第一弾「新・文明の旅」現地リポート
学生報告⑱
3月12日(プログラム13日目)
ルーマニア滞在4日目は、クーザ大学の学生との交流が行われました。午前中はアレクサンドル・イオン・クーザ大学のキャンパスツアーに参加しました。
ヤシ大学は約4万人の学生が通う大きな大学です。そのため、私たちが滞在しているヤシ市内には、多くのキャンパスがあります。全てのキャンパスを見ることは適いませんでしたが、FEBAという経営学部のキャンパスや、クーザ大学の卒業生との交流を支援する施設、実際の講義風景などを見学しました。どの学生も真剣に授業に取り組み、キャンパスを見学している私たちを快く迎えてくださいました。自分の将来の夢に向かって努力すること、そこに国による違いはありません。同じ大学生として刺激を受け、自分ももっと頑張ろうと励みになりました。
午後は、文京学院大学とクーザ大学の学生の個人プレゼンテーションと、交流プログラムを行いました。個人プレゼンテーションでは、自分の学部学科の紹介や、所属しているプロジェクト、研究していることなどを発表しました。テーマや構成の仕方などは様々でしたが、どの発表も素晴らしいものでした。
交流プログラムでは、私たち文京学院生が予め考えていた企画を行いました。“日本文化の紹介”をテーマに、伝統的な遊び、アニメ・漫画、漢字の3つのブースを作り、それぞれをクーザ大学の学生に体験してもらいました。この交流プログラムはクーザ大学の学生に楽しんでもらえるように何回も話し合い、プランを立てては練り直し、万全な準備をしてきました。プログラムを行うまでは、本当にクーザ大学の学生が楽しんで企画に参加してもらえるか不安な気持ちもありましたが、実際に行ってみると交流プログラムに積極的に参加し、楽しんでくれている様子でほっとしました。
プログラムを通してクーザ大学の学生と多くの交流をすることが出来ました。クーザ大学には今まで行ったトルコ、ブルガリアの大学ように日本語学科はありません。しかし、日本に興味・関心をもっている学生は多くいました。日本とルーマニアの間には距離はありますが、お互いに興味・関心を持ち交流を深めていくことで、今まで以上に距離が縮まり、関係を深めていくことができると思います。今回の旅で経験したこと学んだことを、日本に帰ってから多くの人に知ってもらえるよう発信する、それが私たちにできる両国の関係を深めていくためにできる最初のアプローチです。
私たちの旅も終わりに近づいてきました。旅の疲れもありますが、健康面、体調面に気を付け、最後まで多くのことを吸収し、成長し続けていきたいと思います。
報告者:田中 琴絵(人間学部児童発達学科)