第二弾「新・文明の旅」現地リポート
20150309 日本精工株式会社キェルチェ工場訪問~リトアニア移動
今日は日本精工株式会社様のキェルチェ工場(以下NSK様)を訪れました。2時間半という短い時間ではありましたが、とても興味深い時間でした。私の祖父は会社を経営していて、その影響で私は経営学部という進路に進みました。以前から祖父の会社の工場を見学したり、実際に手伝ったりした経験があるので、NSK様を見学することはとても楽しみでした。事前に学習してきたことと照らし合わせながら、製造工程を見せてもらいました。NSK様の方々のご説明や、質疑応答でのご対応はとても丁寧で、本当に分かりやすかったです。ポーランドで活躍している日本の企業を見学させていただくという貴重な機会は、経営学を学ぶ私にとってとても良い経験になりました。グローバル化が進む現代の社会のお手本と呼べる企業を生で見ることができ、とても勉強になりました。
また、ポーランドからリトアニアへ飛び立つ飛行機の中で私は考えました。ポーランドに来る前と来た後では、私は何が変わったのだろうかと・・・。私はこのポーランドにきて新しい多くのことを発見し経験しました。そうした経験の中で変わったのは英語への考え方です。私は今までそれなりに英語は勉強してきたつもりでした。大学受験でも経験しました。しかしポーランドに来て、私は自分の英語の出来なさにショックを受けました。中学校で習うような簡単な単語すら聞き取れませんでした。また、英語が話せないがために、伝えたい思いの全てを伝えることができませんでした。どんなに頭で思っていても、言葉にすることができませんでした。ポーランドの人が積極的に話しかけてくれるのに、私は理解することも、話すこともできず、本当に悔しかったです。情けないと思いました。これでは、いったい今まで何のために勉強してきたのか分からないと思いました。しかしここで自分の弱さと向き合えたことはラッキーだったと思います。この悔しさはコミュニケーションのための英語を勉強したい、という気持ちに変わりました。またいつかポーランドに来る時があったら、その時は英語でコミュニケーションを取れたらいいなと思います。
今日でクラクフとはお別れです。ポーランドの土地にせっかく慣れたのに次の土地に行くことはすごく寂しいですが、ヤゲヴォ大学の学生さん含め、ポーランドの人々はとても優しい、温かい国だということを改めて感じました。私たちは、ポーランドのことについていろいろと現地で直に学べ、体験できたと思います。クラクフの街やアウシュビッツは文献などで調べたときとは違い、「百聞は一見にしかず」とはこういう事なのだなと感じました。
さて、変わって今日はクラクフとワルシャワの間のキェルチェというところにある日本精工株式会社様の工場を見学させていただきました。日本精工様はベアリングという、機械と機械を繋げる部品を製造している会社です。日本精工様についていろいろご説明を伺い、工場を見学させていただきました。重要な部品ができるのを直に目にすることができて、よかったです。忙しい中、時間を割いて、私たちに説明してくださった日本精工様の皆様には本当に感謝を申し上げたいです。ありがとうございました。
工場見学のあとはリトアニアに向かうためにワルシャワ空港へ移動しました。ここで、私が知識不足だったのが、預ける荷物が一個までだったということです。急いで一個にまとめ、手荷物検査に行きました。飛行機には間に合ったものの、そのおかげで時間に遅れ、みんなにとても迷惑をかけてしまいました。これからは、しっかりと理解し、迷惑をかけないようにしたいと思います。
飛行機を利用し1時間程でビリニュスの空港に到着しました。明日はビリニュスの市内散策、午後にはビリニュス大学で2人がプレゼンを行います。そのあと、カウナスへ移動です。リトアニアでも集団行動を意識して行動していきたいと思います。