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東京ニュービジネス協議会(NBC)冠講座「起業と事業創造」開講の報告

大学2023.12.04

東京ニュービジネス協議会(NBC)冠講座「起業と事業創造」が本年度も開講されました。

この講義では、本学卒業生1名とNBCの経営者3名による特別講義が計4回行われます。

 

本年度の最初の特別講義は、102日、株式会社TMS代表取締役社長、玉元風海人氏にご登壇いただきました。玉元氏は本学経営学部第28期卒業生です。学生時代から周囲の友達と起業を計画し、キッチンカーなどを運営する傍ら、かつて芸能事務所に所属していた経緯から現在はエンタメ業界でもビジネスを行っています。講義テーマは「エンタメ業界での起業と国際展開」。玉元氏が本学の卒業生ということもあり、学生たちはかなり親近感を持っていたようです。起業の背景に、特有の経歴と人脈があったことも大きな要因としてあげられますが、玉元氏の行動力、そして納期をどんどん前倒しにしてビジネスを回していく姿に学生たちは感銘を受けたようでした。

 

 

1030日には、株式会社アシストの代表取締役、西川心二氏にご登壇いただきました。西川氏は、国内最大級のリユース事業者間取引の場(プラットフォーム)をつくるベンチャー企業の創業経営者です。株式会社アシストは、大型家電を市場価格に合わせて買い取るサービスを行っています。扱う製品も家電にとどまらず順次追加し、リユース市場の拡大と循環型社会の実現を目指しています。講義テーマは『起業と事業創造の世界観』。学生の中には起業をどこかハードルの高い目標のように感じていることが多く、起業においてビジョンや価値は後付けでもよいと語った西川氏の起業ストーリーは学生たちに驚きと挑戦する勇気を与えたようでした。

 

1120日には、松下運輸株式会社、代表取締役社長、坂田生子氏にご登壇いただきました。坂田氏は、松下運輸株式会社の3代目経営者です。松下運輸株式会社は、昭和16年に先々代社長が材木屋として創業したことに始まり、その後、昭和266月に株式会社として運送会社を設立。時代における産業経済機構の推移と共に、流通・物流機構も規制緩和とIOTの大きなうねりの中で、大きな変革を遂げてきた企業です。講義テーマは『100 年企業を目指す』。企業を継続させていくうえで、目まぐるしく変化していく市場に順応し、社員を大切に真摯に向き合う坂田氏の経営者としての姿は学生にはとても印象的だったようです。