大学院

【福祉医療マネジメント研究科】留学生特別講座「ソーシャルワークにおける利用者支援、メンバーシップ・フォロワーシップの基礎の基礎」を開催しました!

2024.08.29

🔳ソーシャルワークの現場での支援

ソーシャルワークの現場では、日々、さまざまな生活課題を持った利用者と向き合い、寄り添いながら支援をしています。支援の現場でも、仲間と一緒に働き、リーダーや上司の指示を受けながら、協力して仕事を進めていきます。

 

🔳講座の目的と内容

利用者と向き合うときに、どのような態度をとって、どのようにお話すればよいのか、上司や仲間にどのように報告すればよいのか・・・。
日本の社会での経験が少ない留学生の不安を軽減するために、2024年8月25日(日)午後1時から3時まで、留学生特別講座「ソーシャルワークにおける利用者支援、メンバーシップ・フォロワーシップの基礎の基礎」を開催しました。 

 

🔳テキストを使用した実践的な学び

この講座では『イラストでわかる対人援助の技術』(ナツメ社;本学専門職大学院教員 高橋明美・篠原純史著)をテキストとして使い、仲間や上司などと円滑なコミュニケーションをはかり、利用者と一歩進んだ関係をつくるための、ソーシャルワークの考え方や技術の「基礎の基礎」を、講義とロールプレイを組み合わせて学びました。

 

🔳非言語的コミュニケーションの演習

ロールプレイでは特に、非言語的コミュニケーションの使い方を繰り返し演習しました。例えば、「表情」の作り方では、悲しい表情や喜びの表情を留学生同士で何回も確認していきました。最初はぎこちなかった表情も、演習を重ねるうちに上達し、利用者の状況などを想定して、目元や口元まで気を配って表情を作ることができるようになりました。さらに、座る位置、視線の使い方なども実践できました。

 

🔳留学生の感想と今後の意欲

参加した留学生は、「言葉に不安のある留学生にとっては、非言語的コミュニケーションを使うことも有効だと分かった」、「表情の使い方をこれからもっと練習し、利用者さんと関わりたい」、「明日からの生活や施設ボランティアなどにも生かしたい」と話していました。 この講座を通じて、留学生は日本の社会福祉現場で必要とされるスキルの基礎を学び、今後の学びやボランティア活動においてもさらに成長していくことが期待されます。