学園紙Pickup 平成24年9月30日号 記事詳細・特集
特集
前進!「五街道ウォーク」
参加者・学生・教職員で創り上げた新企画
本学の夏の風物詩「東海道五十三次ウォーク」が、今年から「五街道ウォーク」として新しいスタートを切りました。これまで培ったノウハウを基に、五街道ウォーク実行委員会メンバーが1年間をかけて企画を練り上げました。第1弾として8月20日から8月26日までの7日間で、「中山道」を7区間に分けて歩き、全歩行距離は111㎞に達しました。同イベント実施までのプロセスや道中のエピソードなどについて、実行委員会メンバー総勢45人を代表して、以下の方々にお話を聞きました。今回は、ウォーカーの姿を撮影しながら全7区を踏破した名カメラマン・戸波純さんも参加。各区写真も戸波さん提供です。
本郷キャンパス
黒川まどか 学生実行委員長(外国語学部3年)、木下笙子 学生副実行委員長(同3年)、五十嵐里奈 4区長(同2年)、坂本江里5区長(同2年)、関根奈津美 7区長(同2年)
ふじみ野キャンパス
中田緑香 1区長(人間学部コミュニケーション社会学科3年)、川村恵未 2区長(同2年)、菅野成美 3区長(同2年)、古澤香江4区長(同2年)、岡戸美樹 6区長(同2年)
教職員ほか
小栗俊之 統括顧問(人間学部教授/ふじみ野幼稚園園長)、小場良一 事務統括学生支援担当(ふじみ野キャンパス学生支援センター長)、戸波純さん(スタジオ・トナミ)
――「東海道五十三次ウォーク」から「五街道ウォーク」に移行した経緯を。
小栗 2年前の8月に日本橋にゴールした時点で、「東海道五十三次」は全て踏破しました。当時から「中山道」の名前は出ていましたが、昨年、黒川学生実行委員長を中心にテーマを「前進」に決め、自分たちのカラーを出しながら、中山道を含む「五街道ウォーク」に本格的に挑戦することになりました。
見所満載の7つのコース
――各区の見所を。
中田 1区のコンセプトは「きれいな山道」です。下諏訪宿からスタートしましたが、そこは唯一の温泉街です。御柱祭で有名な諏訪大社には、上社に本宮と前宮、下社に秋宮と春宮があるのですが、私たちは下社を見学しました。緑豊かな森の山道も素晴らしかったです。お昼ご飯は、卒業生のご両親が経営する食堂でいただきました。ゴールは長久保宿の松尾神社です。
小場 下見の時に昼食場所を求めてその食堂に入り、学生が名刺を渡したところ、経営者がビックリ。卒業生の親御さんだと判りました。本番当日は定休日だったのですが、私たちのために営業してくださいました。
小栗 人のご縁はどこで繋がるか判りませんね。
戸波 森の中は、あまり人が歩かないようでしたね。自然が豊かで、本当に気持ちが良かった!
川村 2区のコンセプトは「江戸時代の風情を残す町並」。長久保宿から塩名田宿まで歩きました。下見の際に立科で「中山道ウォーク」が行われ、私たちも参加しました。その時に知り合った立科町役場の方々とずっと連絡を取り合っていて、今回お二人が参加。沢山の豆知識を披露してくださり、とても助かりました。見所は中山道の中で唯一の松並木と大澤酒造。参加者に喜ばれました。
小栗 うどん屋さんに寄った時は、お店の手伝いをしている方の息子さんが、保健医療技術学部の2期生であることが判明して驚きました。
菅野 3区のコンセプトは「りんご狩り」です。スタートは塩名田宿の駒形神社で、ゴールは追分宿の浅間神社でした。歩行中、浅間山が大きく綺麗に見えて素晴らしかったです。田園風景や商店街、坂道など景色が次々と変わり、楽しいコースでした。メインは松井農園でのりんご狩り。バーベキューもやり、参加者にとても喜ばれました。
小場 1、2区は山の木漏れ日の中を歩きましたが、3区は炎天下を歩きましたので、熱中症がとても心配でした。3区あたりでスタッフも慣れてきて、率先して動き、サポートも万全と思えました。
五十嵐 4区のコンセプトは「山登り、おいしいお蕎麦と軽井沢」です。最後に山登りがありますから、お蕎麦で力をつけていただき、軽井沢銀座で楽しむというコースです。参加者数が35名で、スタッフを入れると70名という大所帯になりましたので2つに分け、私はB班を担当しました。昼食は、辧慶(べんけい)さんのお蕎麦でしたが、予算が少ない中、お蕎麦の他にかき揚げ丼とお豆腐サラダ、地元産のリンゴのアイスクリームまで付けてくださり、皆大満足でした。
古澤 私は4区A班を担当しました。浅間神社をスタートし、馬頭観音から遠近宮(おちこちのみや)神社に到着。さらに長倉神社に向かう途中で、天皇陛下が通られるとのことで、私たちも手を振りました(笑)。2週間前の下見で急遽予定を増やした雲場池を見て、軽井沢銀座で買い物をし、二手橋で合流。最後は坂道で大変でしたが、ゴールは見晴台でした。長野県と群馬県の県境で、景色がとてもきれいでした。
坂本 5区は軽井沢宿から松井田宿までを歩きました。コンセプトは「最大の難所越え碓氷峠」ですが、全くその通りで岩場を歩き、大変なルートでした。峠を越えるまでに3時間かかりましたが、怪我人もなく安心しました。昼食は釜飯でした。雨の日に備えて「めがね橋」を通るルートも予定していたので、もったいないので晴れても行きました(笑)。天気が良くて景色は素晴らしかったのですが、坂本宿まではアスファルトなので暑くて大変でした。
小栗 釜飯屋さんでは、実行委員の男子学生が偶然恩師と再会しましたね。
小場 碓氷峠から坂本宿まで、旧中山道を歩きましたが、峠付近は文字通り道なき道を行くルートで山ヒルがいて、私も吸われました(笑)。日本初の電気機関車アプト式鉄道跡が、今は遊歩道になっていて、こちらも踏破。トンネル、めがね橋と天気に恵まれ最高でした。
岡戸 6区のコンセプトは「日本の歴史の旅」です。松井田宿から安中宿を歩きました。訪問する先々が名所旧跡で、見応えがありました。富岡製糸場では、世界遺産に登録しようという動きがあり、地元がとても盛り上がっていました。昼食を摂った「かわらや」さんのメニューも豪華で、参加者に喜ばれました。アイス大福で有名な「丸田屋」さんで差し入れを買っている時に、文京学院ののぼりを見た卒業生が声を掛けて、さらに差し入れしてくださり、5区を歩いた方も差し入れを。地元の方々も声援してくださり、良い思い出になりました。
小栗 高崎で幼稚園教諭をしている卒業生が、たまたま通りかかって私たちに気付き、わざわざ差し入れしてくれたのです。
関根 7区のコンセプトは「達磨づくし」です。安中宿から高崎宿までを歩きました。「大門屋」さんという絵付け体験の出来るお店に寄りました。厳粛なムードの中で職人さんの指導を受けました。金・銀・ピンクなど様々な色の達磨があって驚きました。前泊者は高崎駅傍のホテルに宿泊しましたので、夕飯を一緒に。近くのオムライス屋さんが快くコース料理を提供してくださいました。
スタッフマニュアル作成に苦労
――一番大変だったことは何ですか?
中田 1区はスケジュールに変更が出た上、前泊がありましたので、1年生と手分けして皆さんに連絡したのですが、集合時間の連絡ミスが起きてしまいました。初めての中山道で、ゼロからスケジュールを組み立てる必要があり、道をグーグルマップで探したのですが、山道なので目印もないという状態でした。スケジュール詳細を、スタッフマニュアルに記入する必要があり、何度も会議を重ね、修正したことが大変でした。
川村 2区も下調べ・下見・本番と進むうちに、連絡など全て自分たちでやらなければならず大変でした。マニュアルを作る時に、エクセルの使い方が解らずに苦労しました。
菅野 第1回の下見までに、3区の道を調べて時間調整などをしたのですが、実際に現地へ行ってみると違っていて、再度調整し直しました。本番で、3区の前泊者の夜ご飯を予約していたのですが、好きなものを食べていただこうということでキャンセルし、参加者が到着する2時間前に、改めて先輩と一緒に食事場所を探したのが大変でした。
五十嵐 4区長に指名された時、委員長からスタッフマニュアルを作るように言われましたが、それが何かも理解できない状態でした。やっとマニュアルができましたが、下見で2区も歩いた際、次々とスケジュールが繰り上がりましたから、パニックに陥りました(笑)。マニュアルを作り直すのが本当に大変でした。
古澤 何も解らないままスタッフマニュアルを頼りに、区長を務めることになりました。本番直前に、参加者のキャンセルがあり、それにうまく対応できなかったことから、食事の予約人数が違ってしまうということがありました。天皇陛下を間近に拝見できたことは光栄ですが、後のスケジュール変更もありました。
坂本 5区も下見と本番ではルートが変わったため、峠を越える際「トイレもない。怪我人が出たらどうしよう」と考えて不安で嫌になってしまいました(笑)。本番では時間が押してやはり不安だらけでしたが、委員長・副委員長・先生方に相談して時間配分を調整したところ、無事にゴールできました。
小場 ルート変更ではなく、下見の時に道を間違えて引き返したり、雨の日にはその道は使えないと判断して、別のルートを探したり、そういうことが大変だったのです。下見の際は、道がもっと悪かったのですが、マラソン大会があったらしく、本番では整備されていましたよね。
岡戸 6区は、参加者の興味を再考し、小場先生から勧められた富岡製糸場を訪問しました。それにより良いコースにはなったのですが、スタッフマニュアルを書き換えること十数回!最初は最悪のマニュアルで最後は完璧(笑)。でも本番では鉄道運行の乱れにより、6区参加者の集合がまちまちになって、かなり慌ててしまいました。それによりパニックになりましたが、スタッフが役割をきちんとこなしてくれていて、本当に助かりました。
関根 「五街道ウォーク」に参加してくださった教職員の方々は、会議にも参加して力になってくださいました。本郷とふじみ野でテレビ会議もあり、スケジュールが決まるまで終わりの見えない会議が続いて本当に大変でした。
黒川 本当に大変なことしかなかったですね(笑)。第1回の下見の時に、皆マニュアルを作ってきていたのですが、歩けない場所が判明したことで、1区は2区も吸収しなければいけなくなり、それに伴って、各区の予定がずれていきましたので、各区長は下見中に次の区長と連絡を取り合ってルートを修正する必要があり、本当に大変だったと思います。先生方から「先を見て行動しなさい」「参加者の目線に立って」「こちらがお持て成しをする側」という言葉をいただいていたのですが、いざ行動してみると、目の前のことで精一杯になり、次が読めないことの連続でした。企画・立案する側の大変さを身に沁みて感じました。
木下 区長の大変さを目の当たりにして、何か手伝いたいと思いながらも、経験がないため良いサポートができませんでした。1年生も一生懸命やってくれましたが、1週間一緒にいるわけではないので、力を合せてその日の行程に臨むための意思疎通が大変でした。
小栗 最初に黒川委員長が「中山道を歩きたい」と言ってきた時に、「ゼロからのスタートだから大変だよ」と言いました。東海道ならば、見所も休憩場所も食事場所も目処がつくのですが、今回は全てが初めてでしたので、本当に大変だったと思います。自分が動くことは簡単ですが、「人を動かす」ということは大変なことです。学生は、自分では気付かないかもしれませんが、このイベントにより、皆確実に成長しました。
小場 本番を迎えるまでは、実は学生は苦労していなかった(笑)。今回は前泊を前提としていましたから、自由行動部分のお知らせも作らなければならず、仕事量が多かったと思います。確かに東海道五十三次のノウハウは生かせましたが、クマ・ハチの対策などは東海道では考えられません。区長には、大きな鈴をつけて殺虫剤を持って歩いてもらいました。
戸波 1週間、学生の皆さんの様子を見ていると、毎晩遅くまで打ち合わせして、寝不足状態にも関わらず、本当に一生懸命頑張っていることが判りました。日々の成長が目に見えて、特に6区7区あたりでは、その成長ぶりがすごかったです。ただ大学で生活しているだけでは、こういう経験は絶対に出来ませんから、このイベントスタッフになった学生は恵まれていると感じました。この経験は人生のプラスになりましたね。
小栗 戸波さんは7区全部歩きましたね。
戸波 はい。そのお陰で僕は、歩く習慣ができました。今でも毎日、1時間から1時間半歩いています。歩かないと気が済まない体質になってしまいました(笑)。
人との関わりで成長する自分を発見
――良かったと思ったことを聞かせてください。
中田 1区を歩いている時に、東海道五十三次体験者、高校OG、お子さんを連れた方など先頭集団の方々と沢山話すことができて、とても楽しかったです。
川村 本郷の委員や、2区の参加者、地元など多くの方々と知り合えて、とても充実したイベントでした。参加者からは「楽しかった!」という言葉をいただき、そのために努力してきたわけですから、本当にうれしかったです。
菅野 3区は参加者が多くて前泊の時の集合が心配だったのですが、皆さん、きちんと集合してくださいました。1区2区の反省を生かして、気配りをしながら元気に歩けたと思います。自分なりに豆知識を仕入れて、皆さんに披露できたことも良かったです。ゴール時に、皆さんから「とても楽しかった」という言葉をいただいて、とてもうれしかったです。
五十嵐 4区のゴールは見晴台ですが、そこにたどり着くまでにヘトヘトになってしまいました。参加者の皆さんが本当に良い方ばかりで、「歩きたい」と望んで参加してくださっているのため率先して動いてくださり、参加者とスタッフの協力がなければ成り立たないイベントであることを痛切に感じました。晴天の素晴らしい景色の中でゴールした時は、涙が出そうになりました。
古澤 4区では、何と言っても天皇陛下の姿を拝見できたこと(笑)!私も豆知識を仕入れていたことで、平坦な道でも盛り上がって歩くことが出来ました。最後はずっと坂道で、本当は私もとても疲れていたのですが、皆さんに元気に話しかけて楽しくゴールできたことが良かったです。
坂本 5区は参加者数が一番少なくて10人だったのですが、だからこそ参加者同士が仲良くなれたと思います。前日にバーベキューをやり、普段接することがない世代の方々と沢山話せたことが楽しかったです。
岡戸 6区になると、スタッフにも疲れが見え始めてテンションが下がり気味だったのですが、とにかく参加者に楽しんでいただきたくて、人一倍うるさい位に元気に頑張りました(笑)。最初は迷惑かなと思ったのですが(笑)、皆さんから「明るく元気で楽しかった」「ありがとう」と言われて良かったです。スタッフの元気づけにもなったようです。
関根 7区もただ歩くだけではなく、皆さんとの絆ができて、様々な場面でご協力いただきました。至らない区長でしたが、駅までお見送りに行った時、「あなたが区長で良かったよ!」という言葉をいただき、苦労してきて本当に良かったと思いました。
小栗 7区の高崎城址公園でゴールの後、クロージングセレモニーで卒業生が挨拶してくれました。彼女は川久保紀子さんといって、経営学部在学中にお花屋さんを起業し、今では高崎市の行政の仕事も務めて活躍されています。
戸波 後ろから突然「戸波さ~ん!」と呼ばれて振り返ったら、川久保さんがいてビックリ(笑)。市役所での仕事を終えて出てきたら、文京学院のグリーンののぼりと僕の顔が見えたそうで、セレモニーに参加してくださいました。今回は1区の食堂、2区のうどん屋さん、5区の釜飯屋さん、6区の幼稚園教諭のOG、7区の川久保さん。本当に文京学院関係者とご縁のある「五街道ウォーク」でした。
小栗 私がラジオで「五街道ウォーク」PRをできたのは、ある実行委員が遅れて来ることになり、佐久平駅で待っていた時に、「FM佐久平」を発見!アピールをしたところ、「入ってください」ということで出演可能となりました。これもひとつのご縁ですね。
小場 今回は軽井沢セミナーハウスを有効利用しようと、4区~6区で1泊ずつしました。参加者へのお持て成しとして、1日目は花火、2日目はバーベキュー、3日目はビンゴゲームを行いました。7区のゴールでは、多くのスタッフが集まってくれて、皆が本当に「五街道ウォーク」のことを思ってくれているという気持ちが伝わり、うれしかったですね。
黒川 今回は180人の参加者がありました。1区2区では、私たちが不慣れなせいで至らない点が他々あったと思うのですが、参加者や教職員の方々に本当に助けていただきました。下見を3回行い、地元の方々にもとても良くしていただき、取材を受けた時も詳細をしっかりと聞いてくださり、このイベントで「人の優しさ」を感じることができました。私の中では区長に対してずっと「大丈夫かな」という思いがあったのですが(笑)、参加者の方々を目の前にしたら、皆肝が据わって、ひたすら前進していました(笑)。「五街道ウォーク」という目標に向かって一緒に歩んだ仲間という意識が芽生えて、とてもうれしかったです!
木下 各区長を1年生のころから見ていますが、会議の席などでも発言がしっかりとしてきて、成長を感じました。私自身「東海道五十三次」では、1ウォーカーとして参加しただけですので、運営側の大変さは何も知りませんでした。1年間の準備期間の中で、地元の方々、参加者、スタッフと関わり合うことが出来て、イベント中はとても楽しかったです。去年の冬から副委員長を務めていますが、黒川委員長と一緒に先生方とやり取りできたことは、本当に自分のためになったと思います。
小場 一番うれしいのは、ふじみ野・本郷2つのキャンパスの学生が、まるで1つのキャンパスのようにまとまってくれたこと。さらに、職員の皆さんが一生懸命協力してくださったこと。本当にありがたいことです。
小栗 学生たちの成長ぶりを見て、教員冥利に尽きます。私自身はまだまだ勉強が必要で、小場先生を「親分」と呼んでいます(笑)。厳しいけれど温かく、時には学生と一緒になって楽しむ……学生指導に長けた教育者である小場先生の言動に触れて、いつも勉強させていただいています。
戸波 今回感じたのは、男子学生の優しいこと(笑)!気配りができて、依頼されたことを自分なりにプラスアルファして頑張っている姿を見て、とても心が救われて豊かになりました。やはり黒川委員長が良かったからかな(笑)!?
関根 私も委員会紹介の時に、黒川委員長が元気な大声で「五街道ウォーク」PRに来た時、「この人と一緒に活動したい」と思ったのですよ(笑)。
小栗 今回180名の参加者と学生実行委員を含めると、1週間で延べ約400名が歩きました。あの暑さの中、これだけの人が無事にゴールインできたことは、大きな評価に値すると思います。皆の目と心が「五街道ウォーク」に向けられたからこそ成功したと思います。第一歩を築いた皆さんに、心から拍手を送りたいと思います。