2023年4月29日 経営学部3名の教員連名で「財務諸表不正推定装置、財務諸表不正推定方法及びプログラム」の特許を出願
2023.05.01
経営学部藤田邦彦学部長・教授/中島真澄教授/吉田啓佑助教は、共同で、テキスト情報で財務諸表不正の検知を行う技術を開発し、「財務諸表不正推定装置、財務諸表不正推定方法及びプログラム」(特願2023-075347)を2023年4月29日に特許出願しました。
本発明は、中島真澄教授の科研費研究「不正表示の利益の裁量行動およびトーン・マネジメントの理論と実証研究」(22K01813)の成果が職務発明として承認されたもので、経営学部藤田邦彦学部長・教授と吉田啓佑助教との共同研究「機械学習によるテキスト情報を用いた不正検出研究:日本からの実証」として進めていたものです。
教員らは日本において会計不正を発生させないことをミッションとして研究をすすめ、当該発明を開発しました。
【特許出願】
出願番号:特願2023-075347名称:財務諸表不正推定装置、財務諸表不正推定方法及びプログラム
【概要】
本発明は、企業又はその経営者が開示するテキスト情報を分析して1以上の説明変数を生成するテキスト情報分析ステップと、変数生成部が生成した説明変数を、説明変数と企業にかかる財務諸表不正の有無との相関関係を示す学習済みモデル又は統計モデルに入力し、財務諸表不正の有無を推定する不正推定ステップを有し、説明変数として数字率を含むものである。 本発明により、企業又はその経営者が開示するテキスト情報に基づいて財務諸表不正の有無を推定する財務諸表不正推定装置、財務諸表不正推定方法及びプログラムを提供することができる。