大学院

ゼミ紹介

文京学院大学大学院 外国語学研究科 桑子 順子 教授

 教員紹介は、ここです。

英米文化理解 分野

特別研究(ゼミナール)紹介

教員紹介

 イギリス・ルネサンス演劇のウィリアム・シェイクスピアを中心に研究対象としてきています。現在ではシェイクスピアを原作とする映画作品だけでなく、種々の映画のコミュニケーションと演劇的コミュニケーションのあり方を中心に研究を進めています。映画で製作された映画作品を英語教育や異文化理解教育にどう生かすかについて、また、南アメリカのウルグアイ、チリ、ブラジルの映画作品を中心にラテン映画のコミュニケーションのグローバルな文化的映像力についての両方を文京学院大学総合研究所の共同研究活動を行いながら進めてきました。演劇と映画についてはアフター・コロナの時代を迎えて映像の配信のあり方も激変しましたが、研究対象へのアクセスが比較的容易になった面もあります。英米文化における演劇と映画のコミュニケーションのあり方の読み方をふまえて、英語教育や異文化理解教育も視野に入れた研究をまとめたいと考えています。

 

 ゼミナールの研究&活動内容

 イギリス研究(文学・文化)においては、ウィリアム・シェイクスピアの作品を中心においていますが、シェイクスピアの作品は世界中で映画のアダプテーション作品が製作されているので、英米での上演はもちろん、映像化されてアクセスしやすい作品には幅広く紹介しながらアプローチの多様性を探っていきます。ナショナル・シアター・ライブの英米での上演作品の映像化や、MIT のGlobal Shakespearesのアーカイブでは世界中の上演の映像にアクセスできます。さらにアニメーション作品も含めた種々のシェイクスピア作品のアダプテーションへのアクセスも容易になっています。各自の研究テーマに合わせたアプローチを模索しながらコミュニケーションのあり方についても英語教育や異文化理解教育へとつないで学んでいきます。

ゼミナールの活動内容

 英米の文学・文化を中心とする研究だけでなく、日本語への翻訳における諸問題や英語教育の教材のあり方などについてもこれまで研究対象として扱ってきています。映画化作品については、イギリス映画だけでなくアメリカ映画の作品も扱ってきています。シェイクスピアの作品についてはアダプテーションだけでなくスピン・オフ作品も多岐にわたっているので幅広い研究が可能になります。

 在籍生が取り組んでいる修士論文の題目(変更の可能性あり)

 

 過去の修士論文題目

 ・ イギリス児童文学の英語教材としての絵本の導入の現状とその可能性

 ・ W. シェイクスピア『ハムレット』の日本語訳の多様性の意義