2020年 新春のご挨拶<学長 櫻井隆>
創立100周年にむけて
学長 櫻井 隆
令和2年を迎え、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
お陰様で、本学園は昨年創立95周年を迎えることができました。これも偏に皆様の本学への温かいご支援の賜物と深く感謝しております。次は、2022年大学創立30周年、そして2024年学園創立100周年を目指して、さらに改革・改善に取り組んで参ります。
さて、いよいよ本年3月には大学基準協会に対して第3期認証評価報告書を提出します。これは本学が大学としての内容や体制が整っているかどうかについて客観的に評価を受けるというもので、7年に一度行われております。過去2回の認証評価では「適合」の評価をいただいております。今回で3回目となります。これに「適合」の評価をいただくことが、第三者に対する大学としての質保証であると考えております。
また本学は絶えず改革・改善に取り組んでおりますが、現在その指標となっているのが、2017年に策定された「B’sビジョン2024」であります。これは学園創立100周年までの中期目標を立てて、毎年その振り返りを行うというものです。今年は「B’sビジョン2024」が策定されてから3年、各ビジョン達成に向けてさらに一層皆様のご協力が必要となります。どうぞさらなるご協力をいただきますようお願いいたします。
ところで、昨年学園創立95周年記念事業として「新・学生会館」と「新・事務棟」が12月に完成しました。「新・学生会館」は次代の国際交流を見据えて建設されました。また「新・事務棟」は、これまでS館8階にあった事務所機能をすべてここに移すというもので、建設にあたっていたるところに工夫がなされております。その一つが記念モニュメントとして、3層吹抜け壁面に100行の文京学園に受け継がれているコトバが刻まれています。95行は創立者の島田依史子先生のコトバで、残り5行は100周年までのこれからの未来5年が光り輝くものとなるように、現学園長島田燁子先生のコトバがホログラム印刷で表現されています。その中に、島田依史子先生のコトバで「世の中では努力とか、働くことはもちろん大切だが、ひとつのことを繰り返しているだけではいけないのであって、創造するということがどんなに重要なことなのかを知るようになっていった」とあります。また島田燁子先生のコトバには「教職員は『教育力日本一』をめざす同士である」とあります。
私たちはこれまで以上に、新たな創造を繰り返しながら「教育力日本一」を目指して参ります。
最後に、本年が皆様にとって、素晴らしい一年になりますよう祈念申し上げます。