留学体験談
【アメリカ】セントベネディクト・セントジョンズ大学 交換留学近況レポート②
【留学先】 College of Saint Benedict and Saint John’s University
【学 部】 外国語学部 国際教養コミュニケーション専攻
【期 間】 2022年8月22日~2023年5月16日
【氏 名】 T・Kさん(留学時:2~3年生)
私がアメリカ交換留学に参加しようと思った理由は大きく分けて二つあります。一つ目は、中学、高校で持っていた留学への興味や、憧れを現実にしたいと思ったからです。元々、英語学習は好きな方で、高校時代にもっと英語を専門的に学びたいと思って選んだのがこの大学でした。二つ目は、大学一年生の時から留学に挑戦したい気持ちのある友達と一緒に切磋琢磨し合いながら勉強をしてきて、同じような目標を持った人たちと、自分の大学生活をより良いものにしていきたいと考えたからです。
授業は4つ履修していて、Intercultural communication、ESL、College Success、Music Through Historyです。
まず、Intercultural communicationでは、異文化コミュニケーションのような内容で、コミュニケーションスタイルや、言語、文化的背景の違いなどについて学んでいます。この授業は文化の違いについてディスカッションすることが多いので、アメリカに来てから経験した文化の違いを、テーマに出してディスカッションをすることもあります。クラスメイトは三年生と四年生が多いので、いつもディスカッションは一つのトピックに対してしっかり話し合っているので、まだまだついていくのに精一杯です。その中でも、何とか最低一回はグループ内で発言しようと心がけています。初めの1ヶ月は、ディスカッションの頻度とリーディングの量にとても驚きました。初回の授業からいきなりグループでディスカッションが始まりましたが、それでもCSBSJUの人たちは当たり前に話し始めて授業スタイルの違いを実感しました。リーディングの量は今まで経験したことない量を二日で読まないといけないのでとても大変です。月、水、金曜日にあるので短いスパンで大量の文を読まないといけないので今でもとても苦労しています。
ESLの授業は英語を第二外国語として学ぶ人たちのための授業なので、クラスメイトは日本人と中国人と香港人で行われています。毎週様々なトピックに関して議論します。例えば、宗教、幸せについて、建築物などについてです。この授業の課題に、Flip assignmentというのがあり、自分の意見を動画に撮るという課題です。いつも3〜5分の時間にまとめて喋らなければいけないので、個人的にはすごく大変な課題です。College Successはどのようにすれば大学生活をより良く過ごせるかを学ぶ授業で、一年しかない貴重な時間をどうすれば上手く使えるかを考えることができます。
最後は、Music Through History です。この授業では、音楽の基本知識から古代ギリシャ、ルネサンス、バロックなど様々な時代の音楽スタイルについて学びます。この授業もリーディングの量が毎回とても多く、ディスカッションあります。この授業のディスカッションは他と違って、音楽を聴いて、専門的な内容を取り入れながら話すので、とても難しいです。この授業にはコンサートアテンダンスという課題があって、最低2回のコンサートに参加してレビューを書きます。ピアノやオーケストラなど、普段見る機会の少ないものを見られるのはとても貴重な機会です。
私は、TOEFLの基準である61点をとっていませんが、この留学に参加することができました。しかし、いろんな面において他の人よりも遅れをとる部分が多くあります。しかし、この留学をきっかけにコミュニケーション、文法、リスニングなど、いろんな部分のスキルを大きく成長させていきたいと考えていました。アメリカ人の友達をたくさん作って、毎日コミュニケーションをとっていくことが成長できる鍵だと考えていました。約2ヶ月が経過し、生活はかなり慣れてきました。初めの頃は40ページ以上のリィーディングにとても苦戦して、読むだけで精一杯でしたが、今は読みながら自分が次の授業で話せるような具体例も一緒に考えています。効率的な課題の進め方を何となく掴んで、毎日授業に参加しています。交友関係の面では、Conversation Clubで日本語を学んでいた人たちと実際に仲良くなって、休日に一緒にご飯を食べに行ったりして少しずつですが交友の幅を広げています。
その中で残りの7ヶ月をもっと充実させて、限られた時間の中で自分のやりたい事、やらなければならない事を可能な限りたくさんして、自分の将来の選択の幅を広げていきたいと思います。そう強く思ったのには理由があります。元々、Music Through Historyを担当していた先生が3週間ほど前に亡くなりました。私は、二日前まで一緒に元気に授業をしてくれた人に会えなくなることをとても信じられませんでした。とても悔しい気持ちでいっぱいになったのと、明日の未来の保証はないと本当に実感しました。なので、後悔しないように今やれることを全力で楽しんでいきたいと思います。CSBSJUは、毎週たくさんのイベントを用意してくれているので、積極的に参加してたくさんの人と話す機会を自分から作りにいきたいです。授業の面では、文京よりも幅広い授業が取れるので、文京では学べないような授業をスプリングセメスターでとって自分の可能性や興味を広げていきたいです。例えばフォトグラフィーや天文学、神学、スピーチなどとても多くの分野から授業を選択できます。今まさに次のセメスターの授業について考えていて、他にも面白そうな授業がたくさんあって、ワクワクしています。毎日たくさんのリーディングを読んで、レポートを書いて、授業内で自分の意見を発言する、これらのことは今の自分にとってとても大変ですが、これを経験する為の留学でもあると思うので、今の状況を楽みたいと思います。日本にいる時よりも何倍も集中して勉強に取り組んで、日本に帰国するまでに、ネイティブの人たちと変わらない速さでカンバセーションができるようにボキャブラリーや会話に積極的に参加する気持ちを身につけていきたいです。
9月25日 ミネソタツインズ VS ロサンゼルスエンゼルス 試合終了直前の大谷翔平選手の打席