Bunkyo GCI

GCI語学・異文化理解留学プログラム 報告5

2017.09.11

5.マレーシア留学プログラムは、いよいよ最終の企業訪問の週に入りました。三日間で四箇所を訪問させていただきました。

 

訪問先では、私たちもプレゼンをさせていただくことになっているので、それに先立ち、9月27日(日)の朝プレゼンの最後のリハーサルをしました。会場は、本プログラムの受入れ先で滞在先でもある、UiTM(マラ工科大学)の寮です。

 

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9月28日(月)

【1】ホテルUiTM:

UiTMのホテル・観光学部がシャーアラムのキャンパス内で運営しているホテルを訪問させていただきました。学部が設立されて五十年だそうです。シェフの方からフルーツカービングを教えていただきました。また実際のベッドメイキングを拝見し、一日に何室も担当するのは重労働であることが分かりました。

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【2】UiTMスペシャリストセンター:

当初予定していた飲料製造会社が、急な会計監査で受入れ不可能となったため、UiTMが代わりの訪問先を用意してくれました。医学部を中心とした展示室や介護機器、また解剖室などを見せていただきました。人体の標本をはじめ、実際の医療現場の装置や器具類は、日本では容易に目にすることができないものです。最初に本学についてプレゼンをし、その後、メディカルセンターを見学させていただきました。

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9月29日(火)

【3】紀伊國屋書店クアラルンプール支店:

カスタマーサービスのマネジャーを務めておられる、日本人女性の方から、ご自身のキャリア形成についてのお話を伺いました。マレーシアに職を見つけられるまでに、日本でのホテル勤務や米国での社長秘書など、これまで積んでこられた体験談は、大いに参考になりました。マレーシアに住まれて二十年、紀伊国屋さんで勤務されて十年になり、マレー系マレー人の方と結婚して、ふたりのお子様がおられるそうです。

まず、私たちの読書傾向と紀伊國屋さんの新宿・梅田・福岡各支店の店舗レイアウトについてプレゼンしました。続いて、対話形式でお話を伺いました。

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9月30日(水)

【4】PKTロジスティクス:

ここは、UiTMのシャーアラムキャンパスからくるまで二十分ほどのところにある、倉庫・運送業の会社です。テオCEO自ら三時間半にわたって、講義、施設案内そして昼食まで相手をしてくださいました。事務所の各フロアに、サウナ、ジャグジー、ジム、喫茶コーナーを設置するなど、福利厚生にユニークな手法を実践されています。たとえば、減量に成功した社員に家族とともに海外旅行をプレゼントされるなど、「PKTで働けば健康になる」を経営指標にとり入れておられます。

わたしたちも、本学とGCIプログラムについてプレゼンをさせていただきました。

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テオ社長からは次の助言をいただきました。

・原稿を読むと一本調子になる

・自ら体験・理解したことなら、紙を見ずに聞き手の目を見て話すことができ、言いたいことは伝わる

・そうすれば、仮に文法や発音に誤りがあっても、聞き手が自動的に修正して聞いてくれる

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最後に披露された次の言葉が印象に残りました。「夢を描きなさい、夢について語りなさい、夢を実現する計画を立てなさい、夢に向かって努力しなさい、そうすれば夢は実現します。」

下の写真は、事務棟の最上階からシャーアラムの工業・倉庫群を見下ろしています。事務所、社内の喫茶スペースなどを見学した後、昼食をごちそうになり、テオ社長からTシャツのお土産までいただき帰途につきました。

 

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一行は9月1日(金)の夜クアラルンプール空港を発ち、翌朝成田空港に無事到着し、マレーシアコースは終了しました。