本研究科のコンセプト
福祉医療マネジメント研究科は、福祉医療専門職(管理者や経営者を含め)の経営管理能力を育成し、現場を牽引する人材を養成します。
亀川研究科委員長による説明動画で詳しく解説しています。
専攻の特徴
①経営学を共通言語に学びます
マネジメントを基礎から応用まで学び、「経営学」という共通言語で福祉医療分野の現場をけん引する人材を養成します。 今後のキャリア開発にも活かせます。
②多職種の連携を促進します
様々な福祉医療分野の専門職や経営職が、それぞれの背景のもとに議論を深め、経営学の共通言語で互いを理解しながら、実践的な思考や多面的な分析、問題解決能力を高めます。
③「課題プロジェクト研究」で実践力を身につけ、修士論文は課しません
研究者養成の大学院と違い、修士論文はありません。「課題プロジェクト研究」で実践的な課題解決力を身につけて、福祉医療マネジメント修士(専門職)の学位を取得することができます。
目標とする人材像
・課題発見と解決する力
マネジメントの基礎的な知識を修得し、これを活用して福祉医療分野の様々な問題を発見し、その解決策を策定できる、組織の革新的リーダーの役割が果たせる人
・多職種連携チームの構築力
経営学の共通言語を介して福祉医療分野の専門職とコミュニケーションを深め、問題に応じてリーダーシップとフォロワーシップを柔軟に発揮することで、各自の能力と組織価値を最大化できる多職種連携チームを構築・推進できる人
・新たな価値創造に貢献する
マネジメント理論に基づき、福祉医療分野の幅広い知識を活用して新たなビジネスモデルを構築する人、もしくは福祉医療組織の改革により豊かな共生社会の形成と価値創造に貢献する人
・地域や組織を超えた展開力
各自が有する福祉医療分野の幅広い知識・技術・経験を組織として共有し、高度な福祉医療サービスを特定の地域や国にとどまらず、広く内外に展開する起業家精神を発揮できる人
修了後・将来像のモデル例
本大学院で学んだ高度な知識を生かして、福祉医療の分野において次のような力を身につけることが期待されます。
①あなたの歩みたいキャリアをデザインできる
組織目的を理解し、組織を活性化するとともに、自身の専門的ノウハウの価値を最大化する力を身につける。また、自己のノウハウと他者のノウハウをチームとして取りまとめる事ができる。
②あなたの職場で「マネジメント力」を活かし、管理職として施設経営を行う
「職場での経験知」+「専門職大学院での多職種・多機関における取り組み」を通じた学びを活かして、職場におけるマネジメント力を磨き、管理職として経営戦略を駆使する力を身につける。
③「ネットワーキング」・「連携」・「協働」し様々な機関や施設と共に問題解決できる
専門職大学院における様々な人や地域との交流による学びで、各地の取り組みなどをヒントに新たなネットワークを活用した協働的な取り組みを可能にする。
④新たな社会課題を見出して、それをもとに「起業」をする
専門職大学院で学ぶことで、福祉や医療を取り巻く新たな「社会課題」を見つけ、それを解決するための支援策やサービスを開拓し、新たな事業を立ち上げ、サービスを実現する力を得る。