経営学部3年生の吉田翔太さんが「中小企業診断士」第2次試験に合格しました!倍率12倍の難関国家資格試験に挑戦
経営学部3年吉田翔太(22)さんが倍率12倍※である中小企業診断士試験の第2次試験に合格しました。中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家で、法律上の国家資格です。吉田さんにインタビューを行いましたので、ご覧ください。
※一般社団法人 中小企業診断協会HP「統計資料」より算出
吉田さんへのインタビュー
Q. 中小企業診断士を目指した理由は何ですか?
-私は大学受験に失敗し、一浪して本学に入学しました。大学受験に失敗した理由は、私自身の努力不足という一言に尽き、大学在学中に何か一つの物事に夢中になるくらい注力したいと強く感じていました。そして、1年次に「経営学」や「マーケティング」、「経済学」といった様々な講義を履修する中で、ビジネスに関する幅広い知識やスキルを身に付けたいと思い、難関資格である中小企業診断士に挑戦するに至りました。
Q. いつ頃から中小企業診断士を目指そうと思ったのですか?
-1年次は新型コロナウイルス感染症の影響でキャンパスにはほとんど通えず、何の目標もなくただ自宅のパソコンに向かい講義を受けてレポートを書く毎日でしたが、ゼミの配属も決定したころに、自分の将来について少しずつ考えるようになり、大学1年次の春休みより勉強を開始しました。
Q. 大学の授業やゼミ研究との両立は大変だったと思います。どのような時間で勉強してきたのか教えてください。
-2年次の夏、1回目の受験では1次試験7科目中2科目しか合格できず、大学生活と両立して資格試験のモチベーションを維持することが困難であると痛感しました。そこで、①他の学生から刺激を得られる環境に身を投じるため大学の図書館や自習室を積極的に活用し、②1か月単位で中間目標を設定し、その中間目標を達成できる週次のスケジュールを立てることで勉強の成果を可視化し、1日3時間以上の勉強時間を継続することができました。
Q. 中小企業診断士の資格を得た今、どんなことを感じていますか?
-粘り強く継続して努力した結果、中小企業診断士試験に合格するという目標を達成できたことは素直に嬉しいです。しかし、あくまでも資格の取得は将来成し遂げたいことを実現するための手段であると認識しており、今後も自己研鑽に励みたいと考えおります。
Q. 将来の夢は何ですか?
-将来は、新たな産業の創出や就業機会の増大、地域における経済の活性化等の重要な役割を担い、多様で活力ある中小企業の成長発展に貢献したいと考えております。
中小企業診断士試験について
中小企業診断士は、企業の成長戦略の策定について専門的知識をもってアドバイスを行い、策定した成長戦略を実行するための具体的な経営計画を立て、その実績やその後の経営環境の変化を踏まえた支援も行います。このため、中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています。また、中小企業診断士は、経営コンサルタントとしての唯一の国家資格です。
2022年度の試験受験者20,212人(含第1次試験受験者数)の内、第2次試験合格は1,625人で全体の約8%となります。
今年の学生の合格者は27名で、今回の合格は大変輝かしい結果となりました。
今後吉田さんは、卒業後に実務補習または実務従事(15日以上)を行い、中小企業診断士の登録(経済産業大臣登録)を行う予定です。
本学は、今後も吉田さんの活躍とともに、将来に向かってキャリアアップを目指す学生を積極的に支援していきます。
※中小企業診断士として正式に登録するためには、一次試験、二次試験(筆記・口述)に合格し、実務補習または実務従事を修了する必要があります。