文京学院大学のDX推進にあたり、計画的・段階的にすすめていく4つの重要な取り組みは以下のカテゴリーです。既に提供を開始している施策や今後進める取り組みの双方を含めています。
学修機会の時間と場所の制約からの解放
コロナ禍を通じて得たオンライン授業の知見を応用し、学修機会の可能性を広げます。具体的には、LMSやオンデマンド配信を利用した反転教育、リモートや仮想空間でのディスカッションやVRを活用した実習体験を提供します。これにより、同じ目的で学ぶ仲間や実習先の指導者、国内・海外提携校との連携を深め、お互いの知識を磨く取り組みを促進します。
学修成果の可視化と学生へのフィードバック促進
学習管理システムであるLMSのアセスメント機能の強化や学修ダッシュボードの構築を通し、学生の学修到達度を把握して個々人に最適な教育を提供できるよう取り組みを進めます。入学前から卒業まで様々な教学IRデータを収集・分析し、学修・学生生活・キャリア支援および学生募集へ活用していきます。
快適な学生生活のための新たなキャンパス像の創造
学生から大学へのアクセスには様々なチャネルを用意し、学生個々人の多様性を受け入れることが時代の要請です。そのために、リアルなキャンパス以外にも仮想空間や仮想現実を出会いの場として提供していきます。ヘルスケアにもICTを活用して取り組めるような健康を促進するキャンパスライフを提供します。 また、学内施設の360度パノラマ撮影をWeb上に公開するなど、オープンな大学像も示していきます。
運営業務効率と学生サービスのクオリティの双方の向上
全学的にデータと業務プロセスのデジタル化を通して学内業務の効率を向上させることで、学生サービスの本質的な向上に向けて業務内容の転換を行っていきます。AIチャットボットなど先端技術を活用し、学生に必要な情報をノンストップで提供すると同時に、学生の動向にいち早く対応する体制を整えます。
2023年3月15日
DX推進センター運営委員長
浜 正樹