大学院

ゼミ紹介

文京学院大学大学院経営学研究科 小松 誠志 教授

当ゼミの活動内容

当ゼミでは、演習において消費税法に関する修士論文の作成を行うことになります。
1年生は、修士論文に関するテーマ探し、テーマ決めが主たる活動になります。テーマが決まったらそのテーマに関する文献収集と修士論文の骨格となる概要書の作成を行います。
2年生は、修士論文の執筆が主たる活動になります。
カリキュラム上、1年生、2年生で別々の時間で演習が行われることになりますが、本ゼミでは、1年生・2年生合同で演習を行い、1年生は、2年生の発表・質疑等を実際に目の当たりにすることでどのように修士論文の作成が行われるのかを実感することができます。

当ゼミで身につくこと

条文に即した消費税法の理解、裁決・判決の分析を中心とした消費税法に関する問題意識の醸成とそれに対する解決方法の模索を通じて、税法の専門家たる税理士に必要な資質を身につけることを目的としています。

ゼミの行事

正規のカリキュラムにおける演習のみならず、入学前の新入生、修了生を含めたゼミ生による春合宿(検討会)を行っています。

受験生へ一言

消費税法は、他の税法に比して新しく制定された税法です。消費税法に関する問題・論争は、これからどんどん増えていくことでしょう。
そうした新しい問題に対応できる、時代に先駆けた税理士になれるよう一緒に精進していきましょう。

ゼミ生 2年 金子 彩香さん

当ゼミを志望した理由

税理士試験で消費税を受験経験があり、研究をしてみたいと思ったことがきっかけです。
実務においても、自身の生活においても身近な消費税について研究をし、消費税のプロフェッショナルになりたいと思い志望しました。

ゼミ活動から学んだこと

判例を通じて、条文の趣旨や改正に至るまでの経緯を知ることで、条文の正しい読み方や、税法への向き合い方、税理士業務を行うために必要な法の解釈方法を学びました。
執筆することで物事を考える上での論理的思考も学べます。
文献の集め方などもゼミ中に先生や先輩方から教わりました。

ゼミの先生はどんな人か

ゼミ生一人ひとりに充分に時間をかけて、熱心にそして親身になってご指導してくださる方です。
困ったことがあるとすぐ相談にのってくださいます。

ゼミの魅力は何ですか

教授を中心としたアットホームな雰囲気が魅力です。
ゼミ生どうしも仲が良く楽しいゼミです。
1年の時から、自分の論文のテーマが決まり次第、論文の執筆も進めるので自分のペースで研究テーマとも向き合えます。

ゼミで学んだことがどのように仕事やキャリアに役立っているか

ゼミを通じて税法への向き合い方、正しく条文を読むことの大切さを学ぶことで、実務でも税法上の問題へ正しくアプローチすることができます。
また、条文の正しい読み方が身に付くことで、丁寧な説明や補足的な情報を提供できるようになりました。

受験生へのメッセージ

仕事をしながら、通う大学院の2年間は決して楽な道ではありません。
しかし、文京学院大学院では今後税理士になる上で大切なことを多く学ぶことができ、税理士として活躍する上で必ず宝物になると思います。
振り返ればきっと充実した2年間だったと思えるはずです。
皆さんの入学を楽しみにしております。