大学院

教授
金 彦叔きむ おんすく (Eonsuk Kim)
担当科目 演習テーマ

【学部担当科目】
国際ビジネス取引、国際ビジネスと法、英文契約書、法学、ゼミナール(国際ビジネスと法)、卒業研究など

【専門職大学院担当科目】
グローバルビジネスと法、外国人と法

所属学部 大学院
研究課題
(主なテーマ)

国際知的財産紛争の国際私法上の問題
国際取引における紛争解決
国際私法方法論の研究

ひとこと

私たちを取り巻く社会は、ますますグローバル化・多様化しています。より視野を広げ、いろんな問題にチャレンジしていきましょう。

専門分野

国際ビジネス法、国際私法、国際知的財産法

学位

修士(法学)
東京大学大学院法学政治学研究科
博士(法学)
東京大学大学院法学政治学研究科

最終学歴

東京大学大学院法学政治学研究科[博士(法学)]

主な経歴

東京大学大学院法学政治学研究科日本学術振興会特別研究員
名古屋大学大学院法学研究科特任准教授
文京学院大学外国語学部准教授(2015年4月~2020年3月)
文京学院大学外国語学部教授(2020年4月~)
早稲田大学比較法研究所招聘研究員(2021年4月~)

研究業績
外部資金その他
競争的資金の
受入・採択

●著書

『일본법 강의(日本法講義)』(共著)(博英社・2021年)

『国際知的財産権保護と法の抵触』(単著)(信山社・2011年)

『知的財産権と国際私法』(単著)(信山社・2006年)

●論文

「グローバル化する家族と国籍‐人権、連結点としての国籍」在日本法律家協会会報 第5号(2024)179-202頁
「消費者契約の特別管轄-民訴訟3条の4、3条の7を中心に」国際私法年報 24号(2022)2-25頁(査読付)
「韓国における懲罰的損害賠償制度の導入と外国判決の承認執行」在日本法律家協会会報 第4号(2022)282-313頁
「知的財産権に関する国際裁判管轄法制の調和の可能性‐日韓共同提案(2010)と韓国国際私法改正案(2020)からの考察」早稲田大学比較法学55巻3号(2021)84-110頁
「婚姻意思」国際私法判例百選 第3版 別冊ジュリスト256号(2021)92-93頁
「国際ライセンス契約と国際私法―日韓比較国際私法的観点から」国際私法研究 第26巻 第2号(2020)503-534頁〔韓国語〕
「対馬観音寺から盗難された高麗仏像の所有権をめぐる判決」在日本法律家協会会報 第3号(2020)405頁
「文化財の不法取引と国際私法」文京学院大学総合研究所紀要 第20号(2020)19頁
「国際信託の準拠法に関する研究」国際私法研究 第23巻2号(2017)185頁〔韓国語〕
「消費者契約における管轄合意」ジュリスト1510号(2017)138頁
「在日コリアンの相続問題に関する一考察」在日本法律家協会会報 創刊号(2017)5頁
「FRAND宣言がなされた標準必須特許をめぐる権利行使と国際私法」科学技術と法 第7巻第1号(2016)81頁〔韓国語〕
「仲裁機関の特定のない仲裁条項と仲裁合意の成否」ジュリスト1489号(2016)106頁
「最高裁民事判例研究(民集68巻4号)」法学協会雑誌(東京大学)132巻9号(2015)181頁
“Cross-border Succession in Japan, Korea and China and Related Legal Issues” Chonnam Law Review Vol.35 No.1, pp.27-50 (2015)
[Book Reveiw]“Chiteki Zaisan no Kokusai Shiho Gensoku Kenkyu – Higashi Azia karano Nikkan Kyodo Teian [Studies on the Principles of Private International Law on Intellectual Property Rights–A Japanese-Korean Joint Proposal from East Asian Points of View], edited by Shoichi Kidana. Tokyo: Seibundo, 2012. Pp.xii, 539.”JYIL, Vol.58 pp.400-403 (2015)
“Multijurisdictional Litigation in International IP Disputes” Chonnam Law Review Vol.34 No.2 pp. 67-97 (2014)
“Cross-border Enforcement of Patent Rights–Limits and Solutions in Current Conflict of Laws Regimes” Journal of Law and Politics No.252 (2013) pp. 1-26.
「北朝鮮著作物事件―国際私法の観点から」日本国際経済法学会年報22号(2013) 100頁
「役員等の第三者に対する損害賠償責任と不法行為地管轄」ジュリスト1457号(2013)134頁
“Settlement of International Civil and Commercial Disputes in Cambodian Private Law Context”in Reforming the Private and Property Laws and Setting up the Securities Market in Cambodia, KLRI, 2012 pp.223-246 (ALIN-CALE Joint Works 2012)
「北朝鮮国籍者の国際特許出願とPCTの適用」ジュリスト1441号(2012)143頁
「不正競争防止法に基づく差止請求の準拠法と被保全権利の存否の判断」ジュリスト1408号(2010)183頁
「知的財産権の国際的保護と法の抵触(1)~(7・完)」法学協会雑誌126巻8号‐12号(2009年)、127巻1号-2号(2010年)
「信用状統一規則の『買取り』の意義とディスクレパンシーの有無」ジュリスト1335号(2007)127頁
等多数。

所属学会
国際会議等への参加

●所属学会
国際私法学会、国際法学会、日本国際経済法学会、韓国国際私法学会、韓国仲裁学会
●国内主要学会での研究報告                       
・「日韓における中国判決の承認執行と『相互の保証』」」)早稲田大学比較法研究所共同研究会(2023年10月18日)
・「消費者契約の特別管轄」国際私法学会2021年度研究大会(2021年6月13日)
・「韓国の新しい国際裁判管轄法の特徴と比較法的意義」国際私法学会・国際私法フォーラム (2018年12月8日、学習院大学)
・「知的財産権の国際的保護の法的枠組み‐国際私法の観点から」国際法学会2015年度研究大会 (2015年9月19日、名古屋国際会議場)
・「北朝鮮著作物事件―国際私法の観点から」国際経済法学会第22回研究大会(2012年11月22日、大阪市立大学)
・「伝統的抵触法方法論の深化と国際知的財産権」国際私法学会第122回研究大会(2010年10月11日、慶応義塾大学)
●国際会議での研究報告
・「知的財産権に関する国際裁判管轄法制の調和の可能性―日韓共同提案(2010)と韓国国際私法改正案(2020)からの考察」早稲田大学比較法研究所日中韓共同研究会(2021年9月18日)
・「国際ライセンス契約と国際私法」韓国国際私法学会定期研究会(2020年8月20日)
・“Recent Developments and Harmonization in International Jurisdiction Rules – How International Discussions Converge in Asia?”Journal of Private International Law Conference 2019,The Ludwig-Maximilians-University Munich,Germany on September 12, 2019.
・「国際信託の準拠法に関する研究」韓国比較私法学会信託法研究会セミナー サムスン経済研究所(2017年2月8日)
・「FRAND宣言がなされた標準必須特許をめぐる権利行使と国際私法」2016年韓国国際私法学会共同年次学術大会 忠北大学法学専門大学院(2016年4月29日)
・“Cross-border Succession in Japan, Korea and China and Related Legal Issues”、International Conference on ”The New Type of Litigation and the Issues” hosted by law School of Chonnam National University in Gwangju, Korea on November 20, 2014
・“Cross-border Succession in Japan, Korea and China and Conflict of Laws Issues”, First SOAS/CALE Comparative Asian Legal Studies Workshop, SOAS, London University in London on Sep. 10, 2014
・“Multijurisdictional Litigation in International IP Disputes” International Conference ”The New Type of Litigation and the Issues” hosted by law School of Chonnam National University in Gwangju, Korea on Jun 20-21, 2014
・“International Protection of IP Rights and the Territoriality Principle”, International Conference on Intellectual Property Systems: Globalization and Localization” The First Asia-Pacific Intellectual Property Forum hosted by Remin University of China in Suzhou on Nov.16-17, 2013
・Commentator on ‘Korea International IP litigation Principles’ in International Conference “Resolution of International IP Disputes” hosted by Korea IP Society & Korea Private International Law Association in Korea Science &Technology Center, Seoul on Oct.8,2013
・“Cross-border enforcement of patent rights: Limits and Prospects in current conflict-of-laws regimes”, International Conference on “International Issues relating to Pro-innovation Patent System and Competition Policy” hosted by Nagoya University Graduate School of Law on February 09-10,2013
など。

共同研究
在外研究
国内研究
社会的活動

●研究助成
科学研究費補助金(基盤研究(C))「アジアにおける国際裁判管轄法制の形成・適用・発展の比較法的研究」研究代表者(2018年4月~2024年3月)
平成24年度日東学術振興財団「抵触法秩序における条約適用の構造的分析」、研究代表者(2012年度7月~2015年3月)
科学研究費補助金(特別研究員奨励費)「伝統的抵触法方法論の深化と国際知的財産権」研究代表者(2009年10月~2011年9月)

●共同研究
文京学院大学共同研究助成「超多様化社会の新たな言語教育の多角的考察及び実践―複言語複文化主義の探究研究代表者(2023年4月~2025年3月)
文京学院大学共同研究助成「文化財の国際的保護のための国際法及び国際私法上の諸問題」研究代表者(2018年4月~2020年3月)
ALIN(Asian Legal Information Center), “International Cooperation in Legal and Institutional Building in Cambodia: Reforming the Private Law and Setting up the Securities Market” 研究代表者(2012年3月~2012年12月)