大学院

人間学専攻 社会福祉学コース

今後の社会福祉の実現に向けて、豊かな人間性と専門的な知識を探求します。

授業科目

専攻のご案内

多様化するニーズに対応できるソーシャルワーカーを育成
人々が求める援助のかたちは複雑・多様化しています。そのニーズに、さまざまな社会資源を利用して応えていく必要があります。
人々が抱える悩みや困難を知るとともに、国や地域の制度や政策について熟知し、そのシステムやサービスを適切に提供できる福祉の専門家を育てます。
将来の社会福祉のあり方を考察
さまざまな制度・政策の改革が進行するなか、今後の社会の福祉のあり様が問われています。
2050年には国民の3人に1人が65歳以上の高齢者になるという超高齢化社会の到来を前に、これまでの社会福祉の歩みを振り返り、さまざまな研究・調査を詳細に検討し、さらに、今後の社会福祉のあり方と人々の暮らしへの影響について考察します。
社会人のリカレント教育にも努力
社会福祉は人間の生活の問題、心の問題、家族の問題、地域社会の問題など、取り組むべき関連領域も幅広く、かつ社会の変化に応じて、社会福祉制度やその理論と実践も大きく変貌してきています。
そうした変化のなか、すでに実務を経験している社会人の方の、より高度な専門教育を求める声にも応えていきます。
文京学院大学大学院社会福祉学コースのつぎの授業は、「認定社会福祉士」の認証研修として認定されています。

  • ソーシャルワーク研究Ⅰ
  • ソーシャルワーク研究Ⅱ
  • 高齢者福祉特別研究
  • 児童福祉特別研究

社会福祉士を有し、所定の要件を満たす人は、本学の大学院の授業を履修することにより、「認定社会福祉士」取得に必要な研修を履修したことになります。

「認定社会福祉士・認証認定機構」ホームページはこちら

目標とする人材像

社会福祉の第一線で指導的立場に立つソーシャルワーカー
社会福祉・社会保障の制度・政策、人権への配慮、福祉施設の運営および専門援助実践など、社会福祉の専門知識と技術ならびに倫理などを修得し、指導的立場のソーシャルワーカーとして行政や福祉・保健・医療の第一線で活躍する人材を育成します。
福祉に関する専門研究者
共生社会の実現に向け、研究成果によって各分野でのリーダー的存在になれる研究者を養成します。

修了生の声

支援のしくみがあればDVは防げる。暴力のない日本をつくる。
~発見の糸口は人と人との信頼関係にある~

人間学研究科 人間学専攻 社会福祉学コース 2018年3月修了
山口 尚晃(Yamaguchi Naoaki)

修士論文題目:大学生のデートDV被害の背景的要因と教育的可能性

大学時代からDV被害者支援について研究していました。
日本ではまだ学術的に成熟していないこともあり、大学の留学プログラムを利用してカナダの被害女性受けいれシェルターを見学したり、自らアンケート調査を実施するなど、積極的に情報収集を行いました。
見えてきたのは、「自分には関係がないから詳しく知らない」「家庭の問題でアンタッチャブルな領域だ」という認識の方が多く、被害者が一人で抱え込んでしまうということです。
大学院では被害者支援の研究に加え、デンマークのようなDV被害者支援体制がしっかりと整っている国を参考に、地域の体制づくりや教育現場との関わり方も研究しました。
正しい知識を持ち、気にかけ合うことでDVを防ぐことができるのです。
大学院を修了し現在は、東京都社会福祉事業団希望の郷 東村山にて、児童指導員として勤務しています。

修士論文論題(例)

  • 出生前診断による”新たな優生学”に関する考察
  • 医療ソーシャルワーカーによる家族介護に対する援助内容の分析
  • 高齢者観の歴史的変遷と現在の福祉専門職者が抱く高齢者観
  • 放課後児童指導員の専門的力量の形成と職場環境について

など

開講の場所・ 授業実施時間

開講の場所
ふじみ野キャンパス

修了後の進路(専任、非常勤を含む)

目白大学、東京家政大学、白百合女子大、日本社会事業大学、日本医療科学大学、白鴎大学、埼玉東萌短期大学、帝京短期大学、山村学園短期大学、立教女学院短期大学、青山学院女子短期大学、聖セシリア女子短期大学、聖徳大学短期大学、敬愛短期大学、四天王寺大学短期大学部、宝塚大学、我孫子市こども発達センター、板橋区立板橋健康福祉センター、文京学院大学保育実践研究センター、文京学院大学文京幼稚園、文京学院大学ふじみ野幼稚園、他

学費・諸費(2024年度)

学費・諸費/年次 1年次 2年次
入学時 後期(10月) 前期(4月) 後期(10月)
人間学研究科(人間学専攻) 学費
入学金 200,000円
授業料 316,000円 316,000円 319,000円 319,000円
施設費 100,000円
維持管理費 40,000円 40,000円 40,000円 40,000円
演習費 50,000円 50,000円 50,000円 50,000円
小計 706,000円 406,000円 409,000円 409,000円
諸費
学生教育研究
災害傷害保険料等
1,400円
学研災付帯賠償保険 340円 340円
小計 1,740円 340円
合計 707,740円 406,000円 409,340円 409,000円
  • ※外部実習を行う場合、別途実習費が必要となります(年額73,000円:2024年度実績)。
  • ※上記の他に教科書、参考書、教材などの費用がかかります。
  • ※1年在籍修了生については、特別研究指導費として、修了判定発表後に別途300,000円の納入が必要となります。
  • ※2年間の標準修業年限をこえて修業する場合の授業料については、3年次目から履修登録する科目の1単位について、20,000円となります。
    維持管理費、演習費については、半年で卒業となる時は2年次の設定額の半額となります。
    1年間の在学を要するときは、2年次の設定額と同額となります。4年次以降も同様の扱いとします。
  • ※文京学院大学(旧校名:文京女子大学)卒業および卒業見込み者は、入学金が所定の額の2分の1免除および施設費が全額免除されます。
  • ※諸費は変更になる場合があります。詳しくは学生募集要項にてご確認ください。