【社会連携】大人のアート倶楽部:特別講演会
大学2024.12.26
ふじみ野市文化協会主催,MAROサービス企画による「大人のアート倶楽部」において,2024年11月23日(土),11月30日(土)の2回に渡り,「特別講演会」として,本学 人間学部 児童発達学科 渡辺行野准教授がセミナー講師を務め,大盛況となりました。
<会場:ふじみ野ステラ・ウェスト>
『 アートと学びを科学する 』
第1回:「児童教育とアートを通した学び」
児童の思考プロセスの成長過程の中で,アートが与える影響は様々検証されています。従来の暗記や方程式に拠る求解中心な教育から,より柔軟かつ創造的な思考力の育成が求められています。自分なりの解を見つける,学びの生起となる自由な発想力・創造力に導く様々な教育方法・学習活動の方向性や,海外の取組み事例等を通して,児童教育の過程におけるアートの重要性を解説されました。
第2回:「大人の学び:アート的思考・アートの効力を考える」
大人になっても学び続けること…それは人間が本来持っている普遍的な欲求といえるでしょう。児童教育の場において注目が集まるアートは,大人の学びにとっても大きな影響があると考えられます。特に,アートにより促進される拡散的思考力,すなわち“アート的思考”は,脳の活性化につながり創造性を促進します。児童向け授業デザインの研究者が,大人の学びに及ぼすアートの効力を提言しました。
参加者は,幅広い年齢層が集まり,講義ではとても集中して聴き入る様子が見られ,ワークショップでは生き生きと活発に取り組んでいる様子が見られ,皆さんとても楽しそうに参加していました。