Bunkyo GCI

GCI語学・異文化理解留学プログラム 報告3

2017.08.21

 GCI語学・異文化異文化理解留学ぷろぐプログラムの3番目の報告は、中国コースです。

 

3.中国コース

 留学先は、北京語言大学です。この大学も提携校として長年の交流があり、中国で英語(Global Emglishes)を学びたいという本学の意向に快く協力いただいています。ただし、夏休み期間中は通常の授業期間よりも多数の留学生が世界各国から中国語の勉強に来ており、教室内でも様々な国・地域からの留学生と交流できるので、中国語の授業も受けています。クラスメートと英語でコミュニケーションをとるだけでなく、クラスによっては英語で中国語を学ぶという貴重な体験もできます。

 今年度の中国コースの留学期間は8月2日~9月7日の約5週間です。7名のGCI生のほかに、短期留学や交換留学プログラムに参加する3名の学生とともに、北京での学修を進めています。

 到着まもない8月4日には、現地の大学生との交流会を実施しました、交流会に参加してくれた中国人学生は大学院修士課程の卒業生で、9月から日本の大学の博士課程に入学予定とのことです。日本の大学では、英語での授業を受けるそうで、日本語ができない学生がほとんどで、コミュニケーションは全て英語で行いました。
放課後や週末など、中国人の学生と外出したり一緒に食事をしたり、英語での交流を積極的に楽しんでいます。 
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 授業以外には、万里の長城の見学(下の写真)、ハイテックセンターの見学、建築デザイン会社を訪問、地域住民センターの見学、美術芸術区の見学、英語セリフのミュージカール鑑賞などの多様な活動もありました。

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 16日(水)には、裁判所での民事裁判を傍聴しました。裁判の案件は、一人の乗客が路線バスに乗車した時、バスのドアが開いたままで発車してしまい、その乗客は投げ飛ばされて怪我をした。その治療費用、介護費用、慰謝料等のトラブルに関わるものでした。判決はほぼ乗客(原告)の請求通りの判決でした。

裁判が終了して原告・被告が退場後、裁判官は本学の学生のために特別、今回の案件の判決理由、および中国政府がエコを促進し、出かける時になるべく公共交通機関を利用するよう国民に呼びかけ、最大限に乗客の利益を守るようにとの方針に基づいていることを説明してくれました。

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 17日(木)からは、午前中に中国語の授業を、午後から英語の授業を受けるというハードな日々が始まりました。さらに、英語の授業終了後は、毎日1時間のチューターとの交流時間があります。授業内容、宿題等で分からないことがあったら質問しチューターに教えてもらいます。家庭教師のようなチューターさんたちは、北京語言大学の英語専攻の大学院生で、彼らの英語能力の高さに文京生はびっくりしていました。