一人ひとりの個性を理解して、
子どもの自主性を尊重する保育者・教育者になる。
学科紹介
児童発達学科は、埼玉県の大学として保育士、幼稚園教諭、小学校教諭の3つの免許・資格が取得できます。
長年にわたり、地域社会の保育・教育の現場を中心に活躍する実践的な人材を輩出してきました。
子ども一人ひとりの個性を理解し、可能性を信じ、子ども自身の好奇心や探究心が豊かに湧き上がることを喜ぶ先生を目指し、また多様な存在を認め合う知識社会をつくる人材として、共に児童発達学科で学び合いましょう。
保育士資格・幼稚園教諭免許・小学校教諭免許が取得できる
児童発達学科では、人間の成長において重要な時期である幼児期から児童期それぞれについて発達段階を体系的に学びます。
保育士、幼稚園教諭、小学校教諭といった養成課程の学びに加え、大学生が身につけておくべき社会人基礎力を養うカリキュラムによって、保・幼・小すべての現場に貢献できる人材を目指します。
現代社会を見通した子どもと保護者に寄り添う力を習得する
社会のあり方が移り変わることで人の意識や価値観が変わっていくように、理想の子育てや教育のあり方も変化していきます。現代は、一人ひとりの個性を尊重しながら子ども自身の可能性を引き出すことが求められています。
児童発達学科では、子どもが持つチカラを引き出し、多様性を理解して尊重できる人材となるために、エンパワーメント教育とダイバーシティ学習を大切にしています。
ダイバーシティ学習
多様性を理解して尊重できる人になる
一人ひとりの違いを認める多様性の理解は、保育者・教育者に欠かせない資質です。
本学の建学の精神「自立と共生」に基づく「人間共生論」をはじめ、複数の科目にこの考え方が反映されています。
エンパワーメント教育
子どもの能力を引き出す立場になる
人が潜在的に持っている力を信じ、引き出すことをエンパワーメントといいます。
この学科の教員がこの考え方を持ち、学生に接しています。
学生は学習、実習、学生生活のさまざまな場面で、思いきり力を発揮していきます。
ふじみ野キャンパス内にある実践的環境で実践力を高める
子育て支援施設「ふらっと文京」、および、「文京学院大学ふじみ野幼稚園」を併設
ふじみ野キャンパス内に子育て支援施設「ふらっと文京」や併設幼稚園「文京学院大学ふじみ野幼稚園」を併設しています。
年間を通して子どもや保護者を観察することができるので、講義や実習で習得したことを実体験したり、先生としての心構えを養いながら実践力を高めることができます。
学校インターンシップ・海外短期フィールドワーク
主体的に学べる機会が豊富
学びの機会は海外にも。2・3年次を対象とした海外短期フィールドワークでは、アメリカの大学で学びながら、現地の幼稚園や小学校で実習を行います。
ふじみ野市の公立小学校での学校インターンシップでは、授業だけでなく、運動会や合唱会などの行事、特別支援クラスのサポートにも関わります。
Change!!
グローバルに活躍できる教育者になる「国際こどもコースを新設」
従来の本学科の学びに加えて異文化理解や英語力向上に注力します。英語4技能を徹底して学ぶとともに、海外の保育や教育について学ぶ必修科目が充実しています。
海外短期フィールドワークでは、アメリカの幼稚園や小学校で実習を行い、実践を通じて世界の子どもの一端を学びます。
4年次には日本国内での国際体験実習「国際こどもインターンシップ」を開講し、ボランティア活動を通じて外国籍の人に日本語を教えたり、日本文化を伝えます。
教育の特色
保育・教育の学びを関連づけて習得できる体系的なカリキュラム。
学科における学びの領域と1年次科目の例。
保育・教育現場に
ついて学ぶ
実習基礎演習
「先生」としての
技術を高める
造形表現Ⅰ・Ⅱ、音楽表現Ⅰ・Ⅱ、
体育実技Ⅰ・Ⅱ
保育・教育の
基礎を学ぶ
教職入門、幼児教育原理(保育原理)、
発達心理学Ⅰ・Ⅱ
学科の学びを
理解する
基礎演習・保育内容総論
保育士・幼稚園教諭・小学校教諭それぞれの養成課程についての学びだけでなく、大学生に求められる学力などや、実践的な力に関する学びを関連づけた、体系的カリキュラムが特徴です。
大学の学びと現場を、往復しながら学びを深める
保育実習・教育実習は、継続して4年間で計5回。
- 1年次:大学での授業、学内施設での観察等
- 2年次:幼稚園実習
- 3年次:保育所実習・児童福祉施設実習、さらに保育所または児童福祉施設での実習
- 4年次:幼稚園、または、小学校実習
- 2年次から始まり、7日(4週間)~21日(3週間)以上をかけて、保育所を含めた児童福祉施設、幼稚園、小学校で現場を体験します。
- ふじみ野キャンパスに併設された文京学院大学ふじみ野幼稚園や保育実践研究センター「ふらっと文京」、海外短期フィールドワーク(アメリカ カリフォルニア州サンタクルーズ)など、現場実習の他に、実践的な経験や学習の機会を提供しています。
- 児童発達学科の学習に加えて、様々な自主的活動に取り組み、幼稚園教諭、小学校教員、そして保育士としての実践力をより一層高めています。
授業紹介
保育内容の指導法(環境)
(写真:キャンパス内の樹木を利用した木琴づくり)
幼児は、身の回りの環境に好奇心や探究心を持ち身体全体でかかわります。例えばボールをつかみ、投げて、転がし、拾うことなどを何度も何度も繰り返します。こうした経験を通して、ボールをつかむ指先の身体感覚を身に付けたり、球体が転がるという科学的法則を学んでいくのです。このような幼児の遊びを保障し援助していくことが、保育士の役割の一つとなります。
そこで授業では、泥だんごづくり、色水づくり、木琴づくりなどの遊びを実際の体験的な活動を通して理解します。そして、活動後の振り返りやディスカッションを通して、遊びのおもしろさや子どもたちへの配慮について、学生相互で学び合います。