文京学院
創立100周年に向けた
大学の取り組み
「B’sビジョン2024」の実践
2017(平成29)年1月、将来構想委員会の答申を受けて、文京学院創立100周年にあたる2024(令和6)年に向けた展望を「B’sビジョン2024」として、4つのビジョンと10の重点戦略にまとめました。4つのビジョンは、「国際化に対応した地球市民の育成」「教育力日本一を目指す大学」「ストレス耐性のある人材育成」「永久サポート大学」、10の重点戦略は、「ブランディング戦略」「教育改革戦略」「研究活動戦略」「学生支援戦略」「国際化戦略」「入試・広報戦略」「キャリア支援戦略」「地域連携戦略」「経営戦略」「運営戦略」とし、それらの具体的な実現のために「B’sビジョン2024実行委員会」を設置しました。
2021年には、重点戦略ごとに4つのビジョンを組み込むかたちで、文京学院創立100周年に向けた長期計画(8年)と中期計画(前期4年、後期4年)、そして各年次の実行計画を策定しました。
大学開学30周年を迎えて
2021(令和3)年、文京学院大学は開学30周年を迎えました。経営学部の1学部から始まり、4学部10学科5大学院研究科の総合大学に発展した30年を一つの節目として、本学では記念行事を開催しました。
2021(令和3)年6月、大学開学30周年記念シンポジウムを仁愛ホールで開催し、同年12月には、経営学部国際交流委員会主催で国際シンポジウムをオンラインで開催しました。国際シンポジウムは、学術交流を通して、将来を見据えた経営学部のパートナー校を構築する目的で実施したものです。またこの間、10月には、「文京学院大学開学30周年記念式典」を仁愛ホールで開催しました。当日は、新型コロナウイルス感染症対策を徹底したうえで、会場には大学関係者約100名が出席したほか、教職員はライブ配信にて参加しました。
歴代学長の足跡
初代学長・島田燁子 (1991年4月1日~2011年3月31日)
島田初代学長は、創立者・島田依史子の建学の精神を継承し、常に時代の先を見据えながら、時代と社会のニーズに応えるため、在任20年の間に、経営学部・人間学部・外国語学部・保健医療技術学部の4学部9学科4大学院研究科を設置しました。2005(平成17)年には共学化を実施し、建学の精神を「自立と共生」として、社会で活躍できる多数の卒業生を輩出しました。また、早くから国際交流に力を入れるとともに、社会人のための生涯学習センターを開設したほか、地域貢献・社会貢献につながる産学官活動を全学部で推進しました。
学外においても、文部科学省をはじめとするさまざまな公的機関等で公務を行い、わが国の教育行政の発展に貢献を続けます。2010年10月には文部科学大臣表彰「短期大学教育功労者」を受賞し、2016年4月には長年にわたる私学振興の功績が高く評価され、「旭日中綬章」を受章しました。
第2代目学長・川邉信雄(2011年4月1日~2015年3月31日)
川邉第2代目学長は、就任時の全学教授会で、教育者會津八一の言葉を引用して、学生に対する態度、教員という職業に対する責任感、そして絶え間ない自己研鑽の3つがバランスよく備わっていることの重要性を強調しました。
2011(平成23)年度は大学運営組織の改革に着手し、大学全体としての明確かつ大きな目標を共有する目的で「全学教授会」を新たに発足させました。また、「新・文明の旅」プログラムの開講に合わせ、学生派遣先の大学との交流協定を締結するとともに、海外の大学との協定を教員への研究にも発展させるため、国際共同研究を本学で初めて開始しました。2013年度からは全学部横断型グローバル人材育成プログラムとして「Bunkyo GCI」を導入し、2014年度には、保健医療技術学部に4つ目の学科として看護学科を開設して、本学は4学部10学科4大学院研究科となりました。一方、新たなビジョンと将来構想に基づいて本郷キャンパスの工事に着手し、2014年3月には新S館が、2014年8月には東本館(Ⅰ期)が竣工しています。
第3代目学長・工藤秀機(2015年4月1日~2019年3月31日)
医学博士でもあった工藤第3代目学長は、人工知能(AI)の普及がもたらす今後の社会の大きな変化を見据え、未来の大学への変革の必要性を、学生や教職員に常に問いかけました。就任時の方針として、教育面では知識基盤社会とグローバル化社会のなかで十分に活躍できる人材の育成、「ストレス耐性のある人材育成」の重要性を強調し、研究面では大学院での活動重視を掲げ、就職支援においては「永久サポート大学」を目指し取り組みをおこないました。
2016年度には、経営学科が経営コミュニケーション学科へと名称変更するのを機に、経営学部の新たなコアカリキュラムとして「ビジュアル・シンキング」を導入し、行政機関にも高い評価を受けた外国人向け『地震防災マニュアル』をはじめ、「インフォグラフィック」を用いたさまざまな社会課題解決型リーフレットを発表する基盤をつくりました。また、産官学連携の取り組みとして、エスカレーター安全利用化啓発活動や伝統工芸活性化プロジェクトなどの社会貢献活動プロジェクトを推進しました。
第4代目学長・櫻井隆(2019年4月1日~2023年3月31日)
準備中