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就職支援の取り組み

経営学部・外国語学部の
就職支援

本学の第1期生が卒業した1994(平成6)年度は、「就職氷河期」と呼ばれた時期でしたが、企業の採用担当者と活発な情報交換を行うなど積極的な就職支援を行った結果、全国平均を上回る高い内定率となりました。
インターネットが普及し始めた1990年代後半には、就職情報サイトが就職活動のツールとなり、就職課への相談内容も、従来の受験先の相談からエントリーシートの添削依頼が中心となる一方、企業からの学内企業説明会への参加希望が多くなりました。
2004年、就職課を「キャリアセンター」に改称して、より広い視点から学生のキャリア支援を行うとともに、スタッフの専門性の向上に努めました。リーマンショックにより就職活動に深刻な影響があった2009年には、「キャリア戦略会議」を設置して全学態勢で臨み、両キャンパスの就職支援のノウハウを共有化しました。さらに、「営業研究会」の設置や「ゼミ別担当制」の導入、「学内合同企業説明会」の実施のほか、卒業生と就活生のつながりを強化する「キャリアてっぺんフォーラム」「OB・OG就職相談会」の開催など、全学をあげた就職支援に取り組んでいます。
また、グローバル化の進展を反映して、海外インターシップを多くの国・地域で実施する一方、農業インターンシップの導入や、学生のUターン就職支援の一環として、県や金融機関と連携協定を結んでいます。

海外インターンシップ
海外インターンシップ(カナダ、2019年)

人間学部の就職支援

人間学部では、各学科で委任された教員とキャリアセンターの職員とで構成する「キャリア委員会」を毎月開催し、就職支援を行っています。また、よりよい就職活動のためには、保護者の理解と支援も重要であると考え、毎年、「保護者対象就職説明会」を開催しています。
一般企業への就職希望者には、2011(平成23)年から、3年次生を対象に正課科目「キャリア実践講座」を開講してキャリア教育の強化に取り組むとともに、低学年就職支援をスタートさせて「キャリアアップサブゼミ」「キャリアアップ研究会」の開講や「企業見学会」を実施しています。また、相談ブース形式での「OB・OG就職相談会」や、「学内合同企業説明会」を開催しました。
児童発達学科生に対しては、特に公立保育士の合格率の向上に注力し、人間福祉学科生に対しては、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士の国家試験合格率向上への取り組みとして、2011年度から「社会福祉特講」を開講しました。

福祉ジョブフェア
福祉ジョブフェア(2018年)

保健医療技術学部の就職支援

保健医療技術学部の前身である文京女学院医学技術者養成選科の第1期生が、臨床検査技師国家試験に全員合格という快挙を成し遂げて以来、本学は「名門校」として、就職においても高い実績を誇っています。学生は、入学時にすでに卒業後の職種イメージをもっていることが多く、在学中の専門知識や技術の習得に意欲的に取り組み、スムーズに医療機関に就職するという、いわば「入口から出口」に至る職業意識形成が一貫しています。また、就職先である医療機関と教員のつながりが強いことも本学部の特徴です。
学部開設以来、年1回、複数の領域の施設が参加する「進路指導ガイダンス」を開催し、卒業生が参加する「進路情報交換会」では、先輩から直接さまざまな情報を得る機会を設けています。歴史の長い臨床検査学科では、在学生の実習先からの求人も多く、採用側の評価の高さが卒業生の職場に対する満足度の高さに直結しています。理学・作業療法学科では、2009(平成21)年から「学内合同就職説明会」を開催しています。

保健医療技術学部学内合同就職説明会
保健医療技術学部学内合同就職説明会(2019年)

「永久サポート大学」と
「The B’s Way」

2015(平成27)年、文京学院創立100周年に向けた将来ビジョンの一つとして、「永久サポート大学」を掲げ、大学、在学生、卒業生が双方向に支え合う仕組みづくりを行い、2016年には、「The B’s Way」がスタートしました。
この取り組みのベースとなっているのは、学生の自己の可能性の探求とキャリアデザインの形成をサポートするプログラム「B-CDP」(BUNKYO-Career Design Program)です。1年次から4年次、卒業後までの全6 段階に分け、そのうち、卒業後の2段階をThe B’s Way と呼び、社会人1年目~ 5年目と5年目以降に分けて、それぞれのステージに合わせたワークショップやナイトカフェなどを開催するなど、社会人となった卒業生が在学生や自らのスキルアップのために企画・運営を行い、共に育み合う機会を提供しています。

The B’s Way
卒業生企画のナイトカフェ

「てっぺんフォーラム」と
「キャリアてっぺんフォーラム」

2011(平成23)年から、全新入生を対象に、各学部の先輩が自身の成功・失敗体験を発表するイベント、「てっぺんフォーラム」がスタートしました。先輩から後輩へ、学生生活を有意義に過ごすための「気づき」や「応用力」の大切さを伝えることを目的としています。また、同時期に独自のキャリア教育プログラムとして「キャリアてっぺんフォーラム」を開講し、文京ファミリー全体で学生および卒業生の社会活動をサポートしています。