2013年度海外フィールドワーク
海外短期フィールドワーク2013年度リアルタイム報告17
【海外短期フィールドワーク2013年度リアルタイム報告17】
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もう、行程の半分になろうとしています。
2013年3月5日火曜日
お昼はキャンパスアクティビティーセンターのフードコートに行きました。こちらはお米はサラダ扱いで売っています。バーガーやサンドイッチなどを買ってそれぞれ食べました。学生のみなさんにも、「もうすぐ半分だ。やばい。すぐ終わっちゃう!」といった声が目立ち始めてきました。確かにこれから時間がすぎるのは本当に早いです。そのときそのときを楽しみながら過ごしましょうね。これからそれぞれの学科の専門の講義があり、さらに夕刻はソーシャルですね。
マイクの今日の授業は錯視と脳の情報処理。すでに本学の認知心理学(1)でも沢山習った内容がでてきますが、これを英語で、さらにマイクの見解を含めて学習していきます。
レジュメにも日本語が沢山でてきます。翻訳が間違っているところがあるのが、ご愛敬です。
身振り、手振りを交えながら熱っぽく、「ぼくらの見ている、聞いている、触っている、におっている、味わっている世界は、本当はそこになくてもいいのかもしれない」といった観点から知覚心理学、認知心理学的見解を語るマイク。思わず引き込まれますね。
次のマイクの授業は「ビデオゲームで人の暴力性は高まってしまうのか」です。テーマがとても面白く、吟味されているのが分かります。ありがとう。マイク。
午後の人間福祉学科の専門講義です。今日は、「障害のある人へのソーシャルワーク」がテーマです。障害者権利条約批准後、カナダの障害者福祉は格段に発展したそうですが、まだまだ課題も多そうです。
専門の講義は、やはり英語では完全に理解するのは難しい。同行の教員が解説します。
講義では、カナダの障害者福祉について概要を聴いた後、重度の障害のある人たちの生の声を撮ったビデオを見ました。「私たちを憐れまないで」、「友達になろうとしないで。まずは私のことを知って。友達になるのはそれからでしょう」、「私に話しかけないで、(行動を)直そうとしないで、先回りしないで。私の言うことを聴いて、尊重して、後についてきて。」彼らの言葉を聞いて、「私たち援助者は、ただ障害者の言うことに従うだけなのか」、「障害を意識しているのは彼らの方ではないか」などの質問やコメントが相次ぎました。普段からボランティアで障害者とかかわっている学生たちにとって、ショックだったようです。でも、講師のアーリーン先生からは「深いディスカッションができたわね。そう、考えることが重要なのよ」と最後のコメントが。
今日は、みんなでお揃いのTRUパーカーを着てきました!
さあ。午後4時からはソーシャルです。大谷大学の学生さんたちも一部合流し、TRUの心理学科の学生、教授と懇談します。TRUの学生の皆さんは事前に「どんどん積極的に、ゆっくり話してあげて」と教授陣やスタッフにアドバイスを受けており、気を遣いながらコミュニケーションをはかってくれました。なんとか頑張ってコミュニケーション、できていましたね!「伝えたい」。。。その気持ちがとても素敵なことだと感じます。
現場実習の一環として福祉コースの授業に参加しているディランも参加。奥に座っているのは、ソーシャルワーク学科の教授です。昨日の施設見学に同行してくれたので、学生ともすっかりうちとけています。