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留学体験談

【アメリカ】セントベネディクト・セントジョンズ大学 短期留学レポート②

留学先    :College of Saint Benedict and Saint John’s University    
学部・学科  :経営学部経営・コミュニケーション学科     
留学期間   :2020年2月1日~2月23日           

氏名・学年  :R・Sさん(留学時:1年生)               



1.はじめに 
 私は、母からの勧めと学生のうちにしか経験できないことをしたいと思い今回この留学に参加した。英語はどちらかというと嫌いで、話すことも聞き取ることも何一つ出来ず、留学とはどんなものなのかという興味本位でしかなかった。留学までに何度か行われた文京での集まりでは、周りの人達の留学や英語に対する意識の高さを感じ、留学に対するためらいや不安しか生まれてこなかった。

2.授業を通して
 現地の授業を受けてみて一番大きく感じたことは、自分の意見を積極的に述べることが多いということだった。先生の投げかけた問いに対し、指名制で答えていくのではなく、考えがある人から次々と自分から意見を述べていた。また学生の発言に対し仲間が賛同したり、それにプラスした意見を発言していてとても内容の濃い授業をしていた。参加型の授業のためその日の授業内容が記憶に残りやすいだろうし、頭で沢山物事を考えそれを直接言葉で伝えるので、日本のような先生の話をひたすら聞きノートをとる授業とは比べ物にならないくらい身になる授業だと感じた。また、授業中は立ち上がったり帽子をかぶっていたりものを食べたりなど自由な参加の仕方だった。はじめは日本と違いすぎてなぜ注意されないのか疑問だった。でもそれは先生との授業内でのコミュニケーションであったり好きなことをしていても自分の意見をしっかり持っていて、授業を受けているという意識を感じることが出来るから許されているのだと感じた。
 授業は英語を聞き取ることができず理解することが少ししかできなかった。また自分の意見を言うときもどう伝えたら良いのか分かわからなっかたり、単語が出てこないなどで何も伝わらないときが何度もあった。自分の英語能力のなさを身になって実感できたのと、今までしっかり勉強してこなかったことに恥を感じた。
 日本語を教える授業では沢山コミュニケーションがとれ楽しかったが、実際に現地の学生が日本語を熱心に勉強している姿をみて自分も頑張らないといけないと思えるほどたくさんの刺激を受けた。またそこで友達になった人達と話すときに、英語がわからず日本語で助けてもらうことが多くあった。現地の人は日本語が使えているのに自分は英語ができていないという情けなさを痛感し、勉強する意欲を上げさせてもらった。

 
3.ミネソタでの経験
 ミネソタでは初めての経験や文化を感じることが出来た。スノーボードや凍った湖の上でスノーモービル、NBAの試合観戦、金曜の夜にはパーティーに参加した。寮の決まり事が日本のように厳しくなく、夜の門限がなければ男女のお互いの寮の出入りも自由だった。バレンタインデーには寮の学生がみんなにクッキーを作ってくれたり、食堂にバレンタイン仕様のクッキーやカップケーキなどのスイーツが用意され、ホットチョコレートのサービスがあったりなど行事が学校全体でにぎわっていた。また、学校の設備が充実していてロッククライミングやジムなどの運動設備、食堂以外にカフェ等の食事処、映画の上映会やスキーのイベントなど学生が参加できる活気あふれるイベントが沢山開催され、とても素敵な大学だった。

4.まとめ
 ミネソタでの留学を通して今まで自分がどれだけ勉強していなかったのかを自覚することが出来た。それに加え、英語が分からずディスカッションに参加できない、まともに解釈できずに会話が理解できない、話せない、など悔しいことが沢山あり、勉強する意欲を持つことが出来た。最初は留学に対して不安しかなかったが、多くのことを感じさせられとてもいい経験をすることが出来た。英語の実力をもっとつけまた留学をしたいと思う。

csbsju.jpg                        凍った湖の上での写真
ホームステイ先の家や道中にも沢山凍った湖があり、冬のミネソタがどれだけ寒いのか目で見ても感じることが出来た