大学院

「アドバイザリーボード」の皆様と共にチャレンジする福祉医療

2024.05.23

今回のコラムは、福祉医療マネジメント研究科の設置準備から事務局として担当してきました、木下直人がお届けします。

本研究科は、数年の構想段階を経て、2022年の4月に正式な準備室をスタートさせ、2023年9月に文科省からの認可を頂戴し、その後学生募集を行い、この4月に第1期生をお迎えするという流れを歩んでまいりました。

日本で初めての「福祉医療マネジメント」専門職大学院として、様々なチャレンジを経て今日を迎えています。

 

🔳 アドバイザリーボードとは?

その中で非常に重要な役割を果たして頂いているのが「アドバイザリーボード」という40名を超える方々です。固い表現でいうと「授業科目の開発、教育課程の編成及びそれらの見直しにご意見を頂戴する」という役割ですが、ごく簡単に表現すると、本研究科の「応援団」ということになります。

アドバイザリーボードの皆様は、「福祉施設」「医療機関」を運営する法人の理事長や事務長、人事・研修部門長、他大学の先生、医師などの医療関係者、関連企業の役員など、福祉医療に様々な知見とご経験をお持ちの専門家集団です。

手探りの部分が多い大学院運営ですが、様々な課題についてご相談をさせて頂き、学生募集のアドバイスや、新たな人脈のご紹介まで、とても心強いご支援を頂戴しています。この場をお借りして御礼申し上げます。

 

🔳 動画にもご出演頂きました

全員で直接お会いするチャンスはなかなか持てないのですが、リアルとZoomを併用した会合を開催したり、個別の機会にお会いするなど、たくさんの励ましと応援を頂いてきました。中には、ご自身の組織から院生を送り込んで頂いた例もあります。

また、本研究科のHPで公開している動画で、教員との鼎談動画にご出演いただく例もあります。

福祉医療マネジメント研究科 ウェルビーイング鼎談「組織を結ぶ アート&サイエンス」

福祉医療マネジメント研究科 ウェルビーイング鼎談②|未来をになう医療人材の育成-多職種連携に求められる「共通言語」 

 

🔳 これからの福祉医療に大切なこと

アドバイザリーボードの皆様に共通するのは、これからの福祉医療の世界では、多職種連携を促進し、対象となる人(高齢者、患者、子ども、障がい者など)をそれぞれの専門領域を多角的に活かしてサポートしなくてはという思い。そして何より福祉医療を通じて日本をより良い国にしたいという思いです。また、それぞれの職場で働く方々の今後のキャリアをもっと良いものにしたいという思いも感じます。

世界的に見ても少子高齢化の最先端を行く我が国から、「マネジメント」という共通語を通じて福祉医療の新たな形を示せるように、アドバイザリーボードの皆様と共にチャレンジしていければと思います。

 

🔳 新入生をお迎えしました

そして先日、春入学1期生の入学式と、その後の懇談会にも参加しました。様々な方が入学してくださいました。20代から50代まで、社会人経験が豊富な方も、社会人経験がなく直接入学した方もいます。そんな世代を超えた皆さんが、コミュニケーションの壁も感じさせず、一緒に学ぶ姿を拝見して、とても嬉しい気持ちです。良いスタートが切れたことで、この専門職大学院がもっと成長できると、確信しています。

 

🔳 引き続き宜しくお願いします

私自身の目標は、アドバイザリーボードの皆様にも支えられた本学の「福祉医療マネジメント研究科」のことを、もっと多くの方々に知って頂き、共感して下さる方を増やし、そんな方々に一緒に学んでみませんか?と、引き続きお声掛けをしていくことです。これからも宜しくお願いします。

 

学校法人文京学院 総合企画室長 木下直人