インナー大会で渡部ゼミナールが2年連続で優秀賞受賞!
2021年11月14日に開催された「第61回日本学生経済ゼミナール関東部会」(主催:日本学生経済ゼミナール関東部会 以下:インナー大会)の「プレゼンテーション部門」に、外国語学部の渡部吉昭教授のゼミナールに所属する3年生6名からなる、チーム「7期日本語チームゼミ」が「子宮頸がんに関する解決に向けて~大学生が継続して行う活動~」を研究テーマに発表を行い、優秀賞を受賞しました。外国語学部 渡部吉昭ゼミナールは、同大会で2年連続の「優秀賞」受賞となります。
■受賞した チーム「渡部ゼミ」の研究テーマ
「優秀賞」を受賞した「7期日本語チーム」は、子宮頸がんが多くの女性を苦しめているにも関わらず、子宮頸がんの詳細情報が知られていないことに関して、大学生が貢献できる可能性を探求することを目的に活動しました。
現状分析のために行った、医療関係者・学会、啓発団体、患者の方へのヒアリング調査では、子宮頸がんを予防できるHPVワクチン接種の接種率が各国と比較し著しく低い事や、男女どちらも発症の原因となり得る子宮頸がんについて、半数以上が「女性だけの病気」であると認識している現状が明らかになりました。
調査結果から、課題の一つとして「学生時代に子宮頸がんの正しい知識を学ぶ場がないこと」を挙げ、学生たちは、女性だけではなく男性にも焦点を当てた大学生対象のセミナーを2回開催しました。参加者は合計48名となり、「危機感を持った」「より理解が深まった」「男性ももっと学ぶべき」等の声をいただきました。セミナー実施後、活動を継続・発展させるため他大学の学生と連携し、学生団体「f-raise」を設立しました。
今後はクラウドファンディングにて資金を調達しながら、大学生・保護者を対象としたセミナーの継続運営および情報発信、ポイントカードの発行・運営を通じ、「子宮頸がんについての正しい知識を得る機会」を創出し、子宮頸がん予防の一助となるよう努めていく予定です。
■「優秀賞」受賞チームリーダーの学生コメント
私たちは、お互いの顔も名前も知らないまま、2月から「子宮頸がん」をテーマに6人でインナー大会に向けて活動を始めました。外国語学部所属の私たちが、医学的知識が必要なこのテーマで活動をすることは簡単な道のりではありませんでした。何度も挫折し、メンバー同士で意見のぶつかり合いもありました。ただただ、最優秀を勝ち取るという同じ目標に向かって活動に励みました。結果は、惜しくも優秀賞でしたが、この経験は一生忘れられないものとなりました。
■日本学生経済ゼミナール関東部会大会について
インナー大会と呼ばれる、関東地区の経済・経営・商業系を専攻する学生を対象にした学術大会は、他大学との交流を深める目的で1960年に設立され、「討論部門」と「プレゼンテーション部門」の2部門で構成されています。現在は、1,000人超の学生が参加する、関東最大規模の学術発表会として活動を続けており、本年度は昨年に引き続き、オンラインにて開催されました。本学が参加した「プレゼンテーション部門」には、各大学から132チーム・653名がエントリーし、10月に行われた予選会を勝ち抜いた7大学12チームが11月14日の本選に臨みました。本選は、論理的思考力やプレゼン力など5つの項目に基づき審査が行われました。今年も企業の経営者層の方々や大学教員が審査員を務めました。「7期日本語チーム」は、渡部教授のゼミナールに所属する3年生、井端大志(代表)、村井里緒(副代表)、三田奈津菜、坪井渚紗、鈴木もも香、平山美幸の6名で、「子宮頸がんに関する問題解決に向けて ~大学生が継続して行う活動~」をテーマに発表しました。