留学体験談
【マレーシア】GCI語学・異文化理解留学レポート②
【留学先】 マラ工科大学(UiTM)
【学 部】 外国語学部
【期 間】 2023年8月12日～8月27日
【氏 名】 S・Sさん（留学時：1年生）
1. マレーシア語学異文化留学のプログラムについて
今回のマレーシア語学異文化留学プログラムは本来8月2日～９月１日までの日程で行われる予定だったが、諸事情のため数日短くなった日程で行われた。なぜ私がこのプログラムに参加しようと思ったかというと、大学入学前からGCI生になりこのプログラムに参加したいと考えていたからである。そして、アメリカやイギリス、カナダなどの英語のネイティブスピーカーの国に留学をする前にマレーシアなどの英語を第二言語としている東南アジアに留学をし、自分の英語力を試してみたいという考えもあったため、今回のプログラムに参加した。私は留学が始まる前に、このプログラムを通して自分の英語力を把握する、マレーシアの文化や伝統について知る、そして自分の思ったことや考えを積極的に英語で相手に伝え、言葉で伝えることが難しい場合にはジェスチャーなどを用いて伝えるということを目標として立て、留学に臨んだ。
2. 留学の内容、生活について
今回のプログラムでは、マレーシアで最大の規模を持つ国立大学であるUiTM（Universiti Teknologi MARA）という大学でマレーシアの文化や伝統、歴史などを学んだ。そして、UiTMの学生が多く住んでいるkondominium kristalという寮で２週間生活していた。現地ではナシレマやミーゴレン、ロティチャナイなどのマレーシア料理を主に食べて生活をしていた。
3. 歴史や伝統、異文化体験について
留学三日目にはUiTMキャンパス内でマレーシアの歴史や、伝統、文化について学んだ。マレーシアで最も多い宗教はイスラム教であり、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教といった多くの宗教があることを知った。その背景には、マレーシアはマレー系、中国系、インド系といった多民族国家で成り立っているということから、様々な宗教が存在しているということが分かった。そしてマレーシアではイスラム教の祭りである「ハリラヤ」や、中国の新年を祝う「春節」、ヒンドゥー教のタイプーサムといった様々な宗教的なお祭りが多く祝われているということを知った。また、バジュメラユという伝統衣装を着て伝統について学んだ。
21日～23日の３日間ペナンで農村体験のファームステイが行われた。そこではマレーシアの伝統的なビー球を使ったチョンカというゲームをし、伝統衣装を着て集合写真を撮った。そして、日本ではあまり見ることができないランブータンという南国のフルーツを食べた。
最終日の前日の夜には、UiTMのホテルで表彰式とパーティーが行われた。そこでは豪華な食事とともにこのプログラムでお世話になった関係者の方々やすべての方々が集まり、その日のために練習したマレーシア歌や、伝統的なダンスを披露することができた。
４．結論
このプログラムで私が気づいたことは、世界はものすごく広く自分は世界のほんの一部しか見ていなかったのだということである。私は今まで日本以外の国に行ったことがなくマレーシアが初めての海外で不安な状態で留学が始まった。だが現地に着くと、見る景色すべてが新鮮で不安などはすぐに消えた。そして、出会う人すべてが温かく優しい方たちばかりでとても安心して生活をすることができた。
私がこのプログラムで学んだことは、英語はコミュニケーションを取るうえでのツールでしかないということを学んだ。そして、英語が得意な人、苦手な人関係なく相手に自分の考えをどうにかしてでも伝えたいという姿勢が重要なのだと感じた。今回のプログラムのメンバーは日本、中国、ベトナム、インドネシアの四か国で、もちろんそれぞれが違う公用語の国同士だったが、英語やジェスチャーを用いてコミュニケーションを取ることができるということから英語はコミュニケーションを取るうえでのツールでしかないと感じた。
私は、このプログラムで積極的に英語を使っていろいろな人と話す姿勢が多くあったというところに自己の成長を感じた。そして、留学前に立てていた目標も達成することができ充実した留学になったと考える。また、このプログラムに関わっていただいたすべての方に感謝するとともに、今回のプログラムを通して思ったことは、今までの文京生だけのプログラムではなく今回のような中国や、ベトナム、インドネシアの学生と組んだプログラムの方がより異文化について学ぶことができ、英吾を使う場面が増えることにより英語力が上がるため、今までのプログラムよりも今回のようなプログラムにしていくべきだと思った。
公園にいた子供たちとサッカー
マレーシアのお菓子
ライトアップされたツインタワー
ロティチャナイとテタレ
プトラ・モスク