2018年10月31日 経営学部生による自転車VRシミュレーター体験会を開催しました
経営学部新田都志子ゼミナールに所属する3年生の学生5名が、2018年10月31日(水)に、パシフィックコンサルタンツ株式会社と協力し、「自転車VRシミュレーター体験会」を実施しました。
経営学部新田ゼミでは、交通ルールの遵守率が低く、自転車教室などでの安全教育を受ける機会が少ない大学生を対象に、自転車の安全乗車を啓発する活動を行っています。その活動の一環として「大学生対象の自転車交通安全教室」を実施しています。
本教室では、パシフィックコンサルタンツ株式会社提供の自転車とVRが一体となった機器(VRシミュレーター)を使用して交通ルールを学びます。決められたコースをVR上で走行し、ルール違反があった場合には人にぶつかるなどの事故を疑似体験することができます。体験終了後には運転者の走行を点数評価することができます。
今年7月に行われた第一回の自転車VRシミュレーター体験会では、「交通安全意識を向上させるためにVRを活用した学習は有効か」を検証するためにVRシミュレーター体験(28名)とビデオ講習(25名)の両方を実施し、検証しました。参加学生に対して体験会終了後と2週間後にアンケート調査を行った結果、VRシミュレーターの方が、安全意識が向上し、さらに持続性もあるという結果を得ることができました。第二回目となる今回の体験会では、大学生への交通安全意識改善を図るともに、VRシミュレーターについて、第一回目で浮き彫りとなったプログラムの課題点や、よりよい学習のための修正点を検証しました。
パシフィックコンサルタンツ株式会社では、子どもだけでなく大人も対象とした自転車VRシミュレーターを、東京工業大学屋井研究室と株式会社タイダルウエイヴとともに開発しています。本学新田ゼミの学生たちは、大学生をターゲットとしたVRシミュレーターを活用した安全意識啓発に着目し、パシフィックコンサルタンツ株式会社に協力を仰ぎました。前回の体験会に引き続き、今回の体験会も自転車VRシミュレーションをお借りし、体験学生にアンケート調査を実施しました。体験会のアンケート結果から得たプログラム改善点は、パシフィックコンサルタンツ株式会社に提案していく予定です。
また、当日はハロウィーンで仮装した留学生も多く参加し、新田ゼミ生が作成した「あなただけの自転車交通ルールBOOK」を配布し、参加者の交通安全に対する意識を高めました。