第一弾「新・文明の旅」現地リポート

第一弾「新・文明の旅」現地リポート

「新・文明の旅」ボランティアチームに参加して③ <参加学生対談>

対談メンバー:人間学部 中山ゼミ生 山田康平 漆戸香澄 吉池和代

 

①    どのような経緯で今回の被災地ボランティアチームに参加したのか?

 

(山田)私は、大学4年生の5月に初めて被災地に行き、ボランティア活動をしました。その後、就職活動などが重なり、なかなか被災地へ行くタイミングが掴めずにいました。   そこで今回、皆と一緒に、少しでも復興へ向けて活動ができればという思いで向かいました。

(漆戸)被災地ボランティア経験を活かせる、役に立てる、そして、今までのボランティア経験を踏まえて、震災支援に対する意見を海外に発信できると思ったため参加しました。

(吉池)私は、震災直後から「なにかできることはないか?」と漠然と思っていましたので、この機会に参加しました。宮城県と、福島県にボランティアへ行きましたが、私が行く前の思いと、被災地に行っての現状や、考えの違いに「ボランティアってなんでやるのだろう」とボランティアについてたくさん考え抵抗感ができ、気づいたらボランティアから足をひいていました。今回のボランティアチームの話を中山先生から聞き、1年経った今、もう1度ボランティアと向き合ってみようと思い、参加しました。

 

②    今回のチームに参加するにあたってどのような思いを持っていたか?

 

(山田)実際の活動内容は主に雪かきなどの活動でした。そして、今回のチームでは日本の現状やボランティア内容を海外へ発信するという役割があり、トルコとブルガリアの大学へスカイプを通じて報告をしたいと思いました。

(漆戸)自分に何ができるのか模索しながら参加しました。

(吉池)1年経って自分は、どういう思いを感じて何ができるのかを曖昧でした。

 

③    今回の活動内容について

 

(山田)トルコやブルガリアの大学生は日本の震災について、様々な想いを抱いていることを知り、とても嬉しく、頼もしく思いました。

(漆戸)ボランティア活動についてスカイプをとおして自分の意見を発信できたことは大変有意義だったと思います。

(吉池)被災地について、「日本は忘れてはいけない」と思いました。

 

④ 今回の活動に参加した感想

 

(山田)今回の活動後、渡しは大学を卒業しましたが、改めて、今後もボランティアに参加していこうと強く思いました。そして、1人でも多くの人へ自分の体験などを伝え、人の輪を繋げていきたいと思いました。

(漆戸)遠野まごころボランティアセンターにて長期ボランティアをしている人たちから多くの刺激をうけました。必要なのは継続的な支援だと学んだ。これからも自分にできることを探して東北を応援していきたいと思っています。

(吉池)震災は、大切な家、人、思い出の場所を消し1人の日本人としてこの震災は忘れてはならないと改めて思いました。ボランティアで出会ってきたボランティアの方々は、みんなが同じ気持ちで、同じ目標を持っているわけではありません。しかし、出会ったことに刺激、感動、私たちが忘れてはならないことを学びました。日本の事を知ろうとして下さったトルコ、ブルガリアの方々に深く感謝の気持ちを伝えたいです。また、私たちも世界へ日本を発信出来たことを、とてもいい機会だったと思います。人との繋がり、出会いの意味をここで学びました。今後も、この体験をいろんな人に話したり、繋がりたいと思いました。 

以上