人間学部

海外フィールドワーク2015

海外短期フィールドワーク2015年(2014年度)リアルタイム報告10

2015.03.05

【海外短期フィールドワーク2015年(2014年度)リアルタイム報告10】

海外フィールドワーク紹介のページはこちら

カナダブリティッシュコロンビア州立トンプソンリバーズ大学で

今年(2015年2月〜3月)も海外短期フィールドワークが行われています!

臨場感をもってお伝えするために画像サイズがやや大きめです。読み込みに多少時間がかかります。ご了承ください。

fw2015221.jpg

3月5日

今日はやや暖かいですが、少々曇っています。さて、今日は「感情」、いわゆる主観的に感じる感情についての表現をおさらいすることから朝が始まります。感情を表す言葉をできるだけたくさん挙げていく、という課題を行います。


fw2015222.jpg

結構難しい課題です。主観的感情は泣く、気分が悪い、など身体的変化から起こります。これは難しい心理学の理論があるのですが、いずれにしても、ここでは、身体的、生理的な変化に関わる表現ではなく、あくまで主観的な感情に関わる表現を挙げていくのです。


fw2015223.jpg

簡単な表現は10程度すぐ出てくるのですが、それからがなかなか出てきません。


fw2015224.jpg

この課題は辞書なしなので、大変ですね。。


fw2015225.jpg

excited、anxious、optimistic、、、、


fw2015226.jpg

つきつめて考えると、感情とそうでないものの境界が希薄であることにあらためて気づきます。


fw2015227.jpg

過去分詞形だっけ、現在分詞形だっけ。動詞から派生した表現だと、どちらか混乱してしまいます。


fw2015228.jpg

その後、キャサリンは感情に関わる表現のプリントを配布。こんなにあるんだ。。キャサリンは、この中で、あまり適切でない表現もあるの。Purlishは私は使わないわ。。あと、Eavesdroppingも主観的感情、ではないわね。ほかにも。。」などとより説明してくれましたね。


fw2015229.jpg

それぞれの感情に対してこれだけの表現がある、というのも驚きですが、これらの微細なニュアンスの違いはこちらの人もあまり分からないものがたくさんあるでしょう。そしてその意味するところも時代によって変遷していると思います。でも、たくさんの表現を、そのニュアンスの違いとともに覚えていくのは、ソムリエがワインのフレーバーを言葉でラベルづけすることで弁別できるようになるプロセスに似ています。全部とはいわないまでも、10くらいは今まで知っている表現に加えていきたいですね。


fw201523006.jpg

今日、皆さんが学習しているキャンパスアクティビティ—センターという建物の1階と2階では、ジョブ・フェアーが行われていました。多くの地元を中心とした企業が説明に訪れていました。ケータリング・サービスで食事も提供されるなど、かなり規模の大きなものです。


fw201523001.jpg

閑話休題。。

今日はArts and Educationの建物の紹介です。これは昨日心理の実験授業が行われた場所ですね。。多くの先生はこの建物に研究室を持っています。


fw201523007.jpg

午後の心理コースの授業は、一昨日と同じ、ストラヴコ。しかし内容は健康心理学概説です。従来、病気や死因がウィルス、バクテリアによるものであったのに対し、医学等の進歩により、その中心が心臓血管系などの循環器系障害とがんなどが主となり、医学、他の学問領域の対象も変容してきた背景が説明されました。そして現在、予防的観点、罹患後の治療、病後の回復過程という3つの観点からのアプローチが重要である、という説明がありましたね。


fw201523009.jpg

さらにストレスコーピングという観点についても説明がありました。ストレス事態での身体の反応、自律系反応と神経内分泌系反応など、文京学院大学でも学習してきていることが内容としてでてきましたね。


fw201523010.jpg

ストラヴコは今回がこのプログラムで教えるのははじめての経験なので、1回目はスピードが速かったのですが、今回はリクエストによりしっかり噛みしめるように話を進めてくれました。。すぐこうして順応してくれるのはとてもありがたいですね。


fw201523011.jpg

授業後、学科長のマイクも来てくれて、皆さんで記念撮影。1回目はピースはなしね!


fw201523012.jpg

2回目は、get wild!といったらマイクが一番ワイルド。ストラヴコの授業はこれが最後です。ありがとうございます!


fw201523019.jpg

一方、福祉コースは「Power of bing Girl(PBG)活動」について学習しました。YWCAでは12歳から女性であることでの自己肯定感を高めるための活動を10年前から行っているそうです。


fw201523020.jpg

実際に現地の活動で行うワークショップも体験しました。写真の箱作りでは、自分自身を箱にデコレーションして表現しました。


fw201523021.jpg

自分自身と向き合う貴重な時間となりました。


fw201523022.jpg

どれが誰の作った箱でしょうか?!その中に自分の好きな言葉をたくさん書いて入れることで自分にパワーがあることに気づくことをねらいとしてるということでした。


fw201523013.jpg

授業後は、心理コースの学生の皆さんは教員の部屋にてピザパーティー。たまには日本語のみでリラックスもいいですね。


fw201523014.jpg

近くのスーパーで安く食材を確保し、オーブンなどを使って冷凍ピザをあたためて食べました。丸焼きチキン、フルーツ盛り合わせなど、結構豪華でしたね。


fw201523015.jpg

フルーツおいしい!結構あまーい。


fw201523016.jpg

チキンを細かく一口サイズにしていきます。


fw201523017.jpg

大学のゼミの話など、これからの大学生活についても話が深まります。


fw201523018.jpg

あっという間に楽しいひとときも過ぎていきます。皆さん、とてもきれいに片付けてくれました。ありがとう。

午後6時過ぎには解散でした。今日は福祉コースの学生の皆さんとはタイミングが合わず、たいへん残念でしたが、日本でも、ぜひ、みんなで集まりましょうね!一期一会、です。