第一弾「新・文明の旅」現地リポート
学生報告⑨
保健医療の観点から感じたこと
私は、アンカラ大学のイペキ・オズテウルさんの家に、3日間ホームステイさせて頂きました。その間彼女は、たくさんの素敵な場所を案内してくれました。とても親切にしていただき、本当に感謝しています。
私は現在、保健医療技術学部の臨床検査学科に属しており、将来は臨床検査技師として、また国際人として現場で活躍するという夢をもっています。そのため「新・文明の旅」の授業では、1年間、トルコ・ブルガリア・ルーマニアそして日本の医療事情に目を向けてきました。私はこの旅の17日間で、自らおこなう予定の「個人プレゼンテーション」における大きなテーマであるAIDSについて、何らかアクションを起こしたいと考えてきました。そしてそのことをイペキさんに話してみると、彼女は快くトルコのAIDS事情について教えてくれました。私はそのことを何か形に残したいと思い、彼女とともにAIDSに関するポスターを一緒に作成することにしました。
始めのうちは、ポスターに感染経路の説明を書く予定でしたが、印象に残るものにしたいと強く思うようになり、実際には「私はAIDSです。私を抱きしめて下さい。HIVウイルスは、ハグ・キス・おふろ・歯ブラシ・トイレではうつりません」と日本語、英語、そしてトルコ語で書くことにしました。十分な時間が取れなかったので、ポスターの絵は、私が日本に帰ってから書くということにしました。ポスターが完成したら、メールで彼女に写真を送ると約束しました。
今回トルコで作成したポスターは、本学構内に掲示したいと考えています。今後はブルガリアやルーマニア両国においても、同様のポスター作成を試みていきたいと考えております。
報告者:五来 美里(保健医療技術学部臨床検査学科)