図書館と情報教育設備の
変遷
ふじみ野図書館の歩み
1982(昭和57)年、ふじみ野キャンパスに文京女子短期大学図書館が開館しました。文京女子短期大学経営学科と保育科の開設に合わせたもので、その後、1991(平成3)年の文京女子大学経営学部の開設に伴って、文京女子大学図書館と文京女子短期大学図書館に分離しましたが、1996年には文京女子大学図書館として統合しました。1997年の人間学部開設と大学院経営学研究科の設置を機に、館内でのインターネットや視聴覚資料の利用を本格的にスタートさせ、レファレンスデスクの常駐も開始しています。2001年、本郷キャンパスの図書館名称の変更に伴って、文京女子大学ふじみ野図書館とし、さらに翌2002年には文京学院大学ふじみ野図書館と改称しました。
また、ふじみ野市との地域連携を推進し、高校生の受験勉強への利用開放のほか、2011年からはふじみ野市立図書館との図書の相互貸借を開始しています。
本郷図書館の歩み
島田依史子記念館の一角に位置する文京学院大学本郷図書館は、ふじみ野図書館と同じく、文京女子短期大学図書館を前身としています。1996(平成8)年、ふじみ野キャンパスから島田依史子記念館に移転し、2001年の外国語学部開設とともに文京女子大学・短期大学本郷図書館として新たに開館しました。その後、2002年の校名変更に伴って、図書館名も文京学院大学・短期大学本郷図書館と改称、2005年の9月からは文京区民への利用開放を開始しています。
学習支援機能の強化も進め、2000年にふじみ野図書館が、2004年に本郷図書館がそれぞれ国立情報学研究所の目録所在情報サービスに参加しました。また、2008年には図書館システムをリプレイスして、両館のシステムを統合しています。
情報教育設備の変遷
開学当初の1990年代初頭には、当時の一般的な文系の女子大学生の技能の一つとして求められた、ワープロやパソコンの技能取得のための支援体制を整備しました。その後、1995(平成7)年に教務課内に発足させた「経営学部 情報教育研究センター」を、1997年には大学直轄の部門とし、情報教育体制の強化を図りました。
1999年、経営学部に経営情報デザイン専攻を設置した際には、ふじみ野キャンパスに高度なグラフィックス能力をもつコンピュータを導入しました。2000年代には、情報教育環境をキャンパス単位で統合するとともに、現在も継続している授業支援システム「Moodle」を導入して学習支援環境の基盤を整備しています。
2015年には統合認証システムへの一本化を行い、両キャンパスを使用する学生や教職員にとって使いやすいな環境を構築しました。また、2016年から2018年にかけてキャンパス全体の無線LAN環境を整えました。