第二回 新・文明の旅 下見 八日目
3月9日(日)8日目
■木村先生メモ
本日は、ラトビアに向けての移動日です。プロペラ機への搭乗のためか、手荷物の重量制限が厳しく(20キログラムまで。もっともAir Balticという航空会社以外は通常の23キログラムのようです)、超過料金を支払ったり、いざ搭乗しようとした際にも機内持ち込みの荷物を一つにまとめるように指示がありましたが、7名全員のカバンをうまく利用し、無事に荷造りし直しました。実際に学生たちが困らないように、事前にチェックできたことは幸いでした。
夜は、在ラトビア日本大使館公邸の夕食会に招待されていますが、それまでリーガ市内の視察を行いました。絹川先生・大野先生・木村チームは、旧市街の街並みや、聖ペテロ教会、リーガ大聖堂、リーガ城を回ってきました。大聖堂のステンドグラスからは、夕日が差し込み白壁にあざやかに反射していました。そばの修道院の回廊には、おびただしい数の石碑や大砲などが無造作に展示されており、当時の様子を想像しながら見て回りました。
リーガ市内は、バルト三国でも一番の大都市ということもあり観光客もたくさん見かけます。日曜日でもあり天気も素晴らしく晴れ渡っていたためか、大変さわやかな印象を受けます。このような明るい印象のラトビアから入国し、ポーランドに向かうのは気が重くなるかもしれないなと、旅程について皆で考えました。
明日は、ラトビア外務省、ラトビア大学訪問です。メンバー一同、若干の疲れは見られるものの、みな精力的に下見や訪問を続けています!
■大野先生メモ
川邊学長と下見グループ6名で,リガにある日本大使公邸を表敬訪問しました。
私たちは,まず多賀大使,坂口参事官,森二等書記官の皆様に挨拶し,しばしソファに腰をかけ歓談をしました。多賀大使から歓迎のお言葉をいただくと,川邊学長からは,本学の紹介,今回のラトビア訪問の目的,「新・文明の旅プログラム」の概要,今後の本学の国際教育の展開などについてご説明がありました。
ラトビアは日本人にとって馴染みの薄い国であり,在住の日本人や留学生も多くありません。そのことから,多賀大使には,本学が「新・文明の旅プログラム」を通じてラトビア大学学生との国際交流に向けて熱心に取り組んでいることを大変評価していただき,今後,大使館として本学に協力を惜しまないことを約束していただきました。
明日は,ラトビア外務省を表敬訪問した後に,ラトビア大学と交流協定を締結する予定です。この「新・文明の旅プログラム」がラトビアと日本との交流の架け橋となることができるよう,私たち一同,関係各方面の皆様のご協力を仰ぎながらプロジェクトを進めていきたいと思います。