2017年9月12日(火)防災意識とスキルの向上を図る防災訓練を実施
大学2017.09.22
2017年9月12日(火)本学本郷キャンパスにおいて、職員で構成される自衛消防組織と外国人留学生が参加した防災訓練を実施しました。
「誰もが豊かに暮らせる共生社会の実現」を目指す本学では、地域に根差した大学として、文京区防災課様ならびに本郷消防署様の協力を得て、自助・共助・公助の3つを意識した防災訓練を実施しました。
今回の訓練では、年々増加する外国人の方と一体となった防災を目指す「多文化防災」と学生が安心して学べる環境づくりと自身の身を守る技能を身につける「職員の防災スキル向上」を主なテーマとしました。
「多文化防災」をテーマとした訓練では、第1部で本郷消防署様の協力により、消防署員の方から留学生に対し、日本における災害の知識や防災の講習を実施。その後、第2部では、文京区との協定に基づいた「外国人向け一時滞在施設」の運営を実践しました。
同訓練では、言葉や文化の違いから災害時に不安要素が大きくなる外国人の方が避難されることを想定。アメリカ・中国・マレーシアなどからの留学生も一時滞在施設運営スタッフとして訓練に参加し、職員を中心とした多言語対応スタッフとともに、帰宅困難者の受付対応を行いました。日本人・外国人の方々が一体となった一時滞在施設運営が大切であることを、職員・留学生ともに意識しながら、お互いに積極的にコミュニケーションを図り、訓練が行われました。
「職員の防災スキル向上」をテーマとした訓練では、文京区防災課様や本郷消防署様の協力により、起震車を使用した「地震体験訓練」や、火災時の煙を体験する「煙体験訓練」をはじめ、「まちかど防災訓練車」を使用した「初期消火訓練」や「AED取扱訓練」「応急救護訓練」など、実践から学ぶ多数のプログラムを実施。災害が発生した場合、職員自身も身を守りながら、大学全体の防災力も高めるために必要なスキルを訓練しました。
外国人向け「地震防災マニュアル(文京区版)」を作成するなど、本学の教育資源を地域のまちづくりに
生かしてきた本学では、防災についても地域との関わりや連携を大切にしています。
訓練終了後、本郷消防署予防課長 土屋様、文京区防災課長 橋本様より講評をいただくとともに、地域の防災力を高めるため、連携を深めていくことを確認。今後も地域と一体となった防災体制の強化に努めてまいります。