第3回「新・文明の旅」現地リポート
20180317 タシケントに到着
タシケントに降り立つと、カザフスタンとは打って変わって、日差しの強い春の陽気であった。タシケントは、日本と大体同じ四季の巡りであるが、寒さが和らぐと急に暑くなるらしい。移動中のバスでは、最高気温27℃と表示されていた。
ウズベキスタンの街は、想像していたよりもずっと綺麗で近代的であった。バスで移動中に街の様子を観察してみると、道路を走っているのは白色の自動車が多いことに気づいた。ウズベキスタンは、日中は日差しが強いため、黒い色の車は紫外線を吸収して車内が非常に暑くなってしまうからだという。したがって、街を走る車は白色が多いのである。
ウズベキスタンでは、イスラム教・スンニ派が9割を占め、次いでキリスト教、その他はユダヤ教となっている。しかし、街ゆく人の中では、髪を隠している女性はほとんど見かけなかった。ガイドさんによると、ウズベキスタンのイスラム教信者は心の中で信仰しているため、髪を隠す女性は少なく、中にはお酒を飲んでいる人もいるという。
今日は、空港についてからウズベキスタンの日本センターを訪問し、ウズベキスタンに派遣されているJICAやJETROの方々の報告を聞かせて頂いた。JICAでは、海外青年協力隊等を通じて多くの国を支援している。私は、以前から海外青年協力隊に興味があったため、派遣されていた方々から将来に役立つお話を聞くことができた。
また、JETROの方の講義は、ウズベキスタンや中央アジアの経済状況についてであったため、私には少し難しく感じたが、ウズベキスタンの発展について学ぶことができた。
講演後は、日本センターで学んでいる現地の方々と交流した。中には、日本語を7年も学んでいる高校生の女の子もおり、本当に皆日本語が堪能であると感じた。
明日は、朝早くにホテルを出発し、サマルカンドを観光する予定である。日中の最高気温は25℃くらいで晴れる予報であるため、観光を目一杯楽しみたい。
保健医療技術学部 雨宮静香