっても「その人らしさ」を保つための認知症リハビリを啓発するリーフレット「私がわたしのままで過ごすために」を発表しました。
今回のリーフレットはA3サイズで両面を使い、認知症になった際の当事者と、その家族の方々の気持ちを順を追って解説し、”作業療法士”が家族の気持ちに寄り添ったケア、当事者へのリハビリが出来ることを説いています。
また、その人らしさを引き出すための「自分史」を書き留めておくスペースを設け、認知症になる前に自分や家族のことを振り返ることの大切さも啓発しています。