留学体験談
【オーストラリア】スインバン工科大学 長期留学レポート②
留学先 : Swinburne University of Technology University
学部・学科 :外国語学部 英語コミュニケーション学科 国際教養コミュニケーション専攻
留学期間 :2019年8月28日~12月21日
氏名・学年 :R・Yさん(留学時:3年生)
1.長期留学のきっかけ
私は今回、語学留学として4ヶ月間オーストラリア留学に参加した。オーストラリアは多民族国家であり、様々なバックグラウンドを持った人々が同じ国で、同じ環境で、違う文化を持ちながら共生している。しかし、世界としてみて見るとまだまだ尊敬の意識はたりておらず、実際にウルルのエアーズロックの問題のようなことが起こっている。日本もいつかオーストラリアのようにもっともっと中国人や韓国人などのアジア系の人から欧米の人まで幅広く、海外の人が増えるのではないかと考える。その際にお互いが気持ちよく生活して行くためにもやはりお互いに文化をわかり合い、尊重しあって行く必要がある。そして就職活動を控えた今、大学在学中最後のこのチャンスを使って参加すること決意し、今回の留学では過去二回の短期留学でできなかったことや悔しい形で終わってしまったことのリベンジをし、さらには3年間の大学生活で学んできたことを実際に行って現地での生活を通して試し、さらなるステップアップをしていきたいと考えた。
2.留学の目標
今回の留学の目標としては語学力の向上の他に、今までの留学でできなかったことのリベンジと、上記で述べたように移民が多く多文化主義であるオーストラリアで、どのようにして異なる文化が共生しているのかなども学びながら、様々な文化に触れて異文化理解力を高めることであった。
留学を終えた今、4ヶ月間を振り返ってみると、語学力やコミュニケーション能力の向上はもちろん、最初に立てていた目標も達成できていると感じる。スインバン大学には世界各国からの留学生がいるだけでなく、現地の学生といっても一人一人違ったルーツがあり、それぞれ違うバックグラウンドを持っていた。オーストラリアではどこの国の血が入っているかをあまり気にしない人が多く、私たち日本人が普段から国や年齢の違いなどに囚われ過ぎていたのだと気付いた。
今回様々な人種の人と関わってきて、実際に関わってみないと分からないことだらけで、関わってみると言葉や習慣が少し違うだけで国ごとの壁を作ってしまうのはもったいなく残念なことだと感じた。言葉や文化が違うのは個性のようなものであり、決して良し悪しはなく、むしろみんな違うからこそ面白い。国際色豊かなことで、友達と遊んでいる中でも常に文化の違いに触れることができた。日本の文化や食に興味を持っている人が多く、異文化に触れるなかで日本について教える場面が多々あった。1年生の時のタイでの語学異文化理解留学では日本人でありながら母国である日本の知識の薄さを痛感したが、2年間の中で他国ばかりではなく自国に対する知識も深め、今回リベンジして彼らにしっかりと伝えることができた。
3.人としての成長
生活面としては、私は普段日本で実家暮らしということもあり、家のことはほとんど親まかせで常に甘えられる環境にいた。しかし、今回オーストラリアでの生活を通して今まで当たり前にやってもらっていたことは決して当たり前ではなく、有難いことなので今まで以上に感謝し、帰国後はこれまで以上に私も家族に貢献していこうと思った。今後は就職活動、大学卒業、社会人と、大きく生活が変化すると同時に、初対面の人と話す機会も増えると思う。今回身に付けることができたコミュニケーション能力や社交性を活かして、さらに様々な分野の知識を身につけ、どんな人との会話ももっと楽しんで積極的に広げられるようにしていきたい。
4.留学生活
主な放課後や週末の過ごし方としては、クラスメイトや現地学生と出かけたり、なるべく外に出るようにしていた。限られた時間ということもあり、家にこもったりはせずに外に出てなるべく社会の英語に触れられるようにした。放課後はシティに買い物やカフェに行くことが多かったが、週末は天気がいい日には遠出をしたりと授業がある日にはできないことをするようにした。友達と遊ぶ際にももちろん英語は使うので、楽しみながら自然とスピーキングとリスニングの力を伸ばすことができた。外に出ることで、実践的に英語を学ぶことができるので、短期間で語学力を向上させるためにはできるだけ色々なところへ行ってできる限り多くのものを吸収すべきだと思う。