東京ニュービジネス協議会(NBC)冠講座「起業と事業創造」「ビジネスモデルと事業戦略」に特別講師をお招きしました
東京ニュービジネス協議会(NBC)冠講座、「起業と事業創造」「ビジネスモデルと事業戦略」にて、NBCより特別講師をお招きしました。
「起業と事業創造」の11月28日の特別講義では、株式会社フリー・ウエイブ、代表取締役、高橋睦実氏をお招きしました。
1989年、日本にまだヒップホップというダンスがなかったころ、「ヒップホップという新しいダンススタイルはこれから絶対に日本にカルチャーとして根付くからそのダンススタイルを日本で紹介したい。手伝いをしてくれない?」というアメリカ在住の友人からの一本の国際電話をきっかけに、株式会社フリー・ウエイブは、ダンス・エージェンシーとして1992年に創業して以来、様々な外国人アーティストのマネジメントを行っている企業です。時代の変化の中で、常に挑戦し続け、はじめは数人だったタレントも今では常時2500名を超え、様々なジャンルでビジネスを展開しています。高橋氏自身は、社長になりたいと思っていたわけではなかったそうですが、目の前のチャンスを着実にビジネスにし、社員が増えていくうちに、社長になったんだと実感したそうです。「つらいことやトラブルもあったけれど、社長として成長させてもらったと思っている。」と語る高橋氏。学生たちも、様々な経験を糧として、突破口を切り開いてきた高橋社長のお話に聞き入っているようでした。
同じく「起業と事業創造」の12月12日の特別講義では、株式会社クリーク・アンド・リバー社、代表取締役社長、井川幸広氏をお招きしました。井川氏は、東京ニュービジネス協議会の会長も務められています。
株式会社クリーク・アンド・リバー社は1990年3月20日に創業し、「クリエイターの生涯価値の向上」と「クライアントの価値創造への貢献」をミッションに掲げ、テレビ・映画・ゲーム・Web等に従事するクリエイターからの「ありがとう」のために、各種サービスを創り上げてきました。その対象はクリエイターにとどまらず、阪神・淡路大震災をきっかけにドクターの生涯価値の向上を目指したメディカル・プリンシプル社を筆頭に、次々と分野を拡大、現在はクリエイターに加え、医師・建築士・弁護士・会計士・シェフ・IT技術者・バイオ従事者・各種研究者等、18分野で活躍する34万人超のプロフェッショナルをネットワークし、4万5,000社のクライアントと取り引きしています。創業当初の苦労を「外側から見る自分の生活は悲惨なものだったが、苦労の中でも自分の未来を思うと楽しくて仕方がなかった」と語る井川氏。「会社は大丈夫かな?というくらい無理をしてでも大きくすると、それに合わせてどんどん大きくなる。器を大きくするのは社長しかできない。」「情熱があり、そして人に喜ばれるものであれば、その事業は成功する。」と力強く語る井川氏。学生は、「起業家として生きるモチベーションの維持や社会に対する姿勢を学んだ。」と感想を述べていました。
「ビジネスモデルと事業戦略」では、10月6日と1月12日の2回にわたって、株式会社 Mimmyの代表取締役社長&CEO、関根謙太氏をお招きしました。
株式会社Mimmyは2019年に創業、子供が未知の世界をオンラインで体験できるMimmyアドベンチャーを展開しています。地球の裏側から社会の裏側まで、日常ではふれられない世界を、ライブコミュニケーションを通して学びます。アート、テクノロジー、音楽、ライフスキルや、社会科見学などの課外授業まで多種多様なジャンルをクロスボーダーで学び、広い価値観を養えるのが特徴です。1回15分で最大200人までが参加できるクラスは、世界50カ国以上からユニークなスキルをもった講師を採用しており、1500を超える種類から選べます。本講義では、Mimmyの既存のサービスとは異なる新規事業を学生が考え、2回目の特別講義の際に関根氏に向けてプレゼンを行いました。学生たちはアイデアを具体的に事業化、収益化することの難しさに悩みながらも、双方向型の講義にやりがいや楽しさを見出したようでした。関根氏からは「机上でいくら考えても結局のところうまくいくのかどうかはやってみないと分からない。Mimmyも3つくらい事業をやっているけれど、試したビジネスは10以上ある。どんなに頑張ってもうまくいかない事業もあれば、意外とスムーズにうまくいく事業もあった。いくら頭で考えていても実行に移さなければ意味がないし、やってみて初めて分かることが世の中多い。チャンスがあれば、自分が考えたビジネスを実現してみてほしいと思います」とメッセージを送っていただきました。