福祉医療マネジメント研究科委員長ご挨拶
福祉医療マネジメント研究科
アドミッション・ポリシー
福祉医療マネジメント研究科では、
- 経営学の基礎知識と実践ノウハウ
- 組織目標を探索する起業家精神
- 目的を効率的に達成する経営管理能力
上記のようなマネジメントスキルを身につけた福祉医療系専門職の養成を目的としています。
そのため、本研究科が対象とする入学予定者には、下記の資質を備えた人材を求めます。
- 言葉を論理的に組み立て、自らの意思として、これを表現できる人
- 福祉医療分野の問題とその有効な解決方法を探索するために必要な技能や経験もしくは基礎的知識を有する人
- 福祉医療分野における組織目的を発見しこれを実現するために、多様な職種の人とコミュニケーションをとることができる人
- 福祉医療分野の常識にとらわれず、事業組織や社会変革へのチャレンジ精神と貢献意欲を有する人
- 多様な文化や慣習、異なる価値観を持つ人を理解し、協働して学ぶことができる人
- 修得した福祉医療マネジメントの実践的知識を様々な社会に還元しようとする視野の広がりを期待できる人
具体的な入学者としては、以下のような人材が入学することを期待しています。
- 福祉系の専門職。代表的なのは「社会福祉士」「介護福祉士」「精神保健福祉士」などの資格保持者や「生活相談員」「福祉系のNPO職員」、「医療機関のメディカルソーシャルワーカー」、関連分野の「公務員」
- 医療系の専門職。「医師」「歯科医師」「薬剤師」「保健師」「看護師」「理学療法士」「作業療法士」「臨床検査技師」などの国家資格保持者
- 上記福祉医療分野における中級管理職(例:師長、グループリーダー)までの方。
- 「福祉・医療施設の経営層」や、「それぞれの施設や部署の上級管理職(例:部長、施設長、副院長、院長)」、「福祉・医療関係の起業家」など。
福祉医療マネジメント研究科
ディプロマ・ポリシー
本研究科を修了するに当たって、全ての修了生が身に付けるべき資質・能力として、ディプロマ・ポリシーを以下の通り定めました。
- マネジメントの基礎的知識を活用して、現代社会における福祉医療分野の諸問題を発見し、その効率的解決方法を策定できる
- 福祉医療に関わるビジネスの組織目的と各自の職能を確認し、組織目的を達成するためのリーダーシップとフォロワーシップを身につけ、効果的かつ効率的な多職種連携を構築できる
- 多様な文化や慣習、価値観の相違を理解して、福祉医療分野のビジネスを改革し、様々な社会に貢献するビジネスモデルを展開できる
- 福祉医療分野におけるビジネスモデルを立案し、社会の理解を得るためのプレゼンテーションを通じて、ビジネスモデルを実現できる能力を持つ
学則に定めた教育課程の所定単位を修得し、ディプロマ・ポリシーに定めた資質・能力を身につけたと認められたものに、
福祉医療マネジメント修士(専門職)の学位を授与します。
福祉医療マネジメント研究科
カリキュラム・ポリシー
本研究科は、チーム学習をコア科目としていることが特色です。
専門知識の深化だけではなく、組織内分業として各自の能力を最大化する方法を考えなければいけません。
そのためには職種や経験の異なるメンバー同士がチームとなって学修をし、多職種連携へのアプローチに繋げる必要があります。
- マネジメントの基礎知識を学修し、福祉医療分野の多職種連携に不可欠な共通言語を修得する
- 福祉医療分野における問題解決や地域に貢献するビジネスを考案するために、多職種のスキルを掛け合わせるチーム学修のスキームを用意する。チーム学修では、各自の職能や経験に応じてリーダーシップとフォロワーシップを交互に実践するアクティブラーニングを行う
- 異なる文化や慣習、多様な知識と経験を有する価値観の異なる履修者が、福祉医療に関わるマネジメントの基礎的な科目と実践的な応用科目を履修し、チーム学修をすることにより、特定の地域や国に制約されないマネジメント能力を修得する
- 学修成果は、多職種連携を図るため、各自の知識や経験をもとに意見交換して、これをマネジメントの共通言語により一つの知識の体系として発表する能力を得ることである。相互の意見交換プロセスと発表成果が各授業で評価され、最終的な修了判定は必修科目「課題プロジェクト研究」で評価される