留学体験談
【アメリカ】セントベネディクト・セントジョンズ大学 交換留学レポート①
留学先 :College of Saint Benedict and Saint John’s University
学部・学科 :外国語学部 英語コミュニケーション学科 国際教養コミュニケーション専攻
留学期間 :2019年8月23日~2020年3月23日
氏名・学年 :N・Hさん(留学時:2年生)
1.留学の動機
文京学院大学に入学すると決まってから、ミネソタの留学プログラムが気になっていました。しかし親が高い留学費用を払うのに、もし自分の納得いく成果がでなかったら…と不安に思っていました。GCIのプログラムで一年生の時に、アジア圏に短期留学する機会がありましたが、参加しなかったことを後悔しました。ミネソタの交換留学プログラムにも参加しなかったら絶対後悔すると思い留学を決めました。
2.授業について
現地の学生は、勉強と遊びのメリハリがはっきりとしています。日曜~金曜の授業が終わるまでは勉強に集中し、金曜日の夜からは友人とパーティーを楽しむ学生が多いです。まず授業に関しては、講義形式の授業よりもディスカッション形式の方が断然多く、学生がお互いに自分の意見交換を行い学ぶ場となっていました。私の英語力はディスカッションをするには不十分で、いつも緊張していました。アメリカの文化では、自分の意見を積極的に言うことが好まれるため、最低でも1回は発言をするようにしていました。アイデアが何も思いつかない時は、何か質問をしたり、他の学生の発言に対して私の意見を言ったりしていました。
課題については、月水金が同じ授業、火木が同じ授業なので、リーディング課題を1日で終わらせなければなりません。授業が始まって一週間は、課題が終わるまで夜更しをしていましたが、身体に良くないと思い、課題が多すぎて終わらないと先生に相談しました。課題を終わらせることよりも、友だちと課題をシェアしたり、段落の最初と最後の文章を読んで、理解しようと努力すれば良いと先生からアドバイスをいただきました。そのアドバイスを基に課題を熟し、理解できないことがあれば、先生や友だちに質問し、課題をやっていくうちに慣れていきました。
この経験から学んだことは、自分の知っている単語や文法しか使えないということです。言いたいことはあるけど、英語でどう言えば良いか分からないということは多くあります。何も言わずに黙っていると、現地の学生からは、この人は自分の考えがない人と思われ、段々相手にされなくなります。何でもいいからとりあえず何か発言をして、相手とコミュニケーションを取るうちに、英語にも慣れ、段々スムーズな会話ができるようになりました。
留学中は、時間が過ぎるのがとても早く感じます。出国前は、正直とても不安で楽しみな気持ちは全くなかったため、早く時間が過ぎてほしいと思っていました。しかし、実際に現地で過ごしてみると、毎日が充実していて、あっという間にFall Semesterが終わってしまいました。最初の頃は、現地での生活に慣れるために、ただ楽しもうと思い生活していましたが、9月下旬のLong Weekendで学べることは全て自分のものにしてこようと気持ちを切り替えました。CSBSJUでの留学経験は、自分を大きく成長させてくれて、全てにおいて良い経験だったと自信を持って言うことができます。
3.留学生活
毎年、CSBSJUからBGUに何人かの学生が留学に来ますが、大学1年生の時は全く交流を持ちませんでした。現地での知り合いは、7月にインターンシップで来ていた学生1人だけで他には誰もいませんでした。そのため、どうやって友人を作ろうと悩みましたが、日本語TAとしてCSBSJUの日本語を教えるボランティアという良い機会があり、それに参加しました。私が参加したのは、日本語を初めて習う学生が多い初級クラスでした。平仮名とカタカナを最初に教え、学生からの質問に答えたりするうちに、キャンパス内で会うと声をかけてくれるようになりました。11月に行われたFestival of Culturesと2月に行われたAsian New Yearのイベントでは、日本語を学んでいる学生や、日本に興味のある学生、日本人留学生で鬼鷲という沖縄の踊りを披露しました。
Spring Semesterは、モン人との交流が多かったです。キッチン付きのアパートに住んでいたり、ハムスターを飼っていたり、車を持っている友人が多かったため、日本食を作れたり、パーティーをしたり、ハムスターに癒やされたりなど、できることが広いことがメリットでした。Fall Semesterの友人との交流は、広く浅くという感じでしたが、Spring Semesterは、狭く深くという感じでした。友人と遠出するということはなかったですが、週末は食事に行ったり、ショッピングに行ったりして過ごしていました。
Spring Breakは、仲の良い友人が大学の図書館でアルバイトだったため、大学で過ごしました。大学のキャンパスは自然が多く、キャンパス内にスキー用のコースが作られているためスキーをしたり、凍った湖の上でアイススケートをしたりしながら過ごしました。私が履修していた授業はFinal Examがなかったので、帰国の一週間前に友人と旅行する計画を立てていましたが、Spring Breakが終わって2週間後にCOVID-19の影響で帰国となってしまいました。早期帰国となったことはとても悲しかったですが、もう一度ミネソタに本気で行きたいと思うくらい素敵な場所で、素敵な留学経験となりました。
キャンパス内でスキーができます