大学院

教授
山崎 幸子やまざき さちこ (Yamazaki Sachiko)
担当科目 演習テーマ

【学部】
エイジングの心理学、公認心理師の職責、心理実習、心理学基礎演習,心理学専門演習Ⅴ(エイジング心理学演習)、卒業論文演習、初年次演習、ほか

【大学院】
心理的アセスメントに関する理論と実践、福祉分野に関する理論と支援の展開、心理実践実習Ⅰ〜Ⅳ、特別研究Ⅰ・Ⅱ、ほか

所属学部 大学院
研究課題
(主なテーマ)

高齢者の閉じこもり、うつに対する心理的支援のあり方
中高年ひきこもり(8050問題)に対する支援
高齢者に対する自伝的記憶の活性化によるwell-beingへの効果

ひとこと

大学生活の4年間で視野を広げ自分の能力を高めて下さい。その一つとして、こころの理解を深める手法を一緒に学びましょう。

専門分野

老年心理学、臨床心理学

学位

博士(人間科学)

最終学歴

早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程

主な経歴

福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座 学内講師
福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座 助教
福島大学人間発達文化学類 兼任講師
福島学院大学福祉学部福祉心理学科 兼任講師
群馬社会福祉大学社会福祉学部 兼任講師
心療内科・精神科 非常勤勤務(公認心理師・臨床心理士として心理面接、心理検査等の実施)

研究業績
外部資金その他
競争的資金の
受入・採択

【論文】
・Yamazaki, S., Ono, M., Shimada C., et al. (2024). Feasibility of a Simplified Version of Guided Autobiography in Community-dwelling Older Adults: A Pilot Study. The International Journal of Reminiscence and Life Review, 10,1,1-5.
・Yamazaki, S., Ura, C., Inagaki, H., et al. (2024). Social isolation and well‐being among families of middle‐aged and older hikikomori people. Psychogeriatrics,24,1,145-147.
・山崎幸子・宇良千秋・岡村毅. 中高年ひきこもり者が再び社会とつながるまでの過程. (2023). 老年社会科学, 45, 3, 213-224.
・Murayama, Y., Yamazaki, S., Hasebe, M,. et al. (2023). Effects of adverse life events on mental health in single older adults in Japan. Psychogeriatrics, 23,5,838-846.
・Murayama, Y., Hasebe, M., Yamazaki, S., et al. (2023). Social Work for Vulnerable and Marginalized People during COVID-19 in Japan. Asian Social Work and Policy Review,17,3,162-175.
・Yamazaki, S., Ura, C., Okamura, T. (2023). Time regained: awareness of not young anymore is a trigger for the ageing Hikikomori person to return to society.Psychogeriatrics, 23,4,730-731.
・Murayama, Y., Yamazaki, S., Hasebe, M., et al. (2022). Psychological Factors That Suppress Help-Seeking among Middle-Aged and Older Adults Living Alone. International Journal of Environmental Research and Public Health, doi.10.3390/ijerph191710620.
・山崎幸子 (2022). 遅発性統合失調のクライエントに対するライフレビューを導入した面接過程. 心理臨床学研究,40,1,63-73.
・Yamazaki, S., Fujita, K., Imuta, H.(2021). Prevalence of and factors related to homebound and semi-homebound older adults in a rural area in Japan. Geriatrics & gerontology international,21,11,1033-1039.
・Yamazaki, S., Ura, C., Shimmei, M., Okamura T. (2021). In search of lost time: Long‐term prognosis of hikikomori called 8050 crisis. International Journal of Geriatric Psychiatry 36,10,1590-1591.
・村山陽・山崎幸子・長谷部雅美他 (2021). 単身男性中高年者における将来展望を抑制する意識の検討.老年社会科学,43,1, 26-35.
・Murayama, Y., Yamazaki, S., Hasebe, M., et al.(2021). How single older men reach poverty and its relationship with help-seeking preferences. Japanese Psychological Research, 63, 4, 406-420.
・Ura, C., Okamura, T., Yamazaki, S., et al.(2021). Rice farming care as a novel method of green care farm in East Asian context: an implementation research. BMC Geriatrics,21,237-245.
・Yamazaki, S., Fujita, K., Imuta, H. (2021). Development of a scale measuring barriers to going out community-dwelling older adults. Geriatrics & Gerontology International, 21(2), 238-244.
・Murayama, Y., Yamazaki, S., Yamaguchi, J., et al. (2020). Chronic stressors, stress coping and depressive tendencies among older adults. Geriatrics & Gerontology International, 20 (4). 297-303.
・Yamazaki, S., Ura, C., Okamura, T., et al. (2019). Long-term effects of rice-farming care on cognitive function and mental health of elderly people with cognitive impairment: a follow-up study. Psychogeriatrics, 19 (5), 513-515.
・Okamura, T., Ura, C., Yamazaki, S., et al. (2019). Green care farm as a new tool for inclusion of older people with various challenges in the super-aged community. International Journal of Geriatric Psychiatry, 34 (5), 777-778.
・Ura, C., Okamura, T., Yamazaki, S., et al. (2018). Rice-farming care for the elderly people with cognitive impairment in Japan: a case series. International Journal of Geriatric Psychiatry, 33 (2), 435-437.
・宇良千秋・岡村毅・山崎幸子他 (2018). 認知機能障害をもつ高齢者の社会的包摂の実現にむけた農業ケアの開発 稲作を中心としてプログラムのフィージビリティの検討.日本老年医学雑誌, 55 (1), 106-116.
・山崎幸子・藺牟田洋美・増井幸恵他 (2017). 高齢者の閉じこもりをもたらす同居家族の関わりチェックリストの開発.老年社会科学, 39 (3), 352-364.
・Yamazaki, S., Imuta, H., Yasumura, S. (2016). Depression in older adults: Do close family member recognized it? Geriatrics & Gerontology International, 16 (12), 1350-1352.
・山崎幸子・藤田幸司・藺牟田洋美他 (2016). 外出に対する自己効力感を高める訪問型支援の効果:高齢者の閉じこもり改善にむけた試み.応用老年学, 10(1), 27-36.
・Shimada, K., Yamazaki, S., Nakano, K., et al. (2014). Prevalence of social isolation in community-dwelling elderly people by household in Japan; a prospective cohort study.
・山崎幸子・藺牟田洋美・野村忍他 (2014) .地域高齢者の閉じこもり解消に外出行動変容ステージの分類ー外出に対する自己効力感との関連からー. 老年社会科学, 35 (4), 438-446.
・Yasumura, S., Goto, A., Yamazaki, S., et al. (2013). Excess mortality among relocated institutionalized elderly after the Fukushima nuclear disaster. Public Health, 127 (2), 186-188.
・Kimura, M., Yamazaki, S., Hasegawa, M., et al. (2013). The prevalence of social engagement in the disabled elderly and related factors. International Scholarly Research Notices, doi.org/10.1155/2013/709823
・Yasumura, S., Goto, A., Yamazaki, S., Reich, M.R. (2013). Excess mortality among relocated institutionalized elderly after the Fukushima nuclear disaster. Public Health, 127(2):186-8.
・Ngoma, M., A. Goto, A., Yamazaki, S., et al. (2013). Barriers and motivators to blood donation among university students in Japan: Development of a measurement tool. Vox Sanguinis, 105 (3), 219-214.
・吉田和樹・山崎幸子・高橋龍太郎他 (2013)地域高齢者における生活機能の関連要因:Breslowの7つの健康習慣に焦点を当てて.応用老年学, 7(1), 24-32.
・Hasegawa, M., Yamazaki, S., Kimura, M., et al. (2013)..Community-based exercise program reduces knee pain in elderly Japanese women at high risk of requiring long-term care: A non-randomized controlled trial. Geriatrics and Gerontology International 13(1):167-74
・Yamazaki, S., Nakano, K., Saito, et al. (2012). Prediction of functional disability by depressive state among community-dwelling elderly in Japan: a prospective cohort study. Geriatrics and Gerontology International, 12(4):680-7.
・島田今日子・山崎幸子・中野匡子他 (2012). 同居家族からのソーシャル・サポートが高齢者のうつ傾向発生に与える影響-5年後の追跡調査- 老年社会科学 31(3):340-357.
・宇良千秋・多賀努・山崎幸子他 (2012) 都市高齢者における運動開始の意図を規定する要因の検討 日本老年医学会雑誌 48(4): 345-351.
・木村みどり・山崎幸子・長谷川美規他 (2012). 地域高齢者における運動器の機能向上プログラムの社会活動促進への介入効果 老年社会科学 33(3): 395-404.
・藤本聡・山崎幸子・若林章都他 (2011). 虚弱高齢者に対する「太極拳ゆったり体操」の介護予防効果―新規要介護認定および生命予後との関連― 日本老年医学会雑誌 48(6): 699-706.
・山崎幸子・藺牟田洋美・橋本美芽他 (2010). 地域高齢者の外出に対する自己効力感尺度の開発 日本公衆衛生雑誌 57(6): 439-447.
・山崎幸子・藺牟田洋美・鈴木理恵子他 (2010). 閉じこもり高齢者に対する心理的介入プログラムの長期的効果-新規要介護発生および生命予後との関連- 応用老年学 4(1): 31-39.
・山崎幸子・安村誠司・後藤あや他 (2010). 閉じこもり改善の関連要因の検討-介護予防継続的評価分析支援事業より- 老年社会科学 32(1): 23-32.
・山崎幸子・藺牟田洋美・橋本美芽他 (2008). 都市部在住高齢者における閉じこもりの家族および社会関係の特徴 日本保健科学会誌 11(1): 20-27.
・山崎幸子・橋本美芽・藺牟田洋美他 (2008). 都市部在住高齢者における閉じこもりの出現率および住環境を主とした関連要因 老年社会科学 30(1): 58-68.

【著書】
・山崎幸子 (2024). 日本発達心理学会(編) 家族と高齢者のコミュニケーションとwell-being. ミネルヴァ書房
・山崎幸子 (2023). 高齢期のストレス反応とストレスへの対処・回復力. 文京学院大学(編) 人間共生論入門 新曜社
・山崎幸子・安村誠司 (2023). 図表の描き方(グラフ,ヒストグラム,チャート) 中村好一(編) 医療系のためのもっとやさしい統計学入門 改訂第2版 診断と治療社
・山崎幸子・植松芳信・長田久雄 (2023). 上島国利・立山萬里・三村將 (編) 精神医学テキスト(改訂第5版) 精神障害の理解と治療のために. 南江
・山崎幸子・長田久雄 (2022). 高齢者がコミュニティで活躍する方法. 日本健康心理学会(編)  実践!健康心理学 シナリオで学ぶ健康増進と疾病予防. 北大路書房
・山崎幸子 (2022). 老年期と家族. 相良順子(編)  家族心理学―生涯発達から家族を問うー. ナカニシヤ出版
・山崎幸子 (2020). 老年期. 野島一彦(編) 臨床心理学への招待第2版 ミネルヴァ書房.
・山崎幸子 (2016). Ⅱ章 阻害要因としての老年症候群.高齢者の閉じこもり〜被災地仮設住宅における調査結果からー.大島慎一他(編) これからの在宅医療−指針と実務−. グリーンプレス.
・山崎幸子 (2015). 第5章 変容する主体 臨床心理学 村井潤一郎(編). サイエンス社.
・安村誠司・山崎幸子 (2010). 第3章 高齢者の健康、身体疾患 下仲順子(編)老年心理学(現代心理学シリーズ14)改訂版 培風館.
・安村誠司・山崎幸子 (2009). 第Ⅳ章 研究成果を公表してみよう 図表の書き方 中村好一(編)医療系のためのやさしい統計学入門 診断と治療社.

【総説】
・山崎幸子(2023). 高齢期における外出と心身の健康―閉じこもり高齢者に対する調査結果からー. 生活協同組合研究,572 ,12-19.
・山崎幸子(2022). 単身高齢者のレジリエンス. 臨床心理学,22,2,188-192.
・山崎幸子 (2013). 閉じこもり研究の動向と課題 心理的支援の観点から 老年社会科学 34(3): 426 -430.
・山崎幸子・安村誠司 (2009). 閉じこもり予防・支援からみた高齢者のこころの健康と地域社会の創造 老年精神医学雑誌 20(5): 536-541.

【競争的研究費の獲得】
代表研究
・令和6年―令和8年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)「中高年ひきこもりを抱える親の実態把握:援助要請に視座した支援策の検討」
・令和6〜4年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)「8050問題への視点の転換:中高年ひきこもりの家族機能と親に対する支援策の提言」
・平成27〜令和元年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)「閉じこもりの心理的バリア解消に向けた家族と共に取り組む包括的支援プログラムの開発」
・平成24〜26年度 科学研究費補助金 若手研究(B)「高齢者の閉じこもりを強化する家族特性の解明:家族に対する支援プログラムの構築」
・平成22〜23年度 科学研究費補助金 若手研究(B)「高齢者の閉じこもりやうつを強化する家族特性の解明:支援策検討のための地域縦断研究」

分担研究
・令和5〜7年度 科学研究費補助金 挑戦的研究(萌芽) 「単身女性中高年者における困窮に陥るパターンと適切な援助要請スタイルの解明」(研究代表者:村山陽)
・令和5−6年度 厚生労働科学研究費補助金(政策科学推進研究事業)「中年期からの孤立・困窮予防プログラムの実装化に向けた研究」分担研究者(主任研究者:小林江里香)
・令和4〜6年度 科学研究費補助金 基盤研究(B) 「単身中高年者の孤立と貧困の一次予防に向けたチェックリスト開発とコミュニティ実装」(研究代表者:村山陽)
・令和元〜3年度 科学研究費補助金 基盤研究(B)「貧困と社会的状況にある単身男性高齢者からの援助要請を促すための支援方法の検討」(研究代表者:村山陽)
・平成29〜令和元年度 科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究「認知症の人の包括的QOLに対する稲作ケアの効果」(研究代表者:宇良千秋)
・平成28〜令和2年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)「高齢期のライフイベントのメンタルヘルス及び外出頻度への影響に関する研究」(研究代表者:藤田幸司)
・平成27〜29年度 科学研究費補助金 挑戦的萌芽研究「介護予防から災害弱者へのパラダイム転換ー効果的な閉じこもり高齢者支援を目指してー」(研究代表者:藺牟田洋美)
・平成25年度 厚生労働科学研究費補助金 地域医療基盤開発推進研究事業「被災地の再生を考慮した在宅医療の構築に関する研究」(研究代表者:大島伸一)
・平成23〜25年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)「家族と同居する高齢者の孤立が心身に与える影響と支援方策の検討」(研究代表者:中野匡子)
・平成23〜25年度 科学研究費補助金 基盤研究(B)「介護予防ハイリスク者に対する包括的介護予防プログラムの開発と検証」(研究代表者:安村誠司)
・平成22〜24年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)「ライフレビューを活用した閉じこもり高齢者支援事業のプロセス評価と専門職への普及」(研究代表者:藺牟田洋美)

所属学会
国際会議等への参加

日本心理臨床学会、日本心理学会、日本老年社会科学会、The GERONTOLOGICAL SOCIEY OF AMERICA、日本老年精神医学会、日本公衆衛生学会、日本発達心理学会

共同研究
在外研究
国内研究
社会的活動

日本老年社会科学会評議員(2020年〜)