【福祉医療マネジメント研究科】アゼリーグループ施設見学&出張セミナーを開催しました
2025年1月24日(金)、アゼリーグループの江戸川区にある保育施設を見学し、その後、施設長・園長・マネジャークラス職員を対象に出張セミナーを開催しました。アゼリーグループは、江戸川区や千葉県を中心に高齢者施設や保育施設を運営し、地域福祉に貢献している法人であり、本研究科のアドバイザリーボードとしても関わりがあります。
グループのコンセプトは、「福祉・教育・医療の提供を通して地域社会に貢献する」というもので、『福祉・教育・医療』という生活に必要不可欠な三つのサービスを提供し、 グループのメリットを最大限に活かして、地域や利用者の方へ各種サービス支援を展開されています。
■先進的な保育の現場を体験
アゼリー保育園では、センサリーインクルーシブ保育(スヌーズレンルーム)、STEAM保育、教育特化型保育、自立支援型保育という4つの柱で保育を行っています。
センサリーインクルーシブ保育では、感覚過敏や感覚調節の難しさをもつ人や子どものためのスヌーズレンを実施しています。スヌーズレンルームには、光・音・匂い・振動・触覚の素材等、感覚を優しくするものが設置されてあります。きらきらとしたミラーボールや、海の中のような色合いが感じられる部屋の中で、ゆっくりと過ごせます。見学に参加したメンバーもスヌーズレンルームでゆっくりと過ごし、園長先生にご説明して頂きました。
またアゼリー保育園では、乳児期は『自立支援型保育』の中で自己肯定感を培い、それを基に、幼児期では『教育特化型保育』として提供する「体験活動」の中で『STEAM保育』の手法を取り入れ、遊びながら学べる教育・保育を提供しているそうです。
最初は『なんでだろう?』『不思議だな~?』と思う事から始まり、次第に『どうして?』『なんで?』と前のめりになって興味を示し、最後には『知りたい!』『やりたい!』と能動的になっていく、というプロセスを大切にしているそうです。
見学に伺った際も、細長い風船と細いビニール紐を使って、紐をたこのように空中に飛ばせるかどうか、というアクティビティの最中で、通所施設の高齢者と保育園児が交流しつつ、実験(?)に真剣に、そして楽しく取り組んでいました。見学者の我々も一緒に参加し、楽しい時間でした。
13時から14時半まで、1時間半でしたが、あっという間に時間が過ぎました。アゼリーグループの来栖宏二様はじめ、職員の皆様にご案内いただき、誠にありがとうございました。
続けて、アゼリーグループの施設長・園長・マネジャークラス職員を対象とした出張セミナーを開催し、本学教員2名が講演・演習を行いました。