平成25年8月4日(日) 文京学院大学本郷キャンパスでオープンキャンパスが開催されました。(学生記者)
平成25年8月44日(日)、文京学院大学本郷キャンパスでオープンキャンパスが開催されました。
8月の強い日差しが照りつける暑い中、高校生を始め多くの一般の方々が来場していました。
緑色のポロシャツに身を包んだオープンキャンパス実行委員の学生が校内を案内、誘導を行っており、来場者に親切に対応している姿が見られました。
オープンキャンパスには様々なプログラムが用意されていますが、その内のいくつかのプログラムについて紹介します。
1)キャンパス内の見どころを紹介!「キャンパスツアー」
キャンパスツアーとは、本郷キャンパス内をオープンキャンパス実行委員の方が来場者にキャンパス内を案内するものです。
1回のツアーにつき30分程度で、キャンパス内の見どころを紹介しながら歩いていきます。834席もある広い仁愛ホールから始まり、就活の際の支えになってくれるキャリアセンター、4階建ての図書館、自由に話しながらパソコンで作業ができるマルチメディアラウンジ、パソコン室、B’s Diningなど、学生の説明を聞きながら参加者の方々は、文京学院大学ならではの施設に目を輝かせていました。
↑キャンパスツアーの様子 |
2)学生はどんなものを食べているのだろう?「学食体験」
B’s Diningでの学食体験です。当日のメニューは、デミソースハンバーグプレート、特製唐揚げ丼、冷やし月見五目うどんの3種類でした。オープンキャンパス当日は無料でいただくことができました(通常は300~500円程度で販売されています)。ボリュームたっぷりで味も良く、食堂からは参加者の皆さんの「美味しい!」という声がたくさん聞こえていました。お昼には、オープンキャンパスの参加者で食堂が満席状態となり、とても賑わっていました。
↑デミハンバーグプレート | ↑特製唐揚げ丼 | |
↑冷やし月見五目うどん |
3)大学生の授業を体験!「体験授業」
◎外国語学部「How to become a good international communicator」 Leah Gilner先生
この授業は、英語でコミュニケーションを上手くとるために必要なことについて、日本語ではなく英語を使って行われました(文京学院大学では週に3~6回程度、ネイティブの先生の授業があります)。参加者の方々はGilner先生からの質問に対して、慣れない英語でどう答えればよいのか戸惑っていましたが、徐々に積極的になり、授業に参加していきました。
また、英語の発音の微妙な違いを理解するために、実際に声に出して練習していました。そして、英語の早口言葉や英語の歌も紹介されていました。
↑Gilner先生の模擬授業の様子 |
◎経営学部「Flashによるバナー広告の制作」 小松 香爾先生
この授業では、現在インターネットが普及した世界で、今後のビジネスはどうしていくべきなのかについて、小松先生のお話を聞くことができました。その後にWebサイトなどでよく使用されているFlashを用いた簡単なバナー広告を作成しました。
授業が終了し参加者の方にこの授業の感想を伺うことができました。
「Flashは、外見は簡単に見えても作るとなると、とても難しく感じました。」と感想を話して下さいました。他の参加者の方々もFlash作成に苦戦しているように見えましたが、作り終わって納得のいく作品ができたとき、とても嬉しそうな顔をしていました。
ほんの30分という短い授業でしたが、その時間の中で1つの作品を作れるようになるのをみて、実際にこの授業を取ったら、最後にはどんな作品が作れるようになるのかと、外国語学部の私たちもとても興味がわきました。
↑スクリーンとパソコンすべてを総動員した小松先生の模擬授業の様子 |
4)新設予定の学科を先取り「看護学科ガイダンス」
2014年4月、保健医療技術学部に新設(8月29日付で設置認可されました。)する、看護学科のガイダンスが、横田 素美先生によって行われました。参加者は教室の半分以上を占め、親子で参加されている方が多くみられました。ガイダンスはパンフレットを使いながら進められました。
医療の話だったので、内容が私にとっては少々難しいものでしたが、参加者は、横田先生の話に一生懸命耳を傾けており、中には熱心にメモをとる参加者の姿もみられました。看護学科が新設されることにより、これから文京学院大学出身の看護師が増えて人を救うために活躍するのだなと考えると、とても誇らしく感じました。
↑看護ガイダンスの様子 |
5)保健医療技術学部 臨床検査学科「実習体験ツアー」
臨床検査学科実習棟で、臨床体験ツアーに参加しました。そこでは5つのコーナーに分かれていて、①血液検査体験、②採血練習の見学、③微生物検査、④生理検査学の説明とエコー体験、⑤血液・病理標本の見学に案内されました。
まず初めに血液型判定の模擬検査を行いました。手袋を装着して、実際に医療の現場で使用されている検査薬で血液型の判定をしました。検査薬による血液の反応の違いによって何型か判定できるそうです。参加者の方々は血液の反応の違いに興味を示していました。
次に、臨床検査学科の学生同士による模擬採血を見学しました。実際の現場で採血に失敗しないためにも、高い技術力が必要であると考えさせられました。そして、微生物についての説明を受けました。微生物には細菌・真菌・ウイルスなどに細かく分類されていて、その中にも“糖”が好きなものとそうではないものが存在しているという興味深いお話を聞くことができました。実際に顕微鏡を使って様々な微生物を観察することもできました。
続いて生理検査学の超音波(エコー)検査の実習を行いました。まずは本学の学生が超音波検査の説明をしながら実際にモニターに学生の心臓の動きなどを写し出していました。そして、見学者の方が実際に喉のエコーを体験することができ、初めての体験で興奮しているようでした。自分の臓器のリアルタイムな動きを見ることができ、貴重な体験になったと思います。
最後に、血液・病理標本コーナーでは実際に学生が授業で使用している教科書を用いて、肝臓や腎臓などの人間の臓器を薄くスライスし染色したものを見学することができました。見学者の方々はとても興味深く見学をしていました。
実習体験ツアーを回ってみて私は人間の身体にとても興味を持つことができました。元々興味を持っていてツアーに参加した高校生の方々は、学生の話を真剣に聞いていて、私たちよりもさらに目を輝かせているように見えました。
今回ツアーに参加した高校生の中から、これからの医療を担う立派な人材が生まれることが期待できそうです。
↑臨床検査学科 実習体験ツアーの様子 |
6)本学学生へのインタビュー
オープンキャンパス実行委員長 経営学部3年の藤田真也さんにお話を伺うことができました。
Q.オープンキャンパス実行委員会って何ですか?
「文京学院大学の学生が、オープンキャンパスに来場される多くの方々を暖かく迎え入れるために、学年・学部の垣根を越えて結成される団体です。主にはオープンキャンパス時に活動しており、大学の職員と共に学生が主体となって運営しています。」
Q.オープンキャンパス実行委員会のやりがいを感じるときはいつですか?
「来場された方々の笑顔や暖かい声を聞けたときにやりがいを感じます。来場者の方々の声や意見を元に、改善点や良かった点などを次に繋げることもできますし。そして良い点が見つけることができれば、自分自身の励みになります。悪い点は課題として次に生かしていきたいですね。」
Q.今後の抱負を教えて下さい
「より多くの人にお越し頂けるように、オープンキャンパスを更に素敵なものにしていくこと、そして多くの人に文京学院大学の良さを知ってもらうことです。そのためにはオープンキャンパス実行委員の学生の一人一人が、文京学院大学のことをもっと好きになることが必要だと思います。悪かった点を改善しつつ、良かった点も次に生かしながら活動をしていきたいです。」
藤田さんはお忙しい中オープンキャンパスを成功させるべく、キャンパス中を回っておられました。オープンキャンパス実行委員の方たちと来場者の皆様の明るい笑顔を見ていると、今回のオープンキャンパスは大成功だったのだなと思いました。
次回のオープンキャンパスも楽しみです。
(取材・記事作成:本郷キャンパス学生記者)