医療技術者の育成と
経営学部・人間学部の
新たな取り組み
経営学部のフィールドワークの
拡充と国際化
経営学部のゼミナール活動で海外研修としてスタートしていた「海外フィールドワーク」が、2006(平成18)年から全経営学部生を対象とした科目として設置されました。フィールドワーク型授業の拡充を目的としたもので、これを機に国内外でのフィールドワークがさらに活発に実施されていくこととなりました。また、海外の大学と締結した編入学制度によって編入してきた優秀な学生と共に学ぶことで、経営学部のゼミナール活動や講義がますます活性化していきます。
保健医療技術学部の開設
2006(平成18)年4月、本学における4番目の学部として保健医療技術学部を新設しました。「理学療法学科」「作業療法学科」「臨床検査学科」の3学科を設置し、現代の「チーム医療」の現場に不可欠な存在とされるコ・メディカルスタッフとして、高度な知識・技術と豊かな人間性を兼ね備えた医療技術者の育成を目的としたものです。同年8月には、最新の設備や機器を揃えた臨床検査学科共同研究棟も竣工しました。また、保健医療技術学部の新設による学生数の増加は、ふじみ野キャンパスに活気をもたらしました。なかでも、存在感を強烈にアピールしたのが、学部の有志による「マッスルプロジェクト」でした。毎年大学祭で披露される演技は好評を博し、名物イベントとなっています。
保健医療技術学部の卒後教育
保健医療技術学部では、卒後教育にも力を入れています。2006(平成18)年から生涯学習センターにおいて開講した「理学療法士ブラッシュアップコース」は、高度な専門知識の提供と技術のスキルアップを目的としています。
「環境教育研究センター」の
開設
環境と共生する持続可能な社会の実現に貢献する環境教育コーディネーターの育成を目指して、2006(平成18)年11月、ふじみ野キャンパスに「環境教育研究センター」を開設しました。その後、同センターの活動は、産官学民連携による社会問題解決型の研究施設である「まちづくり研究センター(まちラボ)」が両キャンパスに設置され、継承されています。
人間学部の学科名称変更
2008(平成20)年4月、人間学部の保育学科を児童発達学科に、共生社会学科をコミュニケーション社会学科に変更しました。児童発達学科は、同年から小学校教諭一種免許状が取得可能になったことに対応したもので、コミュニケーション社会学科は、「分かち合いの社会」の実現のためにより広い領域とかかわりながら学ぶことを目指した名称変更でした。
大学院保健医療科学研究科の
開設
社会における少子高齢化の進展やヘルスケアへの関心の高まりにより、保健医療系分野がますます重要視されるようになったことから、2010(平成22)年4月、本学4番目の研究科として大学院保健医療科学研究科を開設しました。また、同時に、同研究科の付属機関として「スポーツマネジメント研究所」が活動を開始しています。
ふじみ野キャンパスの整備
ふじみ野キャンパスでは保健医療技術学部の開設に伴って、実験実習室や人体標本室など最先端の学内実習施設を整備しました。また、2008(平成20)年には体育施設、実習・講義室等の充実を図るために、小体育館や講義室が入る中央館を竣工しました。