国際交流センター

留学体験談

【アメリカ】デラウェア大学 長期留学レポート②

【留学先】  University of Delaware
【学 部】  外国語学部 国際ビジネスコミュニケーション専攻   
【期 間】  2022年8月23日~12月18日           

【氏 名】  K・Hさん(留学時:2年生)


 

アメリカの授業を経て

私は、1つ目のセッションをレベル4、2つ目のセッションをレベル5で授業を受けました。2セッションを通して、Business English English through the news Read it, Watch itという授業を学んでいました。どれも私にとって新しいことが多く、簡単なものではありませんでした。言語の壁に加えて、聞いたことのない専門用語や課題が毎日だされるので、毎日学ぶことが色々ありました。2セッション目では、毎日本を読むことや、文法の課題が出されました。それに本を読むことは休日も続いたので、休む暇はなかったです。しかし、毎回の授業で退屈はしませんでしたし、退屈する暇もなかったです。なぜなら、ドイツ、サウジアラビア、中国、韓国と、色々な国からの留学生がいて、先生たちもとても近い距離で接し、1聞いたら10返してくれるフレンドリーな先生たちだったからです。ですので、よく授業中にも冗談を言うし、授業外で会うとうれしそうに会話をしてくれるので、笑顔が絶えませんでした。日本の授業ではこのような先生が少ないので、驚きでもあり、海外の文化っていいなと思った部分でした。

 

成長

私はこの留学で色々なところが成長しました。点数化したわけではありませんが、英語の4技能はやはり確実に上がりました。
Speaking では、以前より伝えたいことをはっきり伝えられるようになったし、リスポンスが早くなりました。日本人の人は英語で文を書けと言われたら、すぐ書けるものの話せと言われるとすぐ出てこない人が多い気がします、私もそうでした。ですが、英語に対する慣れによりそれが改善し、ジョークの1つや2つも入れ、スムーズに会話できるようになりました。
Listening では、正確に全てを聞き取るよりかは、雰囲気を掴むことが上手くなったような気がします。そもそもlisteningはすごく苦手で、TOEICでもズタボロにやられていました。ですが、全部聞き取れるまでにはいかないものの、雰囲気を掴むことができるようになったので、前より聞き取れる、会話ができるようになりました。日常会話においては、仲が良いチャットラウンジのパートナーに「結構英語力改善したね!」と言われるほど成長しました。自分でも以前よりスラスラ英語が出てくるなと思います。
Readingでは、読むスピードが格段に上がりました。2セッション目で、毎日本を10ページ読まされる課題が出ていて、最初は10ページ読むのに、1時間半費やしていました。ですが、読んでいくうちに慣れ、分からない単語は予測するというアドバイスを先生から受けてから、1時間弱で読めるようになりました。加えて、本に対する理解度も上がっていったので、ただ早くなっただけではないということがわかります。
Writing では、文量を書けるようになったこと、書くことが苦ではなくなったことです。日本にいた時は、writingの授業で200語のエッセイを書くのに苦労していたのに、今では200300語は意識してなくても書けます。私が日本にいる時に出した最長のエッセイは300語ちょっとでしたが、留学でのエッセイコンテストでは800語を超えました。

 

悔しさ

この留学で、悔しいことはたくさんありました。特に悔しかったことは、エッセイコンテストに入賞できなかったこと、卒業式の表彰です。エッセイコンテストでは、色々な人に文を見てもらったにも関わらず、エッセイを出していた自分以外の文京の人たちは入賞していました。卒業式の表彰でも、何も表彰されなかったのは自分だけでした。他は気にする必要はないと分かっているものの、やはり気になってしまい、結果を知ったときは、落ち込んでしまいましたし、自分が今まで頑張っていたものは本当に合っていたのだろうかと自分を疑いそうになりました。ですが、その悔しさを克服する為には、勉強し続けるしかないし、気持ちを晴らせる為にも成長し続けなければいけません。しかし逆に言えばここで失敗をしたのは自分だけだし、悔しさを得られたのは自分だけです。ここで、諦めたらただの凡人ですが、この悔しさを糧に萎えず粘り強くやれば、誰よりも強く折れない人間になれると信じています。今ではこの悔しさが良い経験でもあるし、自分のターニングポイントだと思っています。

 

まとめ

この留学で学んだことはたくさんあるし、逆に後悔したこともたくさんあります。ここで終わったら何の意味もないし、経験を忘れてはものすごくもったいないと思います。ですので、今までで一番アグレッシブに、自分の目的にはどんなに辛くても、苦しくても、粘り強く、自分がこの世で1番最高な人間であると信じ続けながら、英語や自分の夢に向き合っていきます。

これは、アメリカ最終日にホームステイの皆で撮った写真です。ホストファミリー、中国人の留学生1人、自分を含めた日本人の留学生5人です。クリスマス前に、帰るのはものすごく惜しかったですが、ホストファミリーから素敵なクリスマスプレゼントを頂きました。日本とはまた違うアメリカ人の優しさに触れることができたし、本当に温かい家庭だったと改めて思いました。