2013年 報告(2012年度プログラム)
2013年 海外短期フィールドワーク 児童発達学科 報告13-1
【2013年 海外短期フィールドワーク 児童発達学科 報告13-1】
■ Cabrillo College(アメリカ カリフォルニア州 サンタクルーズ) での海外短期フィールドワークです。
■期間は、2013年3月10日〜26日
■日付は、日本時間での表記です(現地は、1日前になります)。
昨日のLisaのスピーチの補足です。
子どもたちはいろんなものを触ったり、舐めたりして感覚運動を発達させていくステージから、だんだん実際に物事に触れて試して考えてみる時期に入ってきます。例えば、appleということばを聞いただけでは小さい子どもには何のことかわかりません。それでは、appleが描かれている絵を見せるとどうでしょうか。ここで出てくるappleとは、何かのdescription(描写、説明)は、例えば、red、round,、shinyのような見た目に関するadjectives(形容詞)だけです。
ここで、Lisaは、実際にリンゴとナイフを学生に渡して、appleとは何かのためにリンゴを切ってみんなで食べてもらうことを促しました。そして同じ質問をしました。出てきたadjectivesは、crunchy、juisy、sweet、hard、good、sour、tangy …などなど、実際に食べたからこそ分かるたくさんの形容詞が出されました。これが具体的操作期に入った子どもに必要な体験という説明でした。リンゴをなぜここで食べるのかを不思議に思っていた学生たちも、形容詞のリストを見てやっと一同納得!
Lisaは、去年はKクラスを教えていて、その子どもたちといっしょに今年は1年生のクラスの担任になっています。つまり、日本でいう幼少連携を担任として一人でやっているわけです。子どもたちが5際〜7歳にかけて変わっていく過程を知っている先生が大事になるということでしょうね。
今日は、サンタクルーズでの最後の日を学生たちはホストファミリーと過ごしています。この二人は、ホストファミリー先でアップルパイを作るお手伝い中です。リンゴの皮向きに時間がかかっているようですね。でも、アップルパイの味は格別だったようです。