人間学部

「こころ」への深い洞察力を学び、
豊かな社会づくりに貢献できる人材になる。

学科紹介

心に対する理解を深め、豊かな人生を歩み、豊かな社会づくりに貢献できる人材になる。多様な心理学領域に触れ、心を広く、深く学ぶ。

「心」を理解することで、自分の人生を豊かにし、社会づくりにも貢献できる人になりたい――そんな想いに応えるのが心理学科です。
19世紀に誕生した心理学は、人文科学、自然科学、社会科学が交わる学問で、医療や教育、福祉、産業など、あらゆる分野で役立てられています。目に見えない「心」を対象にする分、調査や実験、観察など多彩な手法を用いて研究するのが特徴です。

基礎から応用への段階的なカリキュラム

心理学科では、「心理学」「研究法・測定法」「実験」といった専門基礎科目を重視し、心を探究するための基礎力をしっかり身につけます。その上で、「認知・感情」「生理・行動」「教育・発達」「臨床・人格」「社会・文化」「応用・関連」の領域を幅広く学べるよう、ステップを踏んだカリキュラムを用意しています。
卒業後の進路がどんな形でも、この基礎から応用へ進む流れがしっかり役立つはずです。

充実した学習環境

学内には6つの実験室を設置しており、連続血圧計やモーション・キャプチャーシステムなど最新機器を使った実験も体験できます。ポリグラフや脳波計といった馴染みのある機器もそろっており、箱庭療法用の砂箱や行動観察用のワンウェイミラーなど、実践的な設備も充実。
操作方法や研究装置の開発にも触れられるので、自由度が高く学習できます。

心理学の幅広い領域をカバーする教授陣

授業では、心理学の各領域をカバーした専門科目を、主に常勤の専任教員で教育できる環境を整えています。心に対する知的好奇心を深めながら、調査や実験で集めたデータの分析スキルも獲得できます。
情報処理の知識を活かし、心理職だけでなく、一般企業でも役に立つ技能を獲得できます。

独自の海外短期留学プログラム

海外の大学において英語で心理学を学ぶことのできる「海外短期フィールドワーク」では、心理学を専門とする現地の教授陣による授業を受けることができます。



教育のポイント
  • ゼミなど少人数制の重視
  • 公認心理師コース、キャリア心理コース、心理サイエンスコースの3コースを用意し、卒業後の進路に応じた指導
  • 手厚い学生サポート
  • 公認心理師実習(6専門分野全てにわたる学外実習を完備)
  • 公認心理師を目指せる大学院の併設(6年間の一貫教育)

将来の目標に向かって学べる3コース制

公認心理師コース

国家資格「公認心理師」を目指し、国家試験合格を見据えた教育を展開。「公認心理師」は、保健医療、福祉や教育など、多岐にわたる分野で活躍できます。実習では、公認心理師が活躍する6分野(保健医療、福祉、教育,司法・犯罪、産業)全てにおいて学外施設での実習を完備しています。文京学院大学大学院と連携しているため、6年間通して公認心理師を目指す環境が整っています。
(関連科目: 感情心理学 障害者・障害児心理学 パーソナリティの心理学 健康・医療心理学 教育・学校心理学 産業心理学 司法・犯罪心理学 など)

 

本学心理学科を卒業し、併設の大学院にて学んでいる大学院生の1日を紹介

 

キャリア心理コース

心理学の専門的知識をベースに、実社会で主体的に行動できる人を育成します。問題解決能力やデータ分析スキルのほか、プレゼンやディスカッションで自分の考えを伝える能力も伸ばします。
(関連科目:- 職業とキャリアの心理学 キャリア実践講座Ⅰ/Ⅱ 心理学情報処理応用演習Ⅰ/Ⅱ など)

 

Pick up ゼミ
永久ゼミ
私たちのゼミでは、環境問題や子ども・高齢者の心理的サポートなど、毎年異なる社会貢献活動に取り組んでいます。実際に現場で人と関わりながら、課題をどう解決するかを仲間と考え、役割を分担して活動します。異なる年代や立場の人と接することで、多様な視点を学び、心理学を実践的に深めることができます。やりがいや達成感を通して、自分の成長について考えるきっかけにもなるゼミです。

 

 

心理サイエンスコース

心の表れとして生ずる生体反応を測定したり、そのための各種装置を考案・開発するイノベーティブなコース。アクティブ・ラーニングを重視した教育によって、論理的思考力や表現力も育成します。
(関連科目:- 心理サイエンス基礎演習Ⅰ/Ⅱ 心理サイエンス応用演習Ⅰ/Ⅱ など)
心理学科3コースの説明

 

心理学科の授業

心理学科では、人間の行動や心の仕組みについて科学的に探究する力を養います。基礎的な心理学理論の学習だけでなく、実験や観察を通じてデータを分析し、人の心理や行動を深く理解するための知識とスキルを身につけます。少人数制の授業を通じて、学生一人ひとりが主体的に学び、心理学の専門性を高める環境を提供しています。

 

各授業の詳細はこちら

 

本学科 独自科目「ストレスマネジメントの心理学」に関連動画 ストレスとの向き合い方

卒業生の声

心理学科で学んだことを活かし、卒業後はさまざまな業種に就職します。また、併設している大学院に進学し資格取得や研究を深めます。

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海外短期フィールドワーク

カナダ ブリティッシュコロンビア州立大学で心理学にふれる。

文京学院大学・心理学科では,時間をかけて親交を深めてきたカナダ,ブリティッシュコロンビア州の州立大学であるトンプソン・リバーズ大学の心理学科で,実際に授業を受けるという,心理学科独自の「海外短期フィールドワーク」というプログラムを用意しています。

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充実したサポート体制

親しみやすい助手室

心理学科には、学生や先生など、誰かがいる部屋、通称「助手室」があります。
ここでは学生のみなさんが、学業の悩みばかりでなく、いろいろなことを相談したり、雑談したり、しているようです。

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TA(ティーチングアシスタント)によるサポート

特に実験や実習などの授業において、聞き逃した部分や理解できなかった部分を即座に確認できるよう、大学院生や上級生によるティーチングアシスタント(TA)を取り入れています。授業中はTAが教室を巡回しており、教えたり、見守ったり、一緒に考えるなどしながら、質問しやすい雰囲気になっています。

 

学習サポート(先輩相談)

授業のちょっとしたことなどを、個別に落ち着いた環境で相談できる体制も整えています。大学院生や上級生が交代制でスケジュールを組んでいるため、自分の空き時間などに相談することができ、とても好評です。

進路に合わせた支援

ゼミ教員による個別面談に加え、キャリア支援の専門スタッフによる担当制の支援を取り入れています。各学生の進路に合わせ、模擬面接の実施や進路に合わせた情報提供など、きめ細やかなサポートを実施しています。

心理学科で目指せる資格

進路に合わせたさまざまな資格を完備

公認心理師(心理職の国家資格です。大学および大学院修了後、または、所定の実務従事後に受験資格が得られます。)

臨床心理士公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会による心理の専門職のための資格です。臨床心理士養成指定大学院(1種・2種)または専門職大学院を修了することで、受験資格を取得することができます、併設の文京学院大学大学院は、第一種指定校です

認定心理士公益社団法人日本心理学会が認定している資格で、心理学の専門家として仕事をするために必要な、最小限の標準的基礎学力と技能を修得していると認定された人のことです)

社会調査士一般社団法人 社会調査協会が認定する資格で、世論や市場動向などに関する調査・分析、問題点の改善提案等をする能力があると認定された人のことです)

心理判定員※(児童相談所や精神科の病院などの施設で、心理検査や面接など心理的アセスメントを行う専門職です)

児童心理司※(上述の心理判定員は児童相談所で働く場合に児童心理司と呼ばれます)

児童指導員※(児童福祉施設で、基本的な生活習慣を身につけるための生活指導や学習の指導、生活上必要な助言などを公務員として行うための資格です)

社会福祉主事※(行政機関や公共の福祉施設などで公務員として、保護や援助が必要な人に相談や指導・援助を行うために必要な資格です)

※任用資格